http://www.cinema-today.net/
どうも、今日も眠く、忙しいです。
映画祭以外の情報や作品もお届けしたいと思っているのですが、
なかなか手が回りませんで。ここはあきらめて今週1週間お付き
合い下さい。
今日は夜に、フランソワ・オゾンの新作『エンジェル』の上映が
あります。『続・三丁目の夕日』もあります。
当日券もまだあると思うので、興味のある方は是非チェックして
みてください。
ちなみに明日は『マイティ・ハート』というアンジェリーナ・
ジョリー主演のウィンターボトムの新作があります。当日券は
0時から発売だそうなので、是非見たいという方はTOHOシ
ネマズ六本木ヒルズのサイトをチェックしてください。
http://www.tohotheater.jp/theater/roppongi/index.html
今日は『リーロイ!』という作品です。
昨日に続いて日本での配給は未定です。この機会にどうぞ。
http://www.tiff-jp.net/ja/lineup/works.php?id=13
-------- 目次 --------
■ 今日の映画
リーロイ!
□ ヒビコレリンク
□ DVD今日の買い!
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■ 今日の映画 − リーロイ!
--cinema2077------------
リーロイ!
Leroy
2007年,ドイツ,89分
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<キャスト&クルー>
監督 アルミン・フォルカース
脚本 アルミン・フォルカース
撮影 トニー・ミッチェル
音楽 アリ・N・アスキン
キャスト アライン・モレル
アンナ・ハウズブルグ
コンスタンティン・フォン・ヤシェロフ
ギュンター・カウフマン
<評価>
☆☆1/2(満点=5)
<プレヴュー>
アフロヘアのアフリカ系の少年リーロイはドイツに黒人で発明家
の父と白人の母と暮らすれっきとしたドイツ人。そのリーロイが1
学年下のエーファに恋をする、エーファもリーロイのことが気に入っ
て二人は付き合い始めるが、エーファの両親はネオナチらしい…
ドイツの新人監督アルミン・フォルカースが撮ったキュートなコ
メディ・ドラマ。人種差別をネタにしながら、少年たちを描くこと
でかわいく、ほほえましいコメディになっている。
<レビュー>
アフロヘアのリーロイも、その恋人になるエーファも、リーロイ
の親友のディミもなんだかかわいくて、それだけで作品としては成
り立っている気もするし、子供向けの作品としてはなかなか面白い
のかもしれない。しかし、大人向けの作品としてみると何かが足り
ないという気になってくる。
この作品で一番面白いのは、リーロイを差別するネオナチ兄弟の
行動である。とにかく相手をひっぱたき、とにかくつるんで暴力を
振るり、犬に“ハイル”という芸を仕込ませようとする。もちろん、
この作品はそんなネオナチに対する皮肉を込めた作品で、それが最
もよく表れたのは、医者が「スキンヘッドの家族には骨折が多い。
受動喫煙みたいなものか」というところで、このセリフは皮肉が効
いていて面白かった。
しかし、このようにネオナチとアフリカ系というわかりやすい構
図であるにもかかわらず、ネオナチ兄弟とリーロイたちの関係は今
ひとつすっきりしない。ネオナチ兄弟もリーロイも結局相手にどの
ような感情を抱いているのかがはっきりと観てこないのだ。もちろ
ん両方とも、恋人の兄弟⇔兄弟の恋人という関係もあってただ敵対
することはできないのかもしれないが、その感情の機微が描かれて
いるわけでもなく、なんとなくただぎこちない関係が続いているよ
うに見えてしまう。
リーロイが“ブラック・パワー”に感化されてマルコムXやなん
かに入れ込んでいくエピソードもそれによってリーロイがどう変わっ
たのかがわかりにくく、今ひとつ効果的とはいえない。
さらには、物語が展開していく中で、それぞれの登場人物が知っ
ていることと観客だけが知っていることの区別が今ひとつついてい
ない。このことはネオナチ兄弟は知っていて、リーロイは知らない
ということが明確にされないために、物語の展開にも、関係の変化
にもメリハリがなくなってしまうのだ。
そして、リーロイと両親の関係もいまいちはっきりしない。両親
は基本的にはリーロイを尊重し、リーロイの自由にしているわけだ
が、結局リーロイに反発されてしまうし、その関係もあまりうまく
描かれているとは思えない。
一つ一つのギャグには結構面白いものもあり、リーロイという主
人公の視点に絞ってみれば、わかりやすく感情も理解しやすく見る
ことができる作品ではある。もう少し映画としての組み立てをうま
くすればかなり面白い作品になったと思うだけに、少し残念だ。オ
チにもメッセージがこめられていてそれはそれでいいのだが、その
割にはどうも中途半端な印象が付きまとい、最後まですっきりしな
い。
でも、人種差別が題材になった子供が主人公のコメディなんてい
うドイツ映画は今まで見たことがなかったから、新鮮さはあった。
映画祭というのはやはり新しいものを発掘する場でもあるから、こ
のような作品を取り上げるのには意味があるだろうし、ここから広
がっていくものもあるのではないかと思う。
□ ヒビコレリンク
とくにありません
□ DVD今日の買い!
<今日の作品:リーロイ!>
『リーロイ!』のTIFFでの上映情報はこちら
http://www.tiff-jp.net/ja/lineup/works.php?id=13
<今日のお勧め>
リーロイが見ていた作品や黒人関係。





