2007年01月31日

アニー・ホール

引き続き簡略版でお届けしております。

んー忙しい…
昨日(今日?)も気づいたらもう朝の5時、それから寝ても
あまり寝られません。その分、昼間ぼぉっとして、夜になる
とまたやる気が出て…
なんとも悪循環です。
仕方がないので、今日もサプリをぽりぽりとかじり、コーヒー
をぐびりと飲んで空元気でやっております。

コーヒーのまとめ買いはネットが便利!!

バレンタインのギフトにも。

今日の映画は『アニー・ホール』
空回りの名手ウディ・アレンの名作です。


-------- 目次 --------

■ 今日の映画
 アニー・ホール

□ DVD今日の買い!

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■ 今日の映画 − アニー・ホール


--cinema1899-----------

 アニー・ホール

 Annie Hall
 1977年,アメリカ,93分

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<キャスト&クルー>

監督 ウディ・アレン
脚本 ウディ・アレン
   マーシャル・ブリックマン
撮影 ゴードン・ウィリス
音楽 


キャスト ウディ・アレン
     ダイアン・キートン
     トニー・ロバーツ
     ポール・サイモン
     シェリー・デュヴァル
     クリストファー・ウォーケン
     シガニー・ウィーヴァー
     ジェフ・ゴールドブラム

<評価>

☆☆☆1/2(満点=5)


<プレヴュー>

 ニューヨークに暮すスタンダップ・コメディアンのアルビーは
恋人のアニーと別れるが、相手のことが気になって仕方がない。
 アルビーとアニーはアルビーの友人ロブの紹介で一緒にテニス
をしたことから知り合った。その時の想い出や、アルビーの離婚
した妻とのエピソードや少年時代の話など、時間があちこちに飛
びながら2人の関係が描かれていく。
 ニューヨークの異端児ウディ・アレンがアカデミー作品賞、監
督賞、脚本賞を受賞した名作だが、ウディ・アレンは授賞式に現
れなかった。


<レビュー>

 こういういやらしい作品が評価されていた70年代という時代は
なかなか面白い時代だと思う。もちろんこの作品は今見ても面白
い。ウディ・アレンのスノッブなギャグは鼻につくけれど、その
ギャグが実は一過性のものではなく、今でも通用するものである
ところを見ると、ウディ・アレンの鼻は確かだったらしい。ギャ
グのネタにされつつ、敬意を払われているフェリーニやマクルー
ハンは今でも評価されているし、彼らは今でも当時とそう変わら
ない評価をされているように思える。
 そんなスノッブなギャグをはじめとして、この作品の枝葉末節
には本当に様々なことが盛り込まれている。お得意のユダヤに関
する自虐的なギャグもたくさんある。ただ、よく言われるように、
これらのギャグの多くは英語を理解し、アメリカの文化を理解し
ていないと本当にはわからないのだろう。私が字幕を見ながら聞
きかじっただけでも、字幕とはかなり違う感じがするし、その前
提にはアメリカ独特の意味があるということは分かった。
 だから、これでウディ・アレンうんぬんというのも何かという
気もするが、多くの日本の観客にとってのウディ・アレンはこの
ウディ・アレンなのだからしょうがない。そのウディ・アレンは
やはりスノッブでいやらしい。わけがわからないところも多いし、
退屈に感じられるところもある。しかし、単純なギャグに面白い
ものがあることもあるし、それが映画のミソともいえるアルビー
とアニーの関係を解釈する鍵にもなる(例えばロブスターのエピ
ソード)。
 そしてそのアルビーとアニーの関係に注目すれば、さすがにい
つまでたっても男と女のすったもんだを描き続けているウディ・
アレンらしい面白さがそこにはある。分かれたりくっついたりを
繰り返す2人の関係を決して粘着質ではなく描く。その描き方は
さすがにアレンであり、これがニューヨーク派なのだと(その本
質はよくわからないけれど)思わせるものがある。
 名作といえば名作だが、片意地張って見る作品ではない。ウ
ディ・アレンが授賞式に表れなかったように、アカデミー賞なん
て堅苦しいものが似合う作品ではないのだ。まあ、安ワインでも
飲みながら、さらりと見る、そんな見方が似合う作品である。
 ちなみに“アニー・ホール”はダイアン・キートンの本名から
来ているらしい(本名はダイアナ・ホールで、愛称がアニー)。
もう一つちなみに、この作品はシガニー・ウィーヴァーの映画デ
ビュー作でもある、登場シーンは終わり近く(セリフはない)。
また本人として登場するマクルーハンは紛れもなく本人だが、最
初はフェリーニに依頼して断られたらしい。



□ DVD今日の買い!

<今日の作品:アニー・ホール> 

 

アニー・ホール
価格:¥ 1,445(定価:¥ 1,490)
おすすめ度:



<今日のお勧め>

 今日はウディ・アレンMGMライオンキャンペーンでお安く
 なっております(各1000円)。

 『インテリア』
  http://tinyurl.com/2pugw7

 『マンハッタン』
  http://tinyurl.com/2yxvth

 『ウディ・アレンのバナナ』
  http://tinyurl.com/2ybtw5

 『ウディ・アレンの誰でも知りたがっているくせにちょっと
  聞きにくいSEXのすべてについて教えましょう』
  http://tinyurl.com/22ks3p

 『スリーパー』
  http://tinyurl.com/2c4h2b

 

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2007年01月29日

ダック・シーズン


1月ももう終わりですね。
昨日おとといも暖かく、なかなか冬という感じがしませんが、
春はまだ先です。
まぐまぐの発行画面が変わり、非常に使い勝手が悪くなったので、
少々発行が滞ってます。むーん

今日は『ダック・シーズン』。
これは掘り出し物!!



-------- 目次 --------

■ 今日の映画
 ダック・シーズン

□ DVD今日の買い!

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■ 今日の映画 − ダック・シーズン


--cinema1898-----------

 ダック・シーズン

 Temporada de Patos
 2004年,メキシコ,90分

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<キャスト&クルー>

監督 フェルナンド・エインビッケ
脚本 フェルナンド・エインビッケ
撮影 アレクシス・サベ
音楽 リキッツ


キャスト エンリケ・アレオーラ
     ディエゴ・カターニョ・エリソンド
     ダニエル・ミランダ
     ダニー・ペレア

<評価>

☆☆☆☆(満点=5)


<プレヴュー>

 とある日曜日、2人で留守番をすることになったフラマとモコ、
母親がいなくなるとさっそくゲームに熱中、しかしそこに隣に住
むリタがオーブンを貸してくれとやってきて、フラマは彼女をし
ぶしぶ招き入れる。さらには停電でゲームができなくなり…
 メキシコ国内の映画賞を総なめにしたコメディ・ドラマ。妙な
おかしさと味わいがあり、まさに掘り出し物という感じ。監督の
フェルナンド・エインビッケはメキシコでは中堅どころ。


<レビュー>

 映画の始まりは思春期の兄弟の心理を綴ったドラマかという印
象である。確かに、両親がまさに離婚しようとしているという背
景が明らかになると、そのような色合いが濃くもなるけれど、そ
こに焦点を合わせることはなく、あちこちと脱線して行くのがこ
の映画の面白さだ。
 まずやってくるのは隣家に住むリタ、オーブンを貸してくれと
言ってやってくるが、戸棚をのぞいたり冷蔵庫をのぞいてつまみ
食いをしたりとぶらぶらとしている。目的がなんだかはわからな
いが、とにかくこの部屋にいたいらしいということはわかる。し
かし、このリタと兄弟とはなかなか交流しない、リタはリタでぶ
らぶらし、兄弟は兄弟で暇をもてあます。
 しかし、兄弟がピザを頼み、ピザ屋が配達にやってくるところ
からドラマは急展開する。と、言っても劇的な展開になるわけで
はなく、むしろドラマはより停滞し、舞台は部屋の中に限られる
ようになる。その停滞の中でこの4人それぞれが持つ小さな秘密
が明らかになってきて、なんだかわからないが面白くなってくる
のである。
 何が面白いかと言われると、返答に窮するが、この空間に漂う
空気感や、そこに挟まれる“間”にはその背後にある“何か”を
考えさせる契機が存在している。この作品の題名である『アヒル
の季節』はこの部屋の今に飾られている絵に由来するのだが、そ
れが示唆しているのは“旅立ち”である。湖か何かから飛び立と
うとしているアヒルの絵はどこかへ旅立とうとすることを象徴し
ているのだ。
 そして、ここにいる4人も今いる状態から何とか抜け出そうと
いう欲求を抱えているのだ。4人が共通して持つそのような欲求
を彼らはことさらに表に出すわけではない。しかし、彼らはその
ことで何か戦友のような親和心を持つのである。やっていること
はバラバラに見えるが、そこには何らかの共感が存在している。

 そして、この作品が白黒であるというのも特に意味はないのだ
が、それはそれで面白い。特に、リタがチョコレートか何かのお
菓子の中の色を当てると願い事がかなうと言われて、それをいく
つも食べるシーンで、その色がまったく見えないというのは非常
にいい。この映画の中で私はこのエピソードが一番面白かった。
そこにはたくさんの含蓄とおかしさがある。それを作り出してい
るのはこの白黒の映像なのである。
 白黒の映像を使うというと、アート系とか昔の作品に対するオ
マージュとか、そういった小難しいこだわりが付随しがちなもの
だが、この作品にはそのような堅苦しさはまったくなく、力が抜
けている。にもかかわらず、これは白黒でしかるべき作品なのだ。
この作品がカラーだった場合はなぜか想像できない。



□ DVD今日の買い!

<今日の作品:ダック・シーズン>

 『ダック・シーズン』
  http://tinyurl.com/2atjz2

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2007年01月24日

ファニー・ゲーム





「あるある」の事件は大変なことになっていますが、それでも
納豆ブームは続いているそうです。まあ、納豆が体にいいって
ことは「あるある」を見るまでもなく、有名な話ですから、別
に食べ続ければいいわけです。
皆さん気にせず食べましょう。
今一番売れている納豆はこれ!


■ 目次  
今日の映画
  ファニー・ゲーム
DVD今日の買い!





■ 今日の映画 − ファニー・ゲーム

--cinema1895-----------

 ファニー・ゲーム
 Funny Games
 1997年,オーストリア,108分
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<キャスト&クルー>

監督 ミミヒャエル・ハネケ
脚本 ミヒャエル・ハネケ
撮影 ユルゲン・ユルゲス

キャスト スザンヌ・ロタール
     ウルリッヒ・ミューエ
     アルノ・フリッシュ
     フランク・ギーリング

<評価>

☆☆☆1/2(満点=5)

<プレヴュー>
 バカンスのため湖のほとりの別荘へとやってきたショーバー一家、隣家に客人が訪ねて来ているらしく、ペーターとパウルという若者を紹介される。数時間後、卵を借りたいとやってきたペーターが卵を落として割ってしまうが、悪びれもせずもう4つくれという。その横柄な態度にアナは立腹するが、それは悲劇の始まりでしかなかった…
 オーストリアの鬼才ミヒャエル・ハネケの1997年の作品、見る者を苛立たせずには置かない問題作。

<レビュー>
 突然、理由もわからず暴力を振るわれる、例えば通り魔のような存在に出会ったとき人はどう反応するだろうか? まず「なんで?」という疑問を覚え、それから憤慨する。何か理由があるのなら、その理由を取り除くなりなんなりすることで暴力から逃れられるか、少なくともそれに対処する方法を考えることが出来る。しかし、その理由がまったく見当たらないとき、人はそれにどう反応すればいいのか。
 この作品は、そのような状況に置かれた人の心理を見事に描いている。隣家の友人だと思っていた2人の若者が、突然暴力をふるい、最終的には皆殺しにするつもりだと言い出す。それを観ている観客は、その被害者となったショーバー一家の人々と同じく、その理由を捜し求める。「なぜ、なぜ、なぜ?」と。しかし、その理由は決して見つからない。なぜなら理由などないからだ。
 この2人がそのように暴力を振るう理由は、ただただ暴力を振るうということである。それに怯える姿を見たいのか、それとも人を打ちのめすこと自体が快感なのか、あるいは他に理由があるのかはわからないが、ともかく彼らはとにかく暴力を振るうことだけが目的で暴力を振るうのだ。
 つまりここで描かれているのは純然たる暴力なのである。何かの報復とか、因果関係の中で振るわれる暴力ではなく、単なる暴力なのだ。暴力というものは時には正当化されうる。現在でも正当防衛としての暴力は許されるし、昔なら決闘や仇討は許容される暴力であった。そのように許容される暴力が存在することは暴力が本来持つ理不尽さや醜さをときに隠蔽する。暴力を振るうものがその暴力が正当化されることによってヒーローたりえ、その目的によって戦争が正当化されもするのだ。
 しかし、暴力と言うのはそれが正当化されていようといまいと理不尽で醜いものであるのだ。この作品はそのことをじっくりと時間をかけて私たちに語りかけてくる。観客はこの作品を見ながらいつかはきっと救いが訪れるという希望を持ち続ける。逃げることができるか、助けが来るかして、暴力から逃れられるのだと。だが、その希望というのは圧倒的な暴力に対してあまりにも無力である。
 この作品は非常に後味が悪い。なぜこんな作品を作るのかと憤慨したくもなる。しかし、このようにして暴力の前で私たちがいかに無力であるかを描くことで、暴力の理不尽さとむごたらしさが際立つのである。ここに描かれた暴力も、正当化された暴力も本質的な部分では変わらない。そのことを考えたとき、この作品よりも、ヒーローが悪人たちをバッタバッタと倒して行く作品のほうがどれだけ恐ろしく、後味が悪いものなのかと思い至るのだ。
 そして、それは現実においてはより切実だ。通り魔、テロ、戦争、それらの暴力に直面してしまう人々の多くは因果関係の埒外において殺されている。それがいかに恐ろしいことか、そのことを考えると、本当に背筋も凍る思いがする。





□ DVD今日の買い!

今日の作品
価格:¥ 9,800(定価:¥ 3,990)
おすすめ度:


今日のお勧め
 ミヒャエル・ハネケがいまマイ・ブーム!
価格:¥ 3,121(定価:¥ 3,990)
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価格:¥ 8,978(定価:¥ 11,970)
おすすめ度:

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価格:¥ 4,935(定価:¥ 4,935)
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2007年01月23日

1941





 そのまんま東さんが知事当選ということでもちきりです。よく見て見ると、確かにしっかりとしたことを言っているようにも見えますが、それよりも重要なのは、これが「政党に対する不信感」の表れだということではないでしょうか。今の内閣のいろいろな不祥事を見るまでもなく、政党というのはどうも胡散臭い、自民党とか民主党とか社民党とか共産党とか問わず、どこもかしこも胡散臭い。だから、政党の臭いのまったくしない東国原知事が選ばれたのではと。
 そんな中、安部首相が「これも再チャレンジだ」見たいなことを言ったそうで、この人は本当にアピールが下手だと思いましたね。そういうこというなら、最初から自民党の推薦つけとけよと。後から言っても説得力がねーんだよと。そんな風にしか思えません。

■ 目次  
今日の映画
  1941
DVD今日の買い!





■ 今日の映画 − 1941

--cinema1894-----------

 1941
 1941
 1979年,アメリカ,118分
------------------------------


<キャスト&クルー>

監督 スティーヴン・スピルバーグ
脚本 ロバート・ゼメキス
   ジョン・ミリアス
撮影 ウィリアム・A・フレイカー
音楽 ジョン・ウィリアムズ

キャスト ダン・エイクロイド
     ネッド・ビーティ
     ジョン・ベルーシ
     三船敏郎
     クリストファー・リー

<評価>

☆☆(満点=5)

<プレヴュー>
 1941年、アメリカ西海岸、真珠湾を襲った日本軍の来襲に怯える米軍は警備体制をひく。そんな中、日本軍のいっそうの潜水艦が海岸に到着、目標攻撃地点をハリウッドに定めるが、そのハリウッドがなかなか見つからず…
 『ジョーズ』『未知との遭遇』を撮ったスピルバーグがSNLのメンバーを迎えて作ったドタバタ・コメディ。はっきり言って面白くはないが、見所はいろいろ。

<レビュー>
 こういうドタバタギャグ映画というのは見る人とそのセンスが一致するかどうかで面白いかどうかが大きく異なってくる。特に、これくらいの時代のアメリカのギャグ映画の脳天気さやハチャメチャさというのは毒が強く、なかなか受け入れられがたい。私もあまり好きではないのだが、こういう作品が好きだという人の気持ちも判らないではない。
 特にジョン・ベルーシは面白い。彼が最初に登場するシーンで飛行機に乗りながらコカコーラを飲むのだが、彼はそれを期待に叩きつけて割って飲む。その意味のわからない勢いなんかはなかなかいいと思う(言葉で説明してもちっとも面白さは伝わらないとは思うが…)。
 そういう、一発の面白さは時々はあるが、発せられるギャグのほとんどは反応しずらいものだ。2時間のうち面白いのはせいぜい15分くらい。三船敏郎がくそ真面目に演じているのも面白くはあるが、日本人としてはその描写の間違いというかズレのほうが気になってしまってなかなか笑うというところまではいけない。 だから、まあジョン・ベルーシの作品としてはそれなりに面白いし、彼の登場シーンだけを見ていれば結構楽しめるように思える。他は、好きな人だけが見ればいいという感じ。

 しかし、これがスピルバーグの作品だというのはやはり驚きだ。『ジョーズ』『未知との遭遇』と立て続けにヒットさせたスピルバーグだが、まだまだひよっこであり、製作会社の意向を無視することは出来なかったということなのだろう。そのためにSNLメンバーが主役のコメディを撮ることになったわけだが、そんな環境でスピルバーグは自分の好きな第2次世界大戦を題材にし、大好きな役者である三船敏郎を呼んだ(三船敏郎が、この前にルーカスから『スター・ウォーズ』のダース・ベイダー役を頼まれたが、よく知らない監督であったため断り、それがヒットしたので今度はその友人のスピルバーグの頼みを聞いてこの『1941』に出演したというのは有名な話)。
 このお仕着せとやりたいことをミックスしてしまったことがこの映画をわけのわからないものにしている最大の原因だろう。やはりスピルバーグはコメディを撮るのはうまくないし、さらにはそこに自分のやりたいことを盛り込んでしまった。これでまとまりの映画が出来上がるはずがないというのが素直な感想だ。
 だからスピルバーグが好きな人はこの映画を見るべきではない。でも、実は今はもう見ることが出来ないスピルバーグらしさがそこここに見られる作品でもあるから、本当にスピルバーグが好きな人は見たほうがいい。





□ DVD今日の買い!

今日の作品
価格:(定価:)
おすすめ度:


今日のお勧め
ジョン・ベルーシの出演作を
価格:¥ 1,745(定価:¥ 1,800)
おすすめ度:

価格:¥ 882(定価:¥ 980)
おすすめ度:

価格:¥ 630(定価:¥ 1,575)
おすすめ度:




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2007年01月22日

ジャケット

無印良品週間メンバー限定10%OFF


先月TSUTAYA DISCASに入会したんですが、1週間ほど前に無料期間が終わり、有料期間に入って新作も借りれるようになり、いいペースで借りられています。
システムとしては借りたい作品をランキングにしておくのですが、新作でもだいたい上位3つの中から2本という感じで送られててきます。いまは『ユナイテッド93』を1位にしているんですが、これはなかなか人気らしく、これが来れば大体の感じがつかめると思います。
ちなみに、無料期間は開始日から1ヶ月で、その間に8本借りれるんですが、それが終わった月は日割りで会費が計算されますが、本数はフルで8本借りられます。
例えば、今日入会したら、2月の末までで16本借りられるわけですが、その間の会費は7日分(500円くらい)ということになります。つまり、月末近くに入会したほうがお得なわけですが、1ヶ月あまりの間に16本を借りて見るというのは結構忙しいとも思います。自身のある方はお試しあれ↓




■ 目次  
今日の映画
   ジャケット
DVD今日の買い!





■ 今日の映画 − ジャケット

--cinema1894-----------

 ジャケット
 The Jacket
 2005年,アメリカ,103分
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<キャスト&クルー>

監督 ジョン・メイバリー
原案 トム・ブリーカー
   マーク・ロッコ
脚本 マッシー・タジェディン
撮影 ピーター・デミング
音楽 ブライアン・イーノ

キャスト エイドリアン・ブロディ
     キーラ・ナイトレイ
     クリス・クリストファーソン
     ジェニファー・ジェイソン・リー
     ケリー・リンチ
     ダニエル・クレイグ
     ブラッド・レンフロ

<評価>
☆☆☆1/2(満点=5)

<プレヴュー>
 湾岸戦争で重傷を負い、脳に障害が残ってしまったジャックがアメリカに帰って1年後、ヒッチハイクした車が警察に止められ警察官が殺された。犯人に仕立て上げられたジャックは心神喪失で無罪となるが、精神病院に強制入院させられてしまう…
 エイドリアン・ブロディとキーラ・ナイトレイが共演したセクション8(ジョージ・クルーニーとスティーヴン・ソダーバーグのプロダクション)製作のサスペンス・ドラマ。

<レビュー>
 流行のサイコサスペンス、記憶喪失ものの一つだが、かなりヒネリが効いている。主人公のジャックは前向性健忘だが、全ての記憶が失われるわけではなく、断片的に記憶が失われ、時にそれがフラッシュバックのように戻ってくる。その彼が犯罪者専門の精神病院に入れられるわけだが、彼はもちろん精神異常などではなく、記憶が混乱しているだけなのだ。
 そして、不必要な拷問とも言える治療を受けた彼の精神はついに未来へと行く。普通に考えればそれは妄想であり、想像に過ぎないはずだが、この映画ではその妄想の中での未来へのタイムスリップが現実に対して影響を与え始めるわけだ。
 この展開はかなり荒唐無稽だ。SFと言えばSFだが、そのようなことが起きる仕組みがまったく説明されていないし、その必然性もない。ジャック自身そのことが起きた理由を説明できないし、未来へと逃避することを望んでいたわけでもない。にもかかわらずそれが「起きた」というのはそこに何らかの外的な意味あるいは力が加えられているはずである。それが「起きた」ことによって何らかの結果がもたらされ、それがジャックの人生を一つの閉じた輪となるように“神”の手が下されたといえるような状況にならなければならないはずだ。
 ここで物語りは最初に戻る。この物語は「僕が最初に死んだのは27歳だった」という言葉ではじまる。つまり、彼はここで死んだはずなのに、実際は生き続けてしまった。それには理由があり、彼は何らかの目的のために生かされたということだ。彼はイラクでイラク人の少年に撃たれて“死ぬ”のだから、彼のそれからの生はこの少年を救うためにあるべきだ。あるいは彼を殺さざるを得なかった少年のような境遇にある人々を救うために。そして彼はアメリカに戻ってすぐ、救われない境遇にある少女にであう…
 ここまで来ればこの物語の持つ意味は明らかだ。非常にキリスト教的色合いの強い考え方ではあるけれど、死んだジャックが現世に残した思いは復讐ではなく救済であったということだ。全ての場所と時間に偏在する“神”は彼にその機会を与えた。そのために時間の因果関係も歪め、彼に一人の少女を救済させることで彼を救済したのだ。

 この物語を解釈するためには、このように“神”を登場させることが一番便利というわけだけれど、実際のところこれはすべてジャックの頭の中で起こったことかもしれない。すべてが彼の混乱した記憶が築き上げた虚構でしかないという可能性も否定はできないのである。もしそうだとしたら、まったく救われない話だけれど、それでもジャック自身は救われたはずだし、そのようにひとつの解釈を押し付けず、見る側に解釈をゆだねるところがこの作品の誠実なところであり、いいところであると私は思う。
 タイムトラベルをかっちりと事実だとしてしまうことなく、荒唐無稽な出来事として残しておくことで、観客はそれを解釈せざるを得なくなり、そこから物語の意味を探る。そして、それを探り始めると、物語の全体像が見えてくる。それがこの作品が見る側に仕掛ける仕組みなのだ。





□ DVD今日の買い!

今日の映画
価格:¥ 2,280(定価:¥ 3,990)
おすすめ度:


今日のお勧め
お休み



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