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北海道、東北は大雪だそうで、本当にいきなり冬です。
今年の冬は寒暖の差が激しい予想だそうで、どんな冬になる
ことやら。これだけ雪が降ると、スキーやスノボをやる人に
はいいのかもしれませんね。
スノボウェア福袋なんてのも売り出されています。
でも、寒いからねぇ…
何年も雪山には行っていません…
映画は今日から公開の『マイティ・ハート -愛と絆-』です。
-------- 目次 --------
■ 今日の映画
マイティ・ハート/愛の絆
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■ 今日の映画 − マイティ・ハート -愛と絆-
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マイティ・ハート -愛と絆-
A Mighty Heart
2007年,アメリカ,108分
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<キャスト&クルー>
監督 マイケル・ウィンターボトム
原作 マリアンヌ・パール
脚本 ジョン・オーロフ
撮影 マルセル・ザイスキンド
音楽 ハリー・エスコット
モリー・ナイマン
キャスト アンジェリーナ・ジョリー
ダン・ファターマン
アーチー・パンジャビ
イルファン・カーン
ウィル・パットン
<評価>
☆☆☆☆(満点=5)
<プレヴュー>
共にジャーナリストのダニエルとマリアンヌのパール夫妻は9.11
のテロ後にパキスタンに入り取材を続けていた。帰国を控えた日、
ダニエルは最後にジラニ師へのインタビューをすることになってい
たが、約束の時間になっても帰ってこなかった…
世界を震撼させたダニエル・パール事件をつづったマリアンヌ・
パールの原作にブラッド・ピットがほれ込み、自らのプロダクショ
ンで映画化した作品。
<レビュー>
この映画にはふたつの要素がある。ひとつはマリアンヌの愛の物
語としての要素、もうひとつは社会派作品としての要素である。マ
イケル・ウィンターボトムの前作はテロリストとして捕らえられた
若者を描いた『グアンタナモ、僕達が見た真実』だったが、この
『マイティ・ハート』でもそのグアンタナモのニュースが流れ、収
監者の待遇改善が誘拐犯の要求となるなど、9.11のテロ以降のアメ
リカとテロリストとの関係をテーマにした連作と捉えることもでき
る内容になっている。
イスラム過激派のテロリズムはいま世界でもっとも社会的な影響
が大きいトピックであり、それを映画化するのは意義深いことだ。
そしてさらにそこにムスリムとユダヤの関係、パキスタンとインド
の関係などが入り込み事態は複雑になる。あまりにさまざまなこと
が関係しすぎて容易には解きほぐせないこの問題を、世界的に注目
されたひとつの誘拐事件から描いていこうというのは意欲的であり、
わかりやすい方法論だと思う。この作品は、複雑に絡み合って奥の
見えない藪に懐中電灯の灯りを当てたようなものだ。とても奥まで
は見通せないが、手前にある枝の絡まり具合から、奥がどのように
なっているのかある程度予想はできる。ウィンターボトムはその中
でも特にグアンタナモに注目して、そこにアメリカとイスラム過激
派との関係がこじれる本質を見ているのだと思う。
そしてもうひとつこの問題の複雑さを象徴しているのがアーチー・
パンジャビが演じるアースラである。パキスタンでアメリカの新聞
社の仕事をしているインド人である彼女はパイスタントアメリカ、
パキスタンとインドというふたつの穏やかではない関係を同時に抱
えている。しかもダニエルとマリアンヌが暮らしているのは彼女の
家であり、必然的に捜査本部が置かれるのも彼女の家になるのだ。
彼女はマリアンヌと信頼関係にありながら、パキスタン人からはイ
ンドのスパイと中傷される。ユダヤ人であるダニエルはモサドとつ
なげられ、アースラはインドとつなげられる。
これはもはやアメリカとパキスタン、あるいはアメリカとイスラ
ム過激派の間だけの問題ではない。さまざまな国や勢力を巻き込ん
だ巨大な情報戦争なのだ。この作品はその難しさを見事に表現して
いる。
もうひとつの愛の物語としての側面、これは非常にシンプルなも
のだ。愛する夫を理不尽な暴力によって奪われることへの恐怖と不
安、マリアンヌはその恐怖と不安と戦わなければならないのだ。こ
の作品が感動作となるのはこの愛の物語としての側面によってだ。
そしてさらに、その感動を強くするのは、彼女がその感情表現を
抑制されざるを得ないという事実だ。この作品には二つの要素があ
ると書いたが、マリアンヌの中にもふたりのマリアンヌがいる。一
人は夫を愛する妻であり、もう一人はジャーナリストである。ジャー
ナリストとしての自分自身がいるために彼女は妻としての自分の感
情をすべて吐き出すことはできない。妻としての彼女は感情を爆発
させるが、ジャーナリストとしての彼女は非常に冷静で理知的だ。
もちろん互いが互いを支えているわけだが、ジャーナリストとして
の冷静さがあるがゆえに、感情を押し殺してしまう苦しさが彼女の
苦悩をより大きなものとしてしまっているのだ。
ただ、その彼女が本当に感情を爆発させるとき、その感情の奔流
は見るものを感動させる。アンジェリーナ・ジョリーはそれを本当
によく演じている。彼女はアフリカで子供を生んだ後、アメリカに
帰ることなくインドに渡って撮影に望んだという。ほんの少し前ま
で妊婦だった自分と重ね合わせることで真に迫った演技ができたの
かもしれない。
そして、この作品からさらに考えを進めようというときポイント
になるのは、パウエル国務長官の記者会見の映像だ。彼は被害者の
ことを気にかけているようでいながら、テロリストと交渉すること
は断固として拒否している。
これは国家の政治のレベルからは個人が見えないことの一例だ。
個人のレベルでは現実に悲劇が起き、テロリストもテロリストでは
ないパキスタン人も顔を持った人間としてマリアンヌたちの前に姿
を見せるが、アメリカ政府にとって彼らは“テロリスト”という顔
のない集団に過ぎない。国家レベルの政治におけるテロリストと現
実の中で出会うテロリストの間には大きな違いがある。
これを追求していくとどんどん映画から離れていってしまうので、
書かないことにするが、この話が行き着く先は個人と政治の乖離と
いう現代社会の問題である。『グアンタナモ…』もその問題を提起
した映画だった。この2作品によって9.11後の世界を深く考察する
ウィンターボトムが次の作品でさらに、この問題へと踏み込んでく
れることを期待したい。
□ ヒビコレリンク
『グアンタナモ、僕達が見た真実』
□ DVD今日の買い!
<今日の作品:マイティ・ハート -愛と絆->
『マイティ・ハート -愛と絆-』公式サイト
いきなり予告編が始まります。
<今日のお勧め>
アンジェリーナ・ジョリーですかねやはり
なんと345円!!!







