2007年09月27日

日本一のホラ吹き男

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恐ろしいことに9月ももう終わってしまいます。今年はなんだか
季節が少しずれ込んでる感じでまだそんな感じがしませんが、今
年も着実に4分の3が過ぎようとしているわけです。

さて、秋といえば秋刀魚とか栗とかマツタケとかやはり食ですが、
ぼちぼちボジョレーヌーボーなんていう話も聞こえてきました。
今年は天候が不安定で良し悪しの差が大きいなんて話を聞きます。
私にはどこのがおいしいなどということは言えませんが、お祭り
なので、いろいろ飲んでみてこれがうまいとか、これはいまいち
とか言うのがいいのかななどと思います。
というわけで、5本セットをご紹介。ボジョレー用のグラスも2
客つくそうです。


もっと豪快に!という方は樽で。こちらはグラス20客付き…

そんなに飲めんなぁ… という方にはハーフボトルのセットって
のもあります。こちらの売りは「神の雫」のヌーヴォだそうです。



-------- 目次 --------

■ 今日の映画
 日本一のホラ吹き男

□ ヒビコレリンク

□ DVD今日の買い!

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■ 今日の映画 − 日本一のホラ吹き男


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 日本一のホラ吹き男

 1964年,日本,93分

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<キャスト&クルー>

監督 古澤憲吾
脚本 笠原良三
撮影 飯村正
音楽 宮川泰
   萩原哲晶

キャスト 植木等
     浜美枝
     曽我廼家明蝶
     山茶花究
     三井弘次
     谷啓
     飯田蝶子
     草笛光子

<評価>

☆☆☆(満点=5)


<プレヴュー>

 オリンピックの三段跳びの有力選手だった初等は、アキレス腱を
切る怪我でオリンピックを断念、田舎で大ぼら吹きとして知られた
というご先祖様の自伝を読む。それに感化された等は自分も大ぼら
を吹いて成功しようと、大会社益増電器に入社すると吹くのだが…
 「日本一の男」ものの2作目。植木等の豪快なキャラクターが前
面に出され、ハナ肇も出演していないので、クレージーキャッツの
映画といえるかどうかは微妙なところ。



<レビュー>

 この作品が作られたのは1964年、東京オリンピックのその年であ
る。なので、植木等の設定は三段跳びの代表候補選手となり、練習
で軽々と世界記録を跳んでしまう。しかし、怪我をして田舎に引っ
込み本番には間に合わなくなってしまうというもの。さらに、映画
の後半でも“TOKYO OLYMPIC”と書かれた公園が登場し、オリンピッ
クムードがそこここに見られる作品となっている。
 それもあってかこの作品は全体的に浮かれムード、植木等演じる
お調子者の社員が手練手管でのし上がるというストーリーはおなじ
みだが、そこにだましだまされるというどろどろとした要素はない。
ほとんど敵も作らず、やばい橋も渡らず、それこそ自分の頭で勝負
をするのだ。これはこれで面白く、植木等の笑い声が軽やかに響き
渡る作品となったわけだが、あまりに能天気すぎる物足りなさもあ
る。
 ただ、娯楽映画が日本で量産されたこの時代、東宝というのは明
るく元気な映画を作る色彩が強かった。東宝はコメディ、日活はア
クション、大映はサスペンス、松竹はドラマ、そんな色分けがなさ
れていたように今の時代からは見える。だから、時代が下るにつれ
て、クレージーものもどんどん明るさを強め、どんどん能天気になっ
ていくのかもしれない。私は『ニッポン無責任時代』『ニッポン無
責任野郎』『くたばれ!無責任』という初期の3作品こそクレージー
キャッツの代表作だと思うが、マンネリ化というのもひとつの価値
であり、明るい時代に安心感を与える能天気な作品というのは受け
入れられやすかったのだろう。
 そのような中でこの植木等という役者はまさに時代の寵児という
べき人物だったろう。同じコメディでも“社長シリーズ”の森繁や
“駅前シリーズ”のフランキー堺にはどこか湿っぽさがあるが、こ
の植木等にはまったく湿っぽさがなく、すべてを快活な笑い声で笑
い飛ばしてしまう乾いた明るさがある。だからこそ、他のクレージー
メンバーから離れても一本の映画を担うことができる。この作品に
も登場する谷啓は植木等と対照的な人物として(この作品でも研究
室の片隅でこつこつと研究する吃音の研究員として登場する)欠か
せない存在ではあるけれど、それもやはり植木等あっての谷啓、谷
啓あっての植木等ではないのだ。
 植木等というのはお祭り騒ぎの高度成長期の日本にあって、その
音頭を取る宴会部長のようなものなのだろう。もちろん高度成長期
といっても、その裏には暗い部分もあり、つらい生活もあったわけ
だが、お祭りというのはそのような暗さを忘れる場だ。日常はつら
いが、世の中はよくなっていると実感できる中で、週末に見る植木
等の映画は世の中の明るさを実感できる機会だったのではないか。
それは現実逃避ではなく、現実的な希望なのだ。植木等が明るく笑
いながら出世するその姿は、見ている観客それぞれとそして日本と
いう国の明るい未来を象徴しているのだ。
 暗さやフアンが目立つ今の時代に見るには、少しバカっぽ過ぎる
が、それが時代の変化というもの。同じ日本という国にあっても、
時代が隔たれば理解し難いこともある。少々退屈してそんなことを
ちらりと思った。
 でもやはり、植木等の笑い声には人を元気付ける力があるとも思
う。





□ ヒビコレリンク

 『ニッポン無責任時代』

 『ニッポン無責任野郎』

 『くたばれ!無責任』



□ DVD今日の買い!

<今日の作品:日本一のホラ吹き男>

価格:¥ 4,347(定価:¥ 4,725)
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<今日のお勧め>

 今日は植木等が所ジョージ、高橋良明と共演した87年のコメディ
 ドラマもご紹介。

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 後は、いつもどおりのクレージー

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posted by ヒビコレエイガ at 15:03 | TrackBack(0) | バックナンバー(移行中) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする