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各地から初雪の便りが届いたり、木枯らし一号が吹いたりして、
あっという間に冬ですね。まあ、11月も終わりなので冬なのが当
たり前なんですが、直前まで暖かかったのでなんかね。
昨日はドラフト会議などもありまして、アメリカで頑張っていた
多田野選手が日ハムの1位で選ればれたのが結構驚きでした。
以前マック鈴木選手もドラフトで日本球界に入りましたが、ドラ
フトの制度っていまいちわかりませんね。
しかし、今年はなんだかいつになくドラフトが盛り上がったよう
な気がします。高校生ナンバー1の佐藤と大学ビッグ3のひとり
加藤を取ったヤクルトが一番の成功チームですかね。
取り止めがないですが、オシムが復帰できない場合の監督にオジェッ
クが内定したそうで、それも見てみたいなぁ…
浦和はその前にクラブ世界選手権がありますので、ぜひ勝ち上がっ
てACミラン戦を見たいです。超プラチナチケットになるでしょう
ねぇ…
あー、今日は『遠い道のり』というTIFFでやっていた映画。
公開されてもおかしくないと思いますが、まだ未定だそうな。
-------- 目次 --------
■ 今日の映画
遠い道のり
□ ヒビコレリンク
□ DVD今日の買い!
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■ 今日の映画 − 遠い道のり
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遠い道のり
最遙遠的距離
2007年,台湾,110分
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<キャスト&クルー>
監督 リン・チンチェ
脚本 リン・チンチェ
撮影 ヤン・ウェイハン
ソン・ウンゾン
音楽
キャスト グイ・ルンメイ
モー・ズーイー
ジア・シャオグオ
<評価>
☆☆☆1/2(満点=5)
<プレヴュー>
新しいアパートに引っ越したシャオユンは不倫相手との関係に息
苦しさを感じていた。そんな彼女のところには何通も前の住人宛に
郵便物が届く。思い切ってその郵便物を開けてみるとそこには波の
音のテープが入っていた。その送り主シャオタンはその土地を音を
求めて旅をする録音技師だった。
台湾の人気女優グイ・ルンメイが主演したロードムービー。ヴェ
ネチア映画祭「国際映画批評家週間」最優秀作品賞を受賞。
<レビュー>
心にぽかりと穴が開いたとき、人は旅に出る。旅は何かを忘れる
ためのものであり、何かを求めるためのものだ。
この作品で最も印象に残ったのは医師を演じたジア・シャオグオ
だ。少し禿げかかった頭に独特の風貌、男前ではないのだがなんと
もいえない味がある。そして声はかなり低いけれどよく響く。役柄
としてもかなり風変わりで、最初の登場シーンでは売春婦とホテル
に行き、自分が売春婦の役をやるからそれを締め上げる警察の役を
やれと迫るのだ。次のシーンでは夫の浮気に悩む女性を診察し、彼
女の心の中をずばりと言い当てて、彼女を追い込んでいく。前のシー
ンがあるからこれも何かのプレイかと思うが、彼の役柄は本当に精
神科医だった。
そして、カメラもそんな彼の顔をクロースアップで映し続ける。
それはかなり異様な映像だ。顔に浮いた脂が光るその映像の彼の表
情はいたってまじめなものなのだが、おかしさがこみ上げてくる。
そして彼は旅に出る。
この物語の主人公の3人はみな旅をするわけだが、まず録音技師
のシャオタンが旅に出る。旅に出るシーンはないのだが、シャオユ
ンに届くテープから彼が旅に出たことがわかる。そして、次に旅に
出るのは医師のアツァイだシャオタンとアツァイは田舎の小さな売
店で出会う。この出会いがまた強烈だ。シャオタンはその売店の売
り子が店の奥でカラオケを歌うのを録音するのだが、そこにやって
きたアツァイがそこに勝手に入っていく。相手と距離を置いて盗み
聞くシャオタンと、勝手に相手の領域にずかずか入っていくアツァ
イ、その対象が面白い。そして最後に旅に出るのがシャオユンだ。
彼はシャオユンの音に見せられ、彼の音と彼を追って旅に出る。
この物語の主役は音を追って旅をするシャオタンとそれを追って
旅をするシャオユンだが、実は最も重要な登場人物は医者のアツァ
イだろう。シャオタンとシャオユンのふたりは心に傷や空虚を抱え
て旅に出る。このふたりだけの物語だったらあまりに退屈で曖昧な
ものになってしまうところにこのアツァイが入ることで物語りは充
実する。彼は直接的にシャオタンの心中を吐露させる役回りを演じ
ると同時に、人間の心の不安定さやもろさを示しもする。彼の突飛
な行動は抑圧された欲求の顕現の一端である。その顕れ方は奇妙で
突飛に見えるが、その行動のそれぞれに意味はある。何よりも突飛
な行動には人間を癒す効果がある。突然旅に出るというのもそうだ
が、日常とかけ離れた非日常的な行為をすることで人は癒されるも
のなのだ。
アツァイの行動はそんな人間の心理を使って、自分の心を癒そう
という行為だ。傍から見て異様に見えれば見えるほどその非現実感
は増し、現実を忘れることができるのだ。
この作品を見て思うのは、男は何かを忘れ、捨て去るために旅を
し、女は何かを求めて旅をするということだ。シャオタンは順を追っ
て思い出を整理し、それに思い切りをつけようとする。アツァイは
非現実を体験することでいやなことを忘れようとする。シャオユン
は音とシャオタンを追うことで新しい何かを求め、同時にその旅が
ささやかな非日常となる。
彼らはみな傷つき壊れてしまった心を抱え、それを癒すために旅
に出る。そのやり方にはさまざまな形があり、あらゆる人や音や治
療がその助けになるわけだけれど、結局最終的に克服するのは自分
自身なのだということも言っている。崩れてしまった心を組み立て
なおし、開いてしまった穴をふさぐ。それができるのは自分しかい
ない。それを知っているアツァイはそのきっかけを探すために旅に
出る。最初にあてにしていた手がかりは空振りに終わるが、最後に
はそのきっかけを天啓のように見つける。それがどんなに異様に見
えても、彼にとっては「それ」なのだ。他の人からすればどれも同
じに聞こえる“音”がシャオユンの癒しのきっかけとなったように。
□ DVD今日の買い!
<今日の作品:遠い道のり>
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<今日のお勧め>
グイ・ルンメイ出演作





