2007年09月18日

デジャヴ

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テロ特措法はどうなるんでしょうかねぇ
アメリカでは、イラク戦争関係の映画が次々と公開/製作されて
いる
ようです。アメリカというのは滅茶苦茶な国ですが、結構自
浄作用が働く国でもあります。そのあたりは日本も見習いたいと
ころ。
デ・パルマの『リダクティッド』は見たいですねぇ

イラク戦争といえば、「ブログ・オブ・ウォー」という本がちょっ
と気になります。
マシュー・カリアー・バーデン
価格:¥ 1,995(定価:¥ 1,995)
おすすめ度:

「Blackfive」というアメリカの人気ブログに寄せられた兵士達
やその家族の言葉を集めた本。ある程度のバイアスはかかってい
るだろうけれど、生の声というのはやはり聞きたい。
イラク側からの発信としては「バグダッド・バーニング」という
本があります。
リバーベンド
価格:¥ 1,575(定価:¥ 1,575)
おすすめ度:

これも気になります。



-------- 目次 --------

■ 今日の映画
 デジャヴ

□ ヒビコレリンク

□ DVD今日の買い!

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■ 今日の映画 − デジャヴ


--cinema2053------------

 デジャヴ

 Deja Vu
 2006年,アメリカ,127分


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<キャスト&クルー>

監督 トニー・スコット
脚本 テリー・ロッシオ
   ビル・マーシリイ
撮影 ポール・キャメロン
音楽 ハリー・グレッグソン=ウィリアムズ

キャスト デンゼル・ワシントン
     ポーラ・ハットン
     ヴァル・キルマー
     ジム・カヴィーゼル
     アダム・ゴールドバーグ

<評価>

☆☆☆(満点=5)


<プレヴュー>

 ニューオリンズでフェリーが爆破され、500人以上の犠牲者が出
た。ATF(アルコールタバコ火器局)の捜査官ダグ・カーリンは
その捜査に当たり、それが爆破だと見破り、爆破とは別の犠牲者の
死体を見つける。その操作能力に目をつけたFBIが彼を特別捜査
班に加えるが、その捜査班は4日と6時間前の記録をリアルタイム
で再生できる装置を持っていた…
 ジェリー・ブラッカイマー製作のクライム・サスペンス。トニー・
スコットとデンゼル・ワシントンは『マイ・ボディガード』以来の
コンビになる。



<レビュー>

 24時間あらゆるところを監視するシステムというと同じジェリー・
ブラッカイマー製作でトニー・スコット監督の『エネミー・オブ・
アメリカ』を思い出すが、今回はそれがさらにスケールアップ、『エ
ネミー〜』は98年の作品だから、この10年弱の間に近未来は現在に
なり、新たな近未来が必要になったのかもしれない。
 そして、その何もかもが見えてしまう装置を使って事件を解決し
ようとするわけだが、いくら最新鋭の技術だからといって壁の中の
様子が手に取るようにわかってしまうというのはおかしいし、録画
ができるのに早送りや巻き戻しができないというのもおかしいとい
うことにはすぐ気づく。そしてそれが、更なる物語の展開を生むと
いうわけなので、詳しくは書かないが、その展開によって8年前の
作品はうまく裏切り、それなりに現代的な作品になったということ
だ。
 ネタばれをせずに作品の感想を簡単に書けば、まあ面白いという
ところだろう。超大作を手がけるブラッカイマー&トニー・スコッ
トにしては大物もデンゼル・ワシントンしか出ていないやや地味な
作品で、CGとかアクションに特にこっているわけでもない。デン
ゼル・ワシントンの味とシナリオで勝負という狙いがうまく行って、
「これだからハリウッドは…」と思わせないくらいの作品にはなっ
ている。
 純粋なアクションよりは、サスペンスやSFが好きな人向きの作
品という感じ。あまり常識にとらわれない人なら最後までスリルを
味わいながら見ることができるはず。

 さて、ここからは多少ネタばれして書きます。とはいってもオチ
までは書かないので、ご安心を。というのも、この作品は物語の中
盤で、その監視装置が実は過去とをつなぐワームホールだというこ
とが明らかになり、それがもたらすタイムパラドックスが物語の中
心になってくるから。それはつまり、過去とのワームホールがある
なら、爆破事件を防ぐことができるのではということで、人間は送
り込めないにしても、紙ぐらいは遅れるんじゃないかということか
ら展開していく。
 そして実際に(ダグが自分宛に)メモ帳を送るのだが、それを見
た相棒がそのメモを見て一人で埠頭に行ってしまい、殺される。こ
れが過去を変えたことになるのかと思いきや、その相棒の車は埠頭
で発見されているし、実は変わっていないということになるのだ。
それ以降、果たして過去が変えられるのかということを中心に話が
展開していく。
 ここで疑問になるのはもちろん、過去が変わったら現在はどうな
るのかということだ。『バック・トゥ・ザ・フューチャー』で写真
が徐々に消えていってしまったように徐々に変わるのか、『サウン
ド・オブ・サンダー』のように段階的に変わるのか。これに対して
研究者の一人は、過去のある時点を帰ると、支流のように別の流れ
ができそちらに未来が展開すると語る。そして本流だったところは
「徐々に消滅する」と説明するのだ。私はそれにはある程度まで賛
成だが、本流が消滅するとは思えない。別に複数の時間の流れがあっ
ても構わないではないかと思うのだ。過去に戻って流れを変えたな
らば、違う未来が訪れるわけだけれど、本来訪れるはずだった未来
もそれはそれとして訪れ、ただその二つの未来は異なる時空に存在
するだけだ。
 これはつまり、3次元を点と見たときに世界を「時間」を横軸
「場合」を縦軸にした平面と見るわけで、いわば5次元空間と言え
るのかもしれない。去年(2006年)リサ・ランドールの「5次元空
間」が立証されたと話題になったけれど、それが私が想像している
ものと似たものだといいなと思う。
 私はこのタイムトラベルとかタイムパラドックスとか言うのが好
きで、ついついいろいろ考えてしまうのだけれど、このサラ・ラン
ドールさんの邦訳が出たらしいのでそれもぜひ読んでみたい。
 話は映画からすっかり離れてしまったが、結局この手の映画を見
るとどうしてもタイムパラドックスについて考えてしまうのだ。し
かし、タイムパラドックス的に正しいかどうかを検証しながら見る
と、大体楽しめてしまうし、この作品は最後まで言ってもそれほど
齟齬はないと思う。タイムトリップ好きの人にはぜひ見て欲しい。




□ ヒビコレリンク

 『サウンド・オブ・サンダー』

 『ターミネーター2』


□ DVD今日の買い!

<今日の作品:デジャヴ>

価格:¥ 3,590(定価:¥ 3,990)
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<今日のお勧め>

 たまにはベタにブラッカイマー&トニー・スコット

価格:¥ 1,350(定価:¥ 1,500)
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posted by ヒビコレエイガ at 15:05 | TrackBack(0) | バックナンバー(移行中) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする