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乱気流/グランド・コントロール
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■ 今日の映画 − 乱気流/グランド・コントロール
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乱気流/グランド・コントロール
Ground Control
1998年,アメリカ,97分
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<キャスト&クルー>
監督 リチャード・ハワード
原案 タラート・チャプタン
ロバート・モアランド
脚本 マーク・シェパード
ロバート・モアランド
撮影 ヘナー・ホフマン
音楽 ランディ・ミラー
キャスト キーファー・サザーランド
ケリー・マクギリス
ロバート・ショーン・レナード
クリスティン・スワンソン
マイケル・グロス
ブルース・マッギル
<評価>
☆☆☆(満点=5)
<プレヴュー>
航空管制官のジャック・ハリスは自分が管制していた航空機が事
故を起こしたことにショックを受け管制官を辞め、航空管制ゲーム
の開発に携わっていた。そこに元同僚のTCが訪れ、大晦日の一日
だけ応援来てくれと頼む。折れて応援に行ったジャックだったが、
事故のフラッシュバックに襲われ、さらに嵐が迫ってきていた…
キーファー・サザーランド主演の航空パニック映画。B級映画と
いう感じだが、なかなかうまく作られていてそれなりに楽しめる。
<レビュー>
航空管制官の映画といわれて思い出すのは、ジョン・キューザッ
クとビリー・ボブ・ソーントンが出ていた『狂っちゃいないぜ』だ。
この作品もぎりぎりの精神状態で管制を行う管制官を描いたもので、
二つの作品はかなり似ていると思う。この『乱気流』が1998年で、
『狂っちゃいないぜ』が1999年だから、航空管制官者が流行だった
のだろうか。それ以降はあまり作られたという話を聞かないのは、
やはりアクションなんかを挟む余地もなく、物語の展開にそれほど
バリエーションを生むこともできない地味さからだろう。
でも、私は結構こういう精神的なサスペンスというのは好きだ。
しかも、航空管制の画面というのは黒くて升目がつけられた円を緑
色の点が移動するだけというきわめてシンプルな映像である。この
シンプルなところからサスペンスが生まれるというのは想像力を刺
激されていい。
この作品では、出世主義で部下のことを考えないチーフ、とんで
もない日に初日を迎えてしまった新人、自信満々の若手、頼もしい
修理屋のおっちゃんとさまざまなキャラクターを用意して、航空管
制という地味な題材にさまざまなドラマが盛り込まれるように工夫
されている。そのどれもがステレオタイプといわれればそうなのだ
が、ステレオタイプというのはやはりそれなりの魅力があり、その
組み合わせによってはそれなりに面白い物語になるのだということ
をこの映画は示す。展開もオーソドックスで、あった驚くどんでん
返し問うようなものはないが、このような予定調和の安心できる展
開というのも悪くないなと思った。
最近のハリウッドのサスペンス大作はといえば、どう観客をだま
すか、どこで予想もつかない展開を作るかということに終始して、
物語や登場人物(主に脇役)に面白みがなくなってしまっているこ
とが多い。そんな手の込んだことをしなくても、お金のかかる凝っ
たCGを使わなくても、しっかりと作れば有名な役者がほとんど出
ていなくてもそれなりに面白いものを作ることはできる。この映画
はそのことを証明している。
それにしても、この映画に出てくるのは管制塔と飛行機の中とあ
とはせいぜいジャックのアパートくらいのもので、セットにもまっ
たくお金がかかっていないし、キーファー・サザーランド以外ははっ
きりいって一流といえる役者ではない(キーファー・サザーランド
もこの頃はぱっとしていなかったし)。TCを演じたブルース・マッ
ギルは本当にあちこちで見る役者だけれど、ほとんど注目すること
はなかったが、この作品ではなかなかの存在感を見せている。
アメリカにはこういう作品が本当にたくさん埋もれている。それ
をわざわざ探し出そうという気にはならないが、何とはなしに見た
作品がちょっと面白いと、少しうれしくなるものだ。そんな作品。
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『狂っちゃいないぜ』
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<今日の作品:乱気流/グランド・コントロール>
<今日のお勧め>
関係ないけど『乱気流』という別のシリーズがあります。







