2007年10月12日

キングダム/見えざる敵

ホームページ「日々是映画」はこちら
http://www.cinema-today.net/



ホームページをマイナーチェンジしてみました。
映画史などをアップしたり、来週は東京国際映画祭の特集をしよ
うと思っていたりするので、少しいじったという感じです。
広告も載っていたりしますが、興味があったらクリックして、お
買い求めください。私の映画代の足しになります。
アドレスはいつもどおりです。
http://cinema-today.net/

なぜ、東京国際映画祭かといえば、プレス上映を見れるというこ
とになったので、こら見てやろうという感じだからです。首都圏
以外の方はなかなか見には来れないと思いますが、東京国際映画
祭の上映作品はすでに配給が決まっているものも多いので、公開
されたときのご参考にということで。
後は映画祭に合わせて上京!というのもいいかもしれませんよ。
秋は映画祭の季節、これからもいろいろあります。

さて、今日は明日から公開の『キングダム/見えざる敵』です。
試写会が全米公開より前ということで録画機材のチェックがすご
かったです。まあ当然もうネットには流れていると思いますが…



-------- 目次 --------

■ 今日の映画
 キングダム/見えざる敵

□ ヒビコレリンク

□ DVD今日の買い!

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■ 今日の映画 − キングダム/見えざる敵


--cinema2069------------

 キングダム/見えざる敵

 The Kingdom
 2007年,アメリカ,110分


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<キャスト&クルー>

監督 ピーター・バーグ
脚本 マシュー・マイケル・カーナハン
撮影 マウロ・フィオーレ
音楽 ダニー・エルフマン

キャスト ジェイミー・フォックス
     クリス・クーパー
     ジェニファー・ガーナー
     ジェイソン・ベイトマン

<評価>

☆1/2(満点=5)


<プレヴュー>

 サウジアラビア、リアド、外国人居住区でソフトボールの試合が
行われていた昼下がり、警官の扮装をしたふたりの男が機関銃を乱
射、さらに爆発が起こり300人以上が犠牲となった。そこに親友の
フランが含まれていたことを知ったFBI特別捜査官のフルーリー
は現地に行こうとするが、国防省は外交上の理由から首を縦に振ら
ない。痺れを切らしたフルーリーは在米サウジアラビア大使と直接
交渉に向かう…
 『コラテラル』のピーター・バーグが1996年に実際にサウジアラ
ビアで起きたホバル・タワー爆発事件をヒントに「テロとの戦い」
の意味を問うた作品。



<レビュー>

 今ホットなイラク戦争の背景のひとつといえるサウジアラビアと
の関係を題材にした映画だが、実際見てみると社会派というよりは
単純なアクション映画だ。実際、この作品のクライマックスは主人
公達とテロリストが銃撃戦を繰り広げるアクションシーンであり、
この物語が示唆する“テロとの戦い”の解決へ向けた努力ではない。
そのように割り切って、ハリウッド的なアクション映画としてみれ
ば、まあそれなりの出来という感じだ。ジェイミー・フォックスと
ジェニファー・ガーナーというやや地味なキャスティングが意外と
アクション映画にはあっていて、主人公達が善でテロリストが悪と
割り切れば、痛快ともいえるものになるのかもしれない。
 しかし、そのようなアクションを中心とした映画であるにもかか
わらず、この作品にはメッセージもこめられてしまっている。その
ために単純なアクション映画としてみることを難しくしてしまい、
作品全体としてどうにも後味の悪い腑に落ちないものとなってしまっ
ている。
 この作品はおそらく、アメリカの中東政策に一定の疑念を提出し
ているのだと思う。石油によってサウジアラビアの王室とアメリカ
とが結びつき、王室が石油からの利益を独占していることを批判し
ているのだろう。そして、アメリカがその王室の側に与して王室の
浪費と搾取を黙認していることに疑念を呈しているといえる。そし
て、外国人(=アメリカ人)と外国の力によってイスラム教徒を搾
取する王室に対してテロを行うテロリストを暴力で押さえ込もうと
するそのやり方の無意味さを示唆するのだ。
 しかし、そのところが腑に落ちない。この映画はアクション映画
としての勧善懲悪というシナリオと、アメリカの中東政策に対する
疑問というメッセージが矛盾してしまっているのだ。アクション映
画という見方をすればテロリスト把握でFBIと警察は善であるは
ずなのに、その活動自体に疑念を呈する。
 しかも、最初はFBIに対して不信感を抱いていた大佐(=王室/
国家に忠誠を誓う官吏)が徐々に打ち解けチームとしてテロリスト
に対峙するというおまけも付く。そしてその中で、そのアル・ガー
ジ大佐とフルーリーが“息子を愛する父親”として重ねられるのだ。
つまり、そこで観客はFBIとアル・ガージの側に立ち、テロリス
トを倒すことでカタルシスを感じるように仕向けられているはずな
のだ。そして、その上でそれを覆すことで観客に衝撃を与え、アメ
リカとサウジアラビア政府のやっていることに疑問が沸くというこ
とになるはずなのだが、この作品はそのようなカタルシスが生まれ
る前にその体制への疑問が明らかになってしまい、終盤は焦点が定
まらなくなってしまうのだ。

 さらに言えば、社会派映画というのはリアリティがあることが重
要であるはずなのに、この主人公達の不死身さはあまりにうそ臭い。
十数人のテロリストに取り込まれた銃撃戦で負うのはかすり傷だけ、
テロリスト達はばたばたと死んでいくが、主人公達は撃たれもしな
い。こんなリアリティを欠いた銃撃戦では「テロとの戦い」という
事実もリアルには見えなくなってしまう。
 結局これはアメリカの中東政策に疑問を呈するというモーション
をしながらアメリカそのものには疑問を投げかけず、中東の国々と
人々に対する自分達の優越を宣言しているに過ぎない。最後まで言っ
てしまえば、殺されたテロリストの指導者は「仲間が奴らを皆殺し
にする」というけれど、ひとつの組織をもってして4人のFBI捜
査官すら倒せなかった彼らにそんなことが出来るはずはないと思え
てしまうのだ。彼らは何度立ち上がってもアメリカによって皆殺し
にされる。この映画が語っているのはそういうことだ。にもかかわ
らず、FBIはこれを勝利と呼ぶ。こんな後味の悪い終わり方はな
い。
 この後味の悪い終わり方によって、その無意味さを主張している
と見ることが出来ればいいのだけれど、とてもそうは思えない。
 このもやもやした感じが、考える出発点になるといえばなるのだ
が、やはりなんとも…
 



□ ヒビコレリンク

 『コラテラル』



□ DVD今日の買い!

<今日の作品:キングダム/見えざる敵>

 『キングダム/見えざる敵』のDVD発売は未定です。


<今日のお勧め>

 アクション映画のベストセラーでも

価格:¥ 2,812(定価:¥ 3,800)
おすすめ度:


価格:¥ 2,945(定価:¥ 3,980)
おすすめ度:


価格:¥ 2,953(定価:¥ 3,990)
おすすめ度:






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2007年10月11日

ウェディング・クラッシャーズ

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totoBIG、6億円が3口出ました。私はかすりもしませんでしたが、
このtotoBIGはかなり好調なようで、totoの売り上げが5年ぶりに
300億円を突破したそうです。次回にもまた8億円以上の繰越金が
あるので、また6億が出るかもしれません。
私はネット銀行のイーバンクを使って、自宅でクリックだけで購入
しております。当選金も自動に振り込まれます。6億円当たったら、
6億円振り込まれるのだろうか… と思いますが、とりあえず便利
なので、ご興味のある方はどうぞ。

ちなみに、競馬、競艇、競輪、オートレースも購入可能です。よく
考えたら公営ギャンブル銀行みたいだなぁ…



-------- 目次 --------

■ 今日の映画
 ウェディング・クラッシャーズ

□ ヒビコレリンク

□ DVD今日の買い!

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■ 今日の映画 − ウェディング・クラッシャーズ


--cinema2068-----------

 ウェディング・クラッシャーズ

 Wedding Crashers
 2005年,アメリカ,119分


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<キャスト&クルー>

監督 デヴィッド・ドブキン
脚本 スティーヴ・フェイバー
   ボブ・フィッシャー
撮影 ジュリオ・マカット
音楽 ロルフ・ケント

キャスト オーウェン・ウィルソン
     ヴィンス・ヴォーン
     クリストファー・ウォーケン
     レイチェル・マクアダムス
     アイラ・フィッシャー

<評価>

☆☆☆(満点=5)


<プレヴュー>

 離婚仲裁人のジョンとジェレミーは毎年ウェディング・シーズン
になると、知らない人の結婚式にもぐりこみ、ただ飯を食っては参
列した女性を“お持ち帰り”するということを繰り返していた。例
年のようにウェディング・シーズンが終わったところで財務長官の
娘の挙式の記事を見てそれに参加することにするが…
 全米で大ヒットし、MTVムービー・アワードで作品賞に輝いた
ナンセンスラブコメディ。日本では劇場未公開。



<レビュー>

 ウェディング・クラッシャーといっても結婚式をぶち壊しにする
わけではなく、そこに紛れ込んでただ飯を食い、ただ酒を飲み、女
の子を持ち帰るという行動を繰り返すというだけ。出席者をしっか
りチェックする日本ではなかなかできないことだが、オープンな欧
米の結婚式ではさもありなんという感じだ。
 で、どんな映画かといえば、数々の女性を引っ掛けてはねるとい
うことを繰り返していた主人公がもう若くもないなと感じ始めた頃、
本当の恋に落ちてしまうという話。これまたさもありなんという感
じだが、ラブコメディというのは金太郎飴のようにどこを切っても
同じようなものが出てくるもので、中身は同じでも舞台が変われば
変わって来て見えるものだ。
 この作品の場合、恋した相手に恋人がいるという設定はありがち
なものだが、まず、相棒がぶっ飛んだ妹に惚れられてしまうという
うまいサブプロットがある。ぶっ飛び娘に惚れられてしまった相棒
とかなわぬ恋に悩む主人公の対比が見れる舞台を用意しているわけ
だ。実際そう見てみると、この主人公ジョン(オーウェン・ウィル
ソン)とクレア(レイチェル・マクアダムス)の恋の行方などとい
ものは対外展開も読めるし、結末も見えるので面白くもなんともな
いのだが、相棒のジェレミー(ヴィンス・ヴォーン)とぶっ飛んだ
妹のグロリア(アイラ・フィッシャー)の関係のほうはいったいど
うなるのか先が読めなくて面白い。
 などなどという感じだが、とどのつまりこれはおバカ映画である。
ばかをする若者を描いたバカなギャグ映画、出演しているのもコメ
ディというかおバカ映画で見たような面々、特にオーウェン・ウィ
ルソンは『ズーランダー』や『スタスキー&ハッチ』などでベン・
スティラーと共演、すっかりベン・スティラーの相棒という感じだ。
ヴィンス・ヴォーンは少々変り種という気もするが『ドッジボール』
でやはりベン・スティラーと共演、『スタスキー&ハッチ』にも脇
役で出演していたりするから、実はこの3人は仲がいいのかもしれ
ない。ベン・スティラーは日本では今ひとつ人気がないが、彼を中
心におバカ映画をどんどん作って日本にも届くようにして欲しいも
のだ。
 変り種といえば、グロリアを演じたアイラ・フィッシャーはオマー
ン生まれのスコットランド系オーストラリア人という変り種。『ス
クービー・ドゥー』や『ハッカビーズ』というおバカ映画に出演し、
この作品ではMTVムービー・アワードのブレイクスルー演技賞を
受賞しているから、これからおバカ女優としてどんどん出てくるか
もしれない。

 作品の話に戻ると、クリストファー・ウォーケン演じる父親の財
務長官のキャラクターが薄かったのが残念なところだ。彼がもっと
絡んでくればもう少しプロットもややこしくなり、ギャグのバリエー
ションも増えたのだと思うのだが…
 ウェディング・クラッシャーの師匠役で登場したウィル・フェレ
ルはいい味を出していた。ウィル・フェレルもそういえばベン・ス
ティラー作品の常連、実はこの作品はベン・スティラー組のベン・
スティラー抜きの映画ではないのか?
 なので、ベン・スティラーが好きならば、この作品も見るべきと
言っておこう。




□ ヒビコレリンク

 『ズーランダー』

 『スタスキー&ハッチ』




□ DVD今日の買い!

<今日の作品:ウエディング・クラッシャーズ>

価格:¥ 3,471(定価:¥ 3,990)
おすすめ度:



<今日のお勧め>

 自殺未遂をしてしまったオーウェン・ウィルソン、頑張れ!特集

価格:¥ 1,350(定価:¥ 1,500)
おすすめ度:


価格:¥ 1,380(定価:¥ 1,500)
おすすめ度:


価格:¥ 1,340(定価:¥ 1,490)
おすすめ度:


価格:¥ 3,330(定価:¥ 3,800)
おすすめ度:






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2007年10月10日

深呼吸の必要

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私はDVDの宅配レンタルでDISCASを使っていて、それなりに
満足しているのですが、DISCAS以外にもぽすれんやDMMというの
もありますが、どうもツタヤのネームバリューもあってDISCASの
ひとりがちという感じです。
そんな中、楽天もレンタルサービスをスタートしたそうです。

これはDISCASの最大のライバルになるかもしれません。使って
見ないと、具体的にはわからないのですが、今なら月980円という
安いプラン(月4枚)があるそうなので、宅配レンタルを検討し
てい方は是非こちらも見てみてください。



-------- 目次 --------

■ 今日の映画
 深呼吸の必要

□ ヒビコレリンク

□ DVD今日の買い!

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■ 今日の映画 − 深呼吸の必要


--cinema2067-----------

 深呼吸の必要

 2004年,日本,123分

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<キャスト&クルー>

監督 篠原哲雄
脚本 長谷川康夫
撮影 柴主高秀
音楽 小林武史

キャスト 香里奈
     谷原章介
     成宮寛貴
     金子さやか
     長澤まさみ
     久遠さやか
     大森南朋

<評価>

☆1/2(満点=5)


<プレヴュー>

 沖縄の離島にきび刈りのアルバイトにやってきたひなみ、古参の
田所に支持されながら仕事を始めるが、一緒に働くことになった4
人は互いに打ち解けようとしない難物ばかり、なれない作業もちっ
とも進まずいらいらばかりが募る…
 『月とキャベツ』などの篠原哲雄が監督した青春群像劇。離島の
雰囲気と旬な役者たちが何人も出ているというところが見所か。作
品としては平凡なもの。



<レビュー>

 キビ刈りというのは本当に重労働で、たくさんの若者が沖縄本島
や本土から行くという。特に離島の小規模なサトウキビ農家は経営
が大変で、アルバイトというよりは援助ボランティアという形が多
い。だから、こんな実情も知らないわがままな若者ばかりが集まる
ということもなかなかないと思うのだが、まあそこは物語り、それ
ぞれがそれぞれに何かを抱えてやって来たという設定でも致し方な
いだろう。
 しかし、この若者たちが抱えているものというのがよくわからな
い。香里奈が演じるひなみが主人公ということになっているが、彼
女についてのエピソードはまったく語られず、彼女が何を求めてキ
ビ刈りに来たのかがよくわからない。5人の中では一番素直で、一
番社交性があり、何かやむにやまれぬ事情を抱えてきたとも思えな
いし、このバイトが割りがいいとも思えない。
 そして他のメンバーも大半がどうも理解できないキャラクターで
ある。いきなり世間知らずを露呈するわがまま娘というキャラクター
を振られた悦子はまあ南の島でバイトという響きだけでやってきた
のだろうと想像はつくが、いまどきこんな若者が本当にやってくる
のだろうかという疑問は浮かぶ。成宮寛貴演じる大輔もいちいち突っ
かかってくるが、そもそもそんな態度をとるのなら、どうしてこん
な閉鎖的な環境にやってきたのか。こんな閉鎖的な環境でそんな態
度を取ったら孤立するのは当たり前で、それを求めてきたのだった
らただのマゾだし、そんな態度をとっても受け入れてもらえること
を期待してきたのならとんでもない自己チューだ。長澤まさみ演じ
る加奈子も同様に何もしゃべらずまったく打ち解けようとしない態
度でやってくるというのは、「こんな自分でも受け入れてくれるだ
ろう」という期待だけで自分は何もしようとしない自己チュー以外
のなにものでもない。
 谷原章介演じる医者の悠一だけは、心情が詳しく語られることも
あって理解できる。厳しい環境の仕事の中で行き詰まった自分の何
かを破るために違った環境で単純な肉体労働に従事しようというの
は理解できる目的だ。
 そう考えると、悠一以外のメンバーは仕事に何かを求めているの
ではなく、そこで出会う人に何かを求めているにもかかわらず、自
分から打ち解けようとはしないというところにどうも納得いかない
ところがあるということなのだと自分なりに理解できてくる。
 まあ、いいように解釈すれば、自分では“人”に何かを求めてい
ることにすら気づかずに、なんとなく何かがあるんじゃないかと思っ
てやって来た若者がそこで人と触れ合うことで、自分が求めていた
ものは人との交流であることを理解し、そこから何かを受け取って
自分の殻を破っていくということなのだろうけれど、そのような物
語を描こうとしているにしては葛藤とか交流とかがあまりに描かれ
ていなさ過ぎる。

 南の島の風景というのはやはり人を癒してくれるし、サトウキビ
栽培の厳しさというのを教えてくれるという面はあるが、ドラマと
いう点ではなんとも腑に落ちない点が多い。篠原哲雄は『月とキャ
ベツ』や『洗濯機は俺にまかせろ』あたりではいい味わいの作品を
作っていたのだが、このところはどうも“売れる”映画を作らされ
ているようで残念だ。無名の役者を使ったような地味な作品のほう
が彼のよさは生かされる気がする。




□ ヒビコレリンク

 『洗濯機は俺にまかせろ』
  



□ DVD今日の買い!

<今日の作品:深呼吸の必要>

価格:¥ 3,511(定価:¥ 3,990)
おすすめ度:



<今日のお勧め>

 篠原哲雄監督作品

価格:¥ 3,511(定価:¥ 3,990)
おすすめ度:


価格:¥ 3,470(定価:¥ 3,990)
おすすめ度:


価格:¥ 3,948(定価:¥ 4,935)
おすすめ度:


価格:¥ 3,587(定価:¥ 3,990)
おすすめ度:





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2007年10月08日

ナイトビジター

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このところ妙に眠いです。
そのおかげでどうも集中力が続かず、うっかりミスをしてしまい
ます。やはり人間は睡眠が基本ですね。ちゃんと寝なけりゃいけ
ません。
だから昨日休んだというわけではないのですが、なんだか眠いで
すねという話です。

集中力といえば、「∞プチプチ」が流行っているそうですね。

こういう手先を使って何かすると、結構集中力が出るような気が
します。プチプチ好きの方はぜひどうぞ。
こちらは即納だそうです。




-------- 目次 --------

■ 今日の映画
 ナイトビジター

□ ヒビコレリンク

□ DVD今日の買い!

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■ 今日の映画 − ナイトビジター


--cinema2066------------

 ナイトビジター

 The Night Visitor
 1970年,イギリス,106分


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<キャスト&クルー>

監督 ラズロ・ベネディク
原案 サミュエル・ローカ
脚本 ガイ・エルムズ
撮影 ヘニング・クリスチャンセン
音楽 ヘンリー・マンシーニ

キャスト マックス・フォン・シドー
     リヴ・ウルマン
     トレヴァー・ハワード
     ペール・オスカルソン

<評価>

☆☆☆(満点=5)


<プレヴュー>

 雪の中を下着姿でさまよう男、その男セーラムは医者のアントン
のかばんに細工をし、知り合いのブリットのところへ行く。実は彼
は精神病者用の刑務所に収容されている囚人で、彼を陥れた妹とそ
の婿のアントンに復讐するために刑務所を抜け出してきたのだった…
 スウェーデン出身の俳優マックス・フォン・シドー主演のイギリ
スのサスペンス映画の佳作。非常にシンプルな作品だがなかなかの
スリルと怖さがある。


<レビュー>

 罪を着せられ、さらに精神病と診断されて刑務所に入れられた男
が復讐するというストーリだが、その復讐する相手が家族というと
ころで物語はかなりシリアスなものとなる。復讐をする男セーラム
は妹とその夫に陥れられ、刑務所に入った。そのため今度はその夫
アントンに罪を着せるために殺人を犯していくのだ。
 物語の核心は刑事がこの連続殺人事件を以下に解決するのかとい
うことにあるが、セーラムが犯人であることをあらかじめ知ってい
る観客としては、セーラムがいかにして刑務所から抜け出して殺人
を犯しまた戻るのかということももうひとつの興味になる。そして、
その脱獄の方法が中盤あたりで明らかになると、物語はさらに殺人
を犯してアントンに罪を着せようとするセーラムと、刑事との対決
という色彩を濃くする。
 この中盤の脱獄のシーンは観客をセーラムの側に引き込むのに寄
与している。さまざまな手を尽くし、難しい状況を乗り越えてでも
復讐を成し遂げようとするセーラムに観客は寄り添っていくのだ。
 しかし、同時に復讐のために愛する妹までも殺してしまうセーラ
ムに対する反感も観客には宿る。その背反する感情を抱えながら、
観客は物語を最後まで見届けることになり、そこには憎悪の恐ろし
さと後ろめたさが人間に及ぼす影響が浮き彫りになっていくことに
なる。そして、ラストはそのような観客の感情に見事にマッチする
エンディングで終わる。重たく暗い想いが残るので痛快というわけ
には行かないが、納得は行く終わり方だ。
 特に凝った演出も、あっと驚くどんでん返しもないが、イギリス
らしい暗さもあって見ごたえのあるサスペンスとなっている。
 そして、それを盛り上げているのが巨匠ヘンリー・マンシーニの
音楽である。彼の音楽はそれだけでそれぞれの場面の意味を観客に
悟らせ、言葉以上にものをかたり、シーンの意味を固定させていく
のだ。それ自体にはそれほど意味があると思えないシーンでも、彼
の音楽によって「何かが起こる」ということがわかるのだ。それも
この作品が能弁なサスペンスになっている大きな要因のひとつだろ
う。

 この作品の主演であるマックス・フォン・シドーはスウェーデン
出身の俳優で、ベルイマン作品の常連として名を上げ30代でアメリ
カに進出、脇役として『エクソシスト』などに出演、88年のペレで
はアカデミー主演男優賞にノミネートされている。現在も名脇役と
しての活躍は続き、最近では『マイノリティ・レポート』や『ハイ
ジ』『ラッシュアワー3』などに出演している。




□ ヒビコレリンク

 特にありません。


□ DVD今日の買い!

<今日の作品:ナイトビジター>

 『ナイトビジター』のDVDは未発売です。


<今日のお勧め>

 ヘンリー・マンシーニ作品

価格:¥ 349(定価:¥ 500)
おすすめ度:

 
価格:¥ 2,142(定価:¥ 2,625)
おすすめ度:


価格:¥ 1,300(定価:¥ 1,500)
おすすめ度:


価格:(定価:¥ 2,990)
おすすめ度:





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2007年10月06日

サリヴァンの旅

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沖縄の八重山は台風で大変だそうで。
読者がいたとしても、停電で読めないかも知れませんが、お気を
つけください。
本土のほうは台風などはありませんが、少し前には北海道で大雨
が降ったり、まだまだいろいろな天候不順が…
たまにはすっきりとした秋晴れの空を見たいものです。



-------- 目次 --------

■ 今日の映画
 サリヴァンの旅

□ ヒビコレリンク

□ DVD今日の買い!

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■ 今日の映画 − サリヴァンの旅


--cinema2065------------

 サリヴァンの旅

 Sullivan's Travels
 1941年,アメリカ,90分


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<キャスト&クルー>

監督 プレストン・スタージェス
脚本 プレストン・スタージェス
撮影 ジョン・サイツ
音楽 レオ・シューケン
   チャールズ・ブラッドショウ
   ジグムンド・クラムゴールド

キャスト ジョエル・マクリー
     ヴェロニカ・レイク
     ロバート・ワーウィック
     ウィリアム・デマレスト

<評価>

☆☆☆1/2(満点=5)


<プレヴュー>

 貧しい人々を描く映画を撮りたいと考えるコメディ映画監督の
サリヴァンは貧しい人たちの生活を知るために浮浪者の格好をし
て旅に出ることに。しかしなぜかハリウッドに戻ってきてしまい、
そこで家に帰るところだという女優志望の美女に出会う…
 コメディ映画の巨匠プレストン・スタージェス自身のコメディ
作家としてのポリシーを宣言したような作品。


<レビュー>

 映画の前半は徹底したスラップスティックコメディでなかなか
面白い。サリバンが旅に出てすぐ、超スピードの車でスタッフの
トレーラーを振り切ろうとするシーンに、そのトレーラーの中で
転換されるどたばたのアクションはいかにもな感じだが面白い。
映画の後半で、主人公のサリヴァンがどたばたコメディアニメを
見てコメディの面白さを見直すように、コメディの基本はやはり
どたばた、サイレントの長い歴史で培われてきたスラップスティッ
クの面白さはやはりハリウッドというところだろうか。
 そして終盤は変わってシリアスなストーリーとなる。浮浪者に
化けての旅でそのつらさを実感したサリヴァンだが、結局それは
その生活がいやになったからやめるというだけのことで、果たし
てそれが本当に貧しさを知ったということになるのだろうかとい
う疑問が沸く。だから、それだけではもちろん終わらない。その
安易な体験から貧しい人々に施そうと考えたサリヴァンはさらに
苦しい境遇に追いやられるのだ。
 しかし、それでもどうも中途半端というか、結局金持ちの映
画監督の視点からは逃れられない。最終的にコメディに立ち戻る
という展開はいいのだが、結局それとつらい境遇の体験は結びつ
いていないように思えてしまう。
 それはつまり、結局スタージェスはコメディ作家であり、社会
派映画は撮れないということだろうか。この作品の中でサリヴァ
ンは社会派映画を撮ることではなく、コメディを撮り続けること
で貧しい人々のために尽くそうと考えたわけだけれど、それはス
タージェスのモーションに過ぎず、結局社会派映画が撮れないこ
との言い訳に思えてしまう。
 本当のところ、スタージェスはそんなことを考えず、コメディ
映画を撮っていれば、それなりに面白い作品が撮れるのだから、
わざわざこんな回りくどい作品を作らないで、コメディを撮って
いればよかったのではないか。もちろん、作中でも言われるよう
に時代というものもある。この作品がとられた第2次大戦のまさ
に真っ最中にコメディを撮るには、それなりの理由付けが必要だっ
たのだろう。
 この作品自体はまあまあの出来だけれど、プレストン・スター
ジェスという監督を観るについては、不可欠の作品だという気が
する。この時代のハリウッドのコメディ映画は今見て笑うという
のはなかなか難しいが、単純な笑いはやはり面白い。スタージェ
スの単純な笑いが、単純な動機から出たわけではないということ
をこの作品は説明し、理解を求める。実際そんなことはどうでも
いいといえばいいのだが、映画が現実社会と密接にかかわるもの
であるということを考えると、それも無視できないことなのだろ
う。
 小難しいことは考えず、単純に楽しみたい作品ではあるが…






□ DVD今日の買い!

<今日の作品:サリヴァンの旅>

価格:¥ 391(定価:¥ 500)
おすすめ度:



<今日のお勧め>

 プレストン・スタージェス作品

価格:¥ 371(定価:¥ 500)
おすすめ度:


価格:¥ 474(定価:¥ 500)
おすすめ度:




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