http://www.cinema-today.net/
安倍辞任からすぐに次の総裁という話題ですが、福田か麻生か
ということになってきたようですね。
ただ、福田康夫元官房長官といえば、もちろん福田赳夫元首相
の息子、麻生太郎幹事長は吉田茂元首相の孫で、奥さんは鈴木
善幸元首相の娘、さらに言えば大久保利通から直系の5代目と
いう政治家家系。
ということで、どちらになっても世襲議員なわけです。まあ、
今の日本の国会議員はほとんどが世襲議員といってもいいほど
なので仕方ないとは思いますが、彼らを見て思うのは、自分の
先祖の正当化するがために“大東亜戦争”の正当化に走りがち
であるということです。麻生幹事長も日本のアジア戦略を正当
化するような発言を何度化しているし、(カトリックなのに)
靖国神社に毎年参拝もしている。
福田元官房長官のほうは腹の底はわからないものの、バランス
感覚がある気はします。父の福田赳夫も実務型の総理大臣だっ
たし、戦後の政治家なのであまり戦争には拘泥しないというか、
外交上のバランスのほうを重視しているように思えます。
どちらがいいかというのは微妙なところですが、問題山積の日
本を何とかしようというなら福田、日本という国の代表として
世界に示すなら麻生ではないでしょうか。まあ、麻生幹事長が
代表する日本というのが望ましいものかどうかは別の話ですが。
自民党の視点から言うと、福田首相にしてこつこつやりながら
ほとぼりが冷めるのを待つか、麻生首相にして潔く衆議院を解
散してその潔さで人気回復を図るかという選択なのかもしれま
せん。
まあ、しかしどちらにしても今度の首相も(安倍首相と同じよ
うに)国民不在で決まるわけで、総選挙は早くやって欲しいも
のです。選挙の理から行くと、国民が選んだ小泉首相が推す福
田さんが首相になるのが正道なのかもしれません。
-------- 目次 --------
■ 今日の映画
ナイン・シガレッツ
□ ヒビコレリンク
□ DVD今日の買い!
------------------------
■ 今日の映画 − ナイン・シガレッツ
--cinema2050------------
ナイン・シガレッツ
Nicotina
2003年,メキシコ=スペイン,90分
-----------------------
<キャスト&クルー>
監督 ウーゴ・ロドリゲス
脚本 マリティン・サリナス
撮影 マルセロ・イアッカリーノ
音楽 フェルナンド・コロナ
キャスト ディエゴ・ルナ
ルカス・クレスピ
ヘスス・オチョア
マルタ・ベラウステギ
<評価>
☆☆☆(満点=5)
<プレヴュー>
仕事仲間のネネに銀行のアカウントを入手するように言われたロ
ロは苦労してそれを入手、ディスクに焼いてすぐに渡せるとネネに
連絡する。そのロロは隣人のカルメンの部屋にカメラを設置し、監
視していて、カルメンが留守の隙に邪魔なクモをどけようとして部
屋に侵入するが、そこに男がやってきてしまう…
メキシコのサスペンス・コメディ。主演はガエル・ガルシア・ベ
ルナルの幼馴染でハリウッドでも人気上昇中のディエゴ・ルナ。劇
場未公開だが、それなりに面白い。
<レビュー>
一夜に起きる事件を描いたオーソドックスなサスペンス映画。主
役はディエゴ・ルナ演じるオタクなハッカーのロロで、犯罪の片棒
を担いで金儲けをしているが、隣の部屋に住むチェリストのカルメ
ンにご執心で、隠しカメラを設置し、合鍵を作り、電話の盗聴まで
して彼女を関し、近づいてい来る男を追い払うためにいろいろと策
を弄する。そのロロが大事な取引の前に彼女に盗聴などなどがばれ、
大事なディスクを取り違えたことで、事件は予想外の展開に… と
なる。ここまでくればひとつの手違いが事件を転がすサスペンスに
なるわけだ。
ということなので、全体的にはハリウッドのなかなかよくできた
B級サスペンスという感じの味わいで、一夜を描いた作品なのでずっ
と夜というのも雰囲気がある。主演のディエゴ・ルナとネネを演じ
たルカス・クレスピはいかにもラテンのイケメン男という感じで、
アメリカや日本でも十分ヒットする素地はある。
だが、まあやはりこの映画はメキシコ映画。監督もメキシコでプ
ロデューサを長くやってきたものの監督は9年ぶりの2作目という
ことでネーム・バリューはない。特に筋立てや設定が面白いわけで
もないので、ハリウッドでリメイクされることもないだろう。とな
ると、ディエゴ・ルナやルカス・クレスピがハリウッドでブレイク
されない限り、この作品が注目されることはないだろう。ハリウッ
ドのB級作品と同じようにさっと消費されて忘れ去られていく、そ
んな作品だ。
この作品を見ていた思ったのは、メキシコというのはやはり才能
がまだまだ埋もれているということだ。埋もれているというのはあ
くまでハリウッドやインターナショナルの市場から見た話だが、ま
だまだメキシコ国外では知られていない才能がたくさん埋もれてい
るだろう。ディエゴ・ルナは『ターミナル』なんかでハリウッドに
進出し、注目されているが(今度はマイケル・ジャクソンのそっく
りさんの役をやるらしい)、この作品でディエゴ・ルナと並んで主
役を張ったルカス・クレスピや印象的な薬屋の女を演じたカルメン・
マドリードなどもハリウッドでも通用する人材だと思う。まあ、ハ
リウッドに行けるかどうかはうんとタイミングが重要なわけだが、
日本でハリウッドでも通用しそうな俳優…と想像してみると、メキ
シコにいかに才能があふれているかがわかる。
ガエル・ガルシア・ベルナルとアレハンドロ・ゴンサレス・イニャ
リトゥの大活躍で一段落したように見えるメキシコブームだが、ま
だまだメキシコ映画は注目に値すると思う。
□ ヒビコレリンク
『ターミナル』
□ DVD今日の買い!
<今日の作品:ナイン・シガレッツ>
<今日のお勧め>
注目の“マイナー”メキシコ映画
レビュー











