2007年09月09日

ライフ・オン・ザ・ロングボード

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暦の上ではもうすっかり夏は終わっているはずですが、なんだか
暑いです。やはり今年は半月ぐらい季節がずれている感じがしま
すね。

秋といえば、食欲の秋とか、劇術の秋とか、スポーツの秋とかい
ろいろ言われますが、iPod touchが気になります。(まったく関
係ない)

いまはnanoを持っているのですが、やはり動画を見れないので、
ぽっどキャスティングのビデオを見たい気がして、でも普通の
iPodはでかいし…
と思ったら、nanoも新しくなるんですね。これもいいな。



-------- 目次 --------

■ 今日の映画
 ライフ・オン・ザ・ロングボード

□ ヒビコレリンク

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■ 今日の映画 − ライフ・オン・ザ・ロングボード


--cinema2046------------

 ライフ・オン・ザ・ロングボード

 2005年,日本,102分

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<キャスト&クルー>

監督 喜多一郎
脚本 喜多一郎
   堀江慶
撮影 高間賢治
音楽 佐橋佳幸

キャスト 大杉漣
     大多月乃
     小栗旬
     麻宮美果
     小倉久寛
     勝野洋

<評価>

☆☆(満点=5)


<プレヴュー>

 早期退職で定年を迎えた米倉一雄は数年前に妻を亡くし娘と二人
暮しだが、娘は就職活動で忙しい。年老いた父を鎌倉に訪ねた一雄
は近くのビーチでサーフィンをしている若者達を見つけ、妻との会
話を思い出す。家の物置で若い頃に買ったサーフボードを見つけた
一雄は一念発起、種子島へと旅立つのだが…
 「第2の人生」を迎える熟年世代に向けた青春ドラマ。大杉漣は
代役一切なしでサーフィンに挑んだとか。


<レビュー>

 妻を亡くし、定年退職し、娘からは相手にされないおじさんがま
だ20年はあろうかという残りの人生何しようか、という話。定年退
職しても家でごろごろして妻に煙たがられ、熟年離婚して生活苦な
どという哀しい話よりはいいが、あまりに話ができすぎているとい
う感は否めない。
 奥さんと本当に仲がよくて、いなくなってしまった喪失感から立
ち直れないというのは美しい話でいいし、一念発起サーフィンをし
に種子島までいくというのも人によってはありえることだろう。種
子島についてとんとん拍子でサーフィンを教えてくれる人もちょっ
とした働き口も見つかるというのも、島の人ってのはだいたい人情
味があるからありえないことではないとしよう。話としてはこれで
軌道に乗って中盤までくるので、中盤まではまあなかなか面白い映
画じゃないのという感じで見ることができる。
 しかし、恋人に振られ、就職に悩む娘が父を訪ねて種子島へ、と
なったあたりからどうもできすぎ感が強くなっていく。まあ、ネタ
ばれをしてもあまり映画の面白さに変わりはないと思うし、あまり
見る人もいないと思うので書いてしまうと、この父と娘の関係って
のがどうもね。
 まず、父と娘の関係はどうもギクシャクしているらしいのだけれ
ど、そんならなぜ種子島まで来る?と疑問に思うし、しばらく一緒
にいたあとで、そのぎくしゃくの原因(もちろん母親の死にまつわ
ることだが)について話をしてすっかり仲直り、ビーチでロケット
の打ち上げ台を見ながら手をつないでしまったりするのだ。あー、
なんだか気持ち悪い。
 それにこのふたり以外の登場人物もあまりにいい人過ぎる。私は
“島”が好きだから、島にはいい人が多く、種子島も(行ったこと
はないけれど)おそらくいい人ばかりだとは思うのだが、ここまで
いい人ばかりだとただの馬鹿なんじゃないかと思えてきてしまう。
それは一雄との関係だけではなく、島の人同士の関係でもそうなの
だ。みんなもう少しエゴとか、よくとかあってもいいんじゃないの?
浅香光代までがいい人の役なのは正直驚いた。

 まあ、そんなあまりにできすぎた話ではあるが、物語としてはそ
んなに悪くはなく、平均点くらいのレベルではあると思う。
 しかし、映画としてはさらにひどいといわざるを得ない欠陥があ
る。まずひとつはみんな標準語を話すということだ。せっかく種子
島という舞台を作り、そこでロケまでして場所と密接にかかわる映
画を作ったのに、土地の言葉はまったく生かしていないのだ。さら
に言えば食べ物に関してもその土地を生かした演出はまったくなさ
れていない。酒だけは焼酎がちょっと出てきたような気がするが、
それが種子島のものだったかどうかはわからない。
 映画の“場所”を単なるロケ地としか考えていないこの姿勢がこ
の映画をさらに面白くないものにしてしまっているし、土地に対す
る尊敬がないから、クライマックスのシーンで大波を合成してしま
うのだ。この「ポセイドン」といわれる大波のシーンは本当にひど
い。年に一度の大波がやってきたといって海へ向かうのだけれど、
その波が明らかに合成なのだ。その合成の海に入ろうかという感じ
で大杉漣たちはかがむのだけれど、まったく海に入ろうとしている
人には見えないのだ。それはではちゃんと種子島の海と波を使って
いたのに、ここで合成を使ってしまうというのは土地への尊敬がな
い証拠だろう。
 ビーチぼーいずなんかを使ってサーフィン映画っぽさを演出して
いるけれど、こんなものはサーフィン映画でもなんでもない。ただ
のおっさんの御伽噺だ。




□ ヒビコレリンク

 特にありません。


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posted by ヒビコレエイガ at 15:03 | TrackBack(0) | バックナンバー(移行中) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする