2007年12月16日

ラブソングができるまで

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年賀状の受付開始というニュースをやっていましたが、まだ年賀
状を買ってすらいないというか、買おうという気持ちにすらなっ
ていないという感じ。その前にクリスマスやら大掃除やらやらな
きゃならないことがたくさんありますのでね。

その前に今日はクラブW杯の3位決定戦と決勝が。浦和が3位決
定戦に出ることで今年は3位決定戦から盛り上がりそうです。し
かもアフリカのエトワール・サヘルもかなりいいチームのような
ので両方とも面白い試合になりそうですね。



-------- 目次 --------

■ 今日の映画
 ラブソングができるまで

□ ヒビコレリンク

□ DVD今日の買い!

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■ 今日の映画 − ラブソングができるまで


--cinema2115-----------

 ラブソングができるまで

 Music and Lyrics
 2007年,アメリカ,104分


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<キャスト&クルー>

監督 マーク・ローレンス
脚本 マーク・ローレンス
撮影 ハビエル・ペレス・グロベット
音楽 アダム・シュレシンジャー

キャスト ヒュー・グラント
     ドリュー・バリモア
     ブラッド・ギャレット
     クリステン・ジョンストン
     ヘイリー・ベネット

<評価>

☆☆1/2(満点=5)


<プレヴュー>

 80年代にアイドルグループ“Pop!”のボーカルだったアレックス
は「なつかしのスター」として活動を続けていた。そんな彼のとこ
ろにカリスマ的な歌手コーラから新曲の依頼が。最初は人気作詞家
と組んだ彼だったが、そこに植木に水をやりに来たソフィーが口ず
さんだ詩にほれ込んだアレックスは、彼女に作詞を頼むが…
 80年代をネタにしたラブコメディ。ヒュー・グラントとドリュー・
バリモアという英米のラブコメスターが初共演した。



<レビュー>

 “Wham!”を髣髴とさせる80年代アイドルのプロモーションビデオ
で始まるこの作品。そのビデオの中で80年代な髪型と格好で歌い踊
るヒュー・グラントはおかしい。私なんかはこの80年代ポップスは
ぎりぎりストライクな世代なので、少々つぼに入ってしまったが、
それ以外はどうなのだろうか。
 80年代に大人気となったWham!は「ラスト・クリスマス」こそクリ
スマスになると今も毎年かかるが、それ以外の局は懐メロとしてかか
る程度だ。ソロデビュー直後はヒットを飛ばし続けていたジョージ・
マイケルも今はあまり名前を聞かなくなってしまった。そして「も
うひとりのほう」アンドリュー・リッジリーはソロアルバムを出し
たもののこの映画の主人公アレックスのようにまったくヒットせず、
今はすっかり消えてしまった。 
 そんなWham!とどうしてもかぶるPop!を見てそんなトリビアを思い
出しながら見てしまうわけだが、そういう80年代カルチャーのその
後を知らないと、おばさんというには若いがお嬢さんというには少々
きつい年代の女性達ばかりが嬌声をあげ、後ろでは元同級生の男ど
もがしらけた顔をしている同窓会でのアレックスのステージの面白
さはわからないのではないだろうか。
 こんなことで考えるのは、ハリウッド映画というのはどんどん細
分化されてきているということだ。一昔前は老若男女誰でも楽しめ
る映画がヒットし、観客を分けるといっても子供と若者と大人とい
う区別ぐらいだったのが、今ではもっと世代を細かく分けて観客の
ターゲットを絞っているように思える。この作品などは40歳前後の
観客をターゲットにし、それ以外のことはあまり考えていない。こ
れはシネコンと多スクリーンかに一因があると思うのだが、まあと
にかくそのように細分化されてしまったために、人によって面白かっ
たり面白くなかったりする作品というのが増えているように思える。

 その80年代ポップという特徴を除くと、この作品はきわめてスタ
ンダードなラブコメというくらいしか特徴はない。男女が偶然に出
会って少しずつお互いに引かれていくという話。ヒュー・グラント
とバリュー・バリモアの魅力で何とか持ってはいるが、プロットは
ありきたりだし、台詞はくさすぎるし、登場する人物はステレオタ
イプだし、エピソードもどこかで聞いたようなものばかりだ。
 監督のマーク・ローレンスは『トゥー・ウィーク・ノーティス』
に続いて2本目の監督だが、それ以前は脚本家で『デンジャラス・
ビューティー』などの脚本を書いていた。2本目ということで特に
彼独特のスタイルというのもないようだし、演出よりも脚本で物語
を組み立てようとしているのが見えすぎてしまう。言葉に頼らず、
映像でもう少し語っていたら物語に入り込みやすかったのではと思
うのだが。
 この映画はドリュー・バリモアかヒュー・グラントのファンか80
年代に青春時代を過ごした人には楽しめるが、他の人には平均点の
ラブコメでしかない。まあそれでいいのかもしれないけど、そこに
は心はこもっていないよね。





□ DVD今日の買い!

<今日の作品:ラブソングができるまで>

価格:¥ 2,944(定価:¥ 3,980)
おすすめ度:



<今日のお勧め>

 サントラと80年代ポップ

価格:¥ 2,322(定価:¥ 2,580)
おすすめ度:


価格:¥ 1,554(定価:¥ 2,100)
おすすめ度:


価格:¥ 1,303(定価:¥ 1,647)
おすすめ度:


価格:¥ 2,700(定価:¥ 3,570)
おすすめ度:




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2007年12月14日

ザ・シンプソンズ MOVIE

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クリスマスやらお歳暮やらとギフトに悩む季節ですが、楽天は
楽天ギフトという新しいサービスをスタートさせたそうです。

相手の住所がわからなくてもメールで送ることができたり、
いくつかの商品を選んでカタログを作って相手に選んでもらっ
たり、といったことができるそうです。
選べる商品はまだ少ないですが、便利な人には便利なサービス
かもしれません。電報も送れるみたいですよ。
本当に楽天はいろいろなことを考えますねぇ…



-------- 目次 --------

■ 今日の映画
 ザ・シンプソンズ MOVIE

□ ヒビコレリンク

□ DVD今日の買い!

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■ 今日の映画 − ザ・シンプソンズ MOVIE


--cinema2114-----------

 ザ・シンプソンズ MOVIE

 The Simpsons Movie
 2007年,アメリカ,87分


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<キャスト&クルー>

監督 デヴィッド・シルヴァーマン
原作 マット・グローニング
脚本 ジェームズ・L・ブルックス
   マット・グローニング
   アル・ジーン
   マイク・スカリー 他
音楽 ハンス・ジマー

キャスト ダン・カステラネタ
     ジュリー・カヴナー
     ナンシー・カートライト
     イヤードリー・スミス
     ハンク・アザリア
     グリーン・デイ
     トム・ハンクス

<評価>

☆☆☆☆(満点=5)


<プレヴュー>

 スプリングフィールドに住むシンプソン一家のダメ親父ホーマー
はブタを飼い始める。娘のリサは危機的状況にある地元の湖の美化
活動を行い、ついにごみ捨てが禁止されるが、ホーマーがそれを破っ
てごみを捨てたことでスプリングフィールドに悲劇が訪れる…
 18年続く人気TVシリーズの待望の映画化。とはいっても映像も
ストーリーも豪華になるわけではなく、ただ時間が90分に伸びただ
け。しかし、バカっぷりと辛らつな社会風刺は健在でTVシリーズ
の5倍くらいは楽しめる。日本語吹き替えは予告を見る限り最低だ。



<レビュー>

 シンプソンズは下品だ。下ネタは連発だし、ホーマーはどうしよ
うもない。この映画版でも、バートが全裸でスケボーに乗って街を
疾走する。しかし、そのシーンのつくりが本当に笑える。人の頭と
か植木とか、いろいろなもので大事なところを隠して、それを見せ
ないように映像を作り続ける。そして、このアニメはまったくリア
ルでないために下品であってもグロテスクではなく笑えてしまう。
そのあたりは「クレヨンしんちゃん」に似たところがあるのではな
いだろうか。「ヤッターマン」は実写化できても、「シンプソンズ」
や「クレヨンしんちゃん」は実写化できない。しかしまあ下品なこ
とは確かだから、親なら子供にはあまり見せたくないかもしれない。
でも子供ってのは下品なギャグが好きなもので、このシンプソンズ
も子供に受けること間違いなしだ。
 そして、バカバカしさもTVと変わらない。私がなんと言っても
つぼにはまったのは“スパイダー・ピッグ”だ。ホーマーがバーガー
ショップ化何かから逃げてきたブタを飼うことにし、それをやたら
とかわいがるのだが(そのあたりの設定の意味もまったくわからな
いが、ホーマーだから仕方がない。ホーマーの行動にはそもそも意
味がない)、ホーマーはそのブタを抱えて、天井に足跡をつけなが
ら“スパイダー・マン”の替え歌“スパイダー・ピッグ”を歌うの
だ。その替え歌が実によくできていて、エンドロールにはちゃんと
したバージョンまで披露される(音楽はハンス・ジマーだから本当
に本格的なバージョンである)。これは本当にバカバカしくておか
しい。
 この“スパイダー・ピッグ”に代表されるパロディ精神もシンプ
ソンズの魅力のひとつだ。そのパロディ精神は映画というジャンル
内にとどまらず、現実世界の全体に及ぶ。なんといってもおかしい
のは大統領がシュワルツネガーだということ(本人が出演していな
いのが残念だが)だ。シュワルツネガーの政治家としての資質と、
アメリカ大統領一般を痛烈に皮肉ったその設定にはニヤニヤが抑え
られない。そしてその社会風刺は「シンプソンズ」の社会派アニメ
としての側面も明らかにする。「シンプソンズ」は徹底的にくだら
ないにもかかわらず、社会派アニメでもある。この作品の物語の発
端は環境破壊であり、ホーマーは原子力発電所に勤めている。
 もうひとつ「シンプソンズ」がいつも語るのは“家族愛”につい
てだ。“家族愛”というのはどうにもくすぐったいものだが、とに
かく下品でバカバカしく、社会風刺にあふれたこのアニメをどうに
かまとめているのが“家族愛”なのだ。普段は反発しあっているが、
危機に瀕したときにはひとつにまとまる。それが家族であり、それ
がシンプソン家なのだ。バカでドジなホーマーも家族のためには奇
跡を起こせる。それは感動的でさえあるかもしれない。
 この映画はオープニングのカンパニー・クレジットからエンドロー
ルの終わりまでまったく目を離せない作品だ。端から端まで余すこ
となく遊びが盛り込まれ、シンプソンズファンを喜ばせる。エンド
ロールで驚かされたのは、ひとりの声優がものすごい数の役を演じ
ているということだ。internet movie databaseによれば、ホーマー
を演じたダン・カステラネタはホーマー以外に、イッチー、バーニー、
おじいさん、クラスティ、市長など21役を演じている。それがシン
プソンズの世界観の一部を作っているのだろう。劇場版の日本語吹
き替えではそうは行かない。和田アキ子のマギーはひどすぎる… 
ぜひ字幕版で見るか、DVDにオリジナル声優の吹き替え版が入る
ことを期待してそれまで待って欲しい。





□ ヒビコレリンク

 『ザ・シンプソンズ MOVIE』公式サイト

 アメリカの公式サイトはクリップなどもあって楽しいです。


□ DVD今日の買い!

<今日の作品:ザ・シンプソンズ MOVIE>

 そのうちでるさ。カレンダーでも眺めてて
Matt Groening
価格:¥ 1,130(定価:¥ 1,507)
おすすめ度:


<今日のお勧め>

 『ザ・シンプソンズ』は永遠なり

価格:¥ 7,615(定価:¥ 10,290)
おすすめ度:


価格:¥ 5,498(定価:¥ 7,854)
おすすめ度:


価格:(定価:¥ 1,565)
おすすめ度:


価格:(定価:¥ 5,040)
おすすめ度:




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2007年12月13日

図鑑に載ってない虫

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12月もはや半ば、そろそろクリスマス・プレゼントなどを買わな
ければならない季節になってきました。
クリスマス・プレゼントといってもいろいろありますが、子供だ
けでなく大人向けでも、今年もDSが人気だそうです。一家に一
台といわれるDS(うちにはありませんが)、今年こそという方
お得なセットなどもありますので、そちらをご検討ください。

あとゲームでは“Wii Fit”でしょうか。
17日に1台限り3000円というのがあるようです。


まあ、あとクリスマスといえばシャンパン(あるいはスパークリ
ングワイン)ですかね。まとめてどうぞ。
高級セット
中級セット
格安セット 
激安セット 



-------- 目次 --------

■ 今日の映画
 図鑑に載ってない虫

□ ヒビコレリンク

□ DVD今日の買い!

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■ 今日の映画 − 図鑑に載ってない虫


--cinema2113-----------

 図鑑に載ってない虫

 2007年,日本,103分

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<キャスト&クルー>

監督 三木聡
脚本 三木聡
撮影 小松高志
音楽 坂口修

キャスト 伊勢谷友介
     松尾スズキ
     菊地凛子
     岩松了
     ふせえり
     水野美紀
     松重豊

<評価>

☆☆☆(満点=5)


<プレヴュー>

 「黒い本」の記者の“俺”は美人編集長に一時的に死ぬことがで
きる“死にモドキ”を手に入れ、臨死体験をルポしろと命令される。
“俺”は友だちでアル中のオルゴール作家エンドーとともに死にモ
ドキを探し始めるが、おかしな出来事が次々降りかかる。
 『亀は意外と速く泳ぐ』の三木聡によるナンセンスコメディ。ド
ラマの『時効警察』なんかと比べるとナンセンス度は比べ物になら
ない。とにかく意味不明でバカバカしいそんなコメディ。



<レビュー>

 三木聡といえばナンセンスさが目を引くが、大人気となったドラ
マ『時効警察』や原作があった『イン・ザ・プール』ではそれほど
エキセントリックな印象はなかった。しかし、この作品はオリジナ
ル脚本で脱力系ナンセンスコメディだった『亀は意外と速く泳ぐ』
をさらに27倍くらいにナンセンスにした感じで、それはナンセンス
を通り越して意味不明になっている。
 だから、この作品ははまる人にははまるがはまらない人にはまっ
たくはまらない。はまらなければまったく意味はわからず、ただ意
味不明で気持ち悪い映像が並んだだけのお粗末な作品と感じられて
しまうだろう。しかし一度はまってしまえば爆笑に継ぐ爆笑なので
はないだろうか。
 私はといえば、そのような作品の性質を感じ取ってしまったので、
一歩引いて見てしまった。それでもこういうナンセンス作品はキラ
イではないので、ついつい笑ってしまうところもあって、作品の質
はかなり高いと感じた。ただ、主役の“俺”を演じた伊勢谷友介が
どうもしっくり来ない感じだ。この作品世界の人々はみんなあくが
強く、その中で伊勢谷友介はどうも存在感が薄いし、演技が下手と
いうわけではないんだけれど、ひとりだけ違う世界の人間のようだ。
その点、菊地凛子はよかった。『バベル』よりもはるかに世界に溶
け込み、あくの強い役者達の間に自然になじんでいる。彼女はコメ
ディのほうが向いているんじゃないだろうか。

 まあ、それはともかくとして、下ネタありグロありのナンセンス
な笑いがこの作品の肝なわけで、それが笑えなければまったく面白
くないというわけだ。とくにグロの部分はちょっと過剰気味で虫が
苦手な人はちょっとつらいかもしれない。“死にモドキ”が虫だと
いうのは結構後のほうにわかるのに題名をわざわざ『図鑑に載って
ない虫』としたのは、虫嫌いのひとが見るのをあらかじめ防ごうと
したからなのかもしれない。三木聡の作品で『死にモドキ』なんて
題名だと、虫嫌いのおされな女子が見に行って、グロテスクな虫映
像を見てげんなりなんてことになりかねないからね。
 下ネタのほうはむしろソフトで笑える。村松利史が演じたホーム
レスの“スミ”がぴよーんと飛ぶところなんて面白かったなぁ。
 さらには、ギャグ以外の部分でのうまさもひかっている。コメディ
映画ではあるが、サスペンス的な要素もあって、そのサスペンスの
部分での「何かが起きそう」という雰囲気を作る演出はさすがにう
まい。三木聡はおそらくサスペンス的なものを撮るのがうまい監督
なんだけれど、本当にやりたいのはナンセンスコメディで、結局サ
スペンスにナンセンスコメディの要素をちょっと加味したような作
品が一番売れる。だからたまにこんな作品を撮ってこけるけれど、
それはそれでいいのだろう。2007年公開のもう1作品『転々』は原
作ものでそんなにエキセントリックではなさそうだから、この2本
でバランスが取れていたのかもしれない。

 三木聡は才能のある作家だ。多くの人々をひきつける作品も撮れ
るし、自分の好きな(と勝手に思っているけれど)ナンセンス・コ
メディでもコアなファンを夢中にさせることができる。残念なのは
すべてが“脱力系”というべき作品なことで、もっと骨太で重厚な
ドラマを撮ったらどうなるのか、というところを見てみたい。こう
いう小ネタ作品も好きだけど、そのうち是非に。
 しかし、ふせえりはいい味だしてるなぁ… ビシバシステムの活
動はしているのだろうか…




□ ヒビコレリンク

 『亀は意外と速く泳ぐ』

 『イン・ザ・プール』

 『バベル』



□ DVD今日の買い!

<今日の作品:図鑑に載ってない虫>

価格:¥ 3,329(定価:¥ 4,500)
おすすめ度:



<今日のお勧め>

 ふせえりです。ほぼ三木聡作品ですが。

価格:¥ 14,762(定価:¥ 19,950)
おすすめ度:


価格:¥ 3,651(定価:¥ 4,935)
おすすめ度:


価格:¥ 3,091(定価:¥ 4,179)
おすすめ度:


価格:¥ 13,860(定価:¥ 13,860)
おすすめ度:


価格:¥ 2,394(定価:¥ 3,990)
おすすめ度:





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2007年12月12日

あなたにも書ける恋愛小説

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今日は時間がないので、前置きは短めに。
私は果物でりんごが一番好きなのですが、いよいよりんごの季節
です。一番すきなのは長野県産のサンふじ、おいしいかどうかも
かなり見分ける自信があります。
それは昔祖父母が長野に住んでいて、そこで祖父からおいしいり
んごの見分け方を教わったのです、そこから自分でも研究を重ね、
今ではかなりの確率で密たっぷりのりんごを引き当てることがで
きるようになりました。
ひとつだけポイントを言うと、お尻が黄色っぽくて、覗くと少し
ひび割れのようなものが見えるものがいいです。そのひびは果実
が急速に成長し、蜜が入ったしるしなのです!
みなさんもおいしいりんごをぜひご賞味ください。


-------- 目次 --------

■ 今日の映画
 あなたにも書ける恋愛小説

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■ 今日の映画 − あなたにも書ける恋愛小説


--cinema2112-----------

 あなたにも書ける恋愛小説

 Alex and Emma
 2003年,アメリカ,95分


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<キャスト&クルー>

監督 ロブ・ライナー
脚本 ジェレミー・レヴェン
撮影 ギャヴィン・フィネイ
音楽 マーク・シェイマン

キャスト ケイト・ハドソン
     ルーク・ウィルソン
     ソフィー・マルソー
     ロブ・ライナー
     デヴィッド・ペイマー

<評価>

☆☆☆1/2(満点=5)


<プレヴュー>

 小説家のアレックスはスランプに悩んでいたが、キューバ人から
の借金を返すため新作を1ヶ月で書き上げなくてはならない羽目に
陥っていた。取立て屋にパソコンを燃やされてしまったアレックス
は速記者を雇うことを考え、速記者のエマがやってくるが、エマは
アレックスに不信感を抱く…
 ケイト・ハドソン主演のラブ・コメディ。監督は『恋人たちの予
感』のロブ・ライナーで、ケイト・ハドソンの魅力を存分に引き出
している。



<レビュー>

 法律事務所だと嘘を言われてアレックスのところにやってきたエ
マはこ汚いアパートに不信感を丸出しにする。どうしても速記者が
必要なアレックスと憤慨して帰ろうとするエマ、ここのやり取りが
テンポよく、序盤で作品の魅力に引き込まれてしまう。
 ルーク・ウィルソンはオーウェン・ウィルソンの弟で、いろいろ
な作品に出ているがどれが代表作ということもなく、かなり地味な
役者だ。この作品でもケイト・ハドソンの脇で地味さを発揮してい
るが、ケイト・ハドソンにぴたりと波長を合わせて映画をうまく運
んでいるように見える。
 そのルーク・ウィルソン演じるアレックスはどうしようもない男
の恋愛を描く小説家、ケイト・ハドソン演じるエマは小説の結末を
読んでから、その小説を読むかどうかを決めるような実際家で、ふ
たりは正反対、しかしもちろんラブコメの定石どおり、対照的で最
初は反発しあっていたふたりが一緒の時間をすごすうちに徐々に心
を通いあわせ、最後には惹かれあっていくという展開になっていく。
この展開は、まさに定石という感じでとくにおもしろいということ
もつまらないということもない。
 この物語の肝はアレックスが口述する小説が現実の生活とつなが
りがあり、現実のアレックスとエマの関係が小説の登場人物である
“ポリーナ”に影響されるということである。エマは“ポリーナ”
が実在するのではないかと疑い、それが引っかかってアレックスと
の関係に踏ん切りがつかない。

 アレックスが口述する物語のほうは、1930年代が舞台で、小説家
志望の青年が夏休みの間、金持ちの未亡人ポリーナの家に家庭教師
に行き、そのポリーナに一目ぼれするという話で、そのポリーナを
演じるのがソフィー・マルソー、ケイト・ハドソンはその家の家政
婦役で登場する。その家政婦というのがアレックスの思いつきで最
初はスウェーデン人のイェルヴァ、続いてドイツ人のエルサ、さら
には一瞬スペイン人のエルドーラ、最後はアメリカ人のアンナとな
るのだが、ケイト・ハドソンはそのたびに変な訛りでその家政婦を
演じ、それがなんともキュートなのだ。母親譲りの芸達者ぶりもな
かなかすごい。
 その金持ちの夫人ポリーナに引かれる主人公アダム(もちろんルー
ク・ウィルソンが演じている)はアレックスの分身であり、エマは
アレックスにもポリーナが存在しているに違いないと確信するのだ。
観客のほうは、編集者との会話でアレックスが最近失恋したという
ことを知っているので、これがポリーナなのだろうとあたりをつけ
ることができる。
 そしてもちろんポリーナは存在し、最後には登場する。そこから
先はラブコメとはいえネタばれになるので書かないが、小説の結末
と現実の結末が絡み合い、エマの心は千路に乱れる。

 結局この映画はケイト・ハドソンのための映画である。美貌から
すると完全にソフィー・マルソーのほうに軍配が上がるのだけれど、
ケイトにはキュートな魅力がある。ここではソフィー・マルソーの
美貌はそのケイトのキュートさを引き立てるための材料に過ぎず、
ソフィー・マルソーが美しいがゆえにケイト・ハドソンの魅力が増
すという不思議なことが起こっている。そのあたりはロブ・ライナー
の演出の小粋なところだと思うのだが、そのようにして魅力を存分
に引き出されたケイト・ハドソンは本当に輝いている。
 『プリティ・ヘレン』はケイト・ハドソンの魅力で持っている映
画だと思ったが、この作品はケイト・ハドソンを輝かせている映画
だと思う。
 ケイト・ハドソンのファンは何がなくとも見なければならない作
品だし、ファンでなくともこれを見ればファンになってしまうかも
しれない。ついついケイト・ハドソンがラブコメの女王になる日も
近いのではないかと思ってしまうのだ。



□ ヒビコレリンク

 『プリティ・ヘレン』


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<今日の作品:あなたにも書ける恋愛小説>

価格:¥ 1,500(定価:¥ 3,990)
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<今日のお勧め>

 今日はルーク・ウィルソンにしてみます。

価格:¥ 3,000(定価:¥ 3,990)
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  兄弟競演

価格:¥ 1,350(定価:¥ 1,500)
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価格:¥ 2,952(定価:¥ 3,990)
おすすめ度:


価格:¥ 1,330(定価:¥ 1,490)
おすすめ度:



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2007年12月10日

マカロニ・ウエスタン 800発の銃弾

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今年もあと3週間です。
風邪が流行っています。風邪を引かないのに大事なのはうがい、
手洗いですが、最近は低体温の人が多いので、体を温めることも
いいんだそうですね。
『「体を温める」と病気は必ず治る』なんて本も出ています。
体を温めれば、アレルギー、メタボ、不眠、更年期障害まで治る
そうです。

体を温めるといえば、今年は湯たんぽがリバイバルブームだそう
で、純銅製の高級品から充電式のもの、岩盤浴効果があるもの
まで、いろいろ発売されているようです。
暖房するより体によさそうですね。クリスマスプレゼントにどうぞ。



-------- 目次 --------

■ 今日の映画
 マカロニ・ウエスタン 800発の銃弾

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■ 今日の映画 − マカロニ・ウエスタン 800発の銃弾


--cinema2111-----------

 マカロニ・ウエスタン 800発の銃弾

 800 Balas
 2002年,スペイン,124分


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<キャスト&クルー>

監督 アレックス・デ・ラ・イグレシア
脚本 ホルヘ・ゲリカエチェバァリア
   アレックス・デ・ラ・イグレシア
撮影 フラビオ・マルチネス・ラビアーノ
音楽 ロケ・バニョス

キャスト サンチョ・グラシア
     アンヘル・デ・アンドレス・ロペス
     カルメン・マウラ
     エウセビオ・ポンセラ
     ルイス・カストロ

<評価>

☆☆1/2(満点=5)


<プレヴュー>

 やり手のビジネスマンの母親と祖母と3人暮らしのカルロスは、
引越しの最中に死んだ父親の写真を見つけ、祖母に祖父が実はまだ
生きていてアルメリアでスタントマンをしていると聞く。どうして
も会って父親の事を聞きたいカルロスは、学校のスキーツアーを抜
け出して祖父に会いに行く…
 『みんなのしあわせ』のアレックス・デ・ラ・イグレシアがマカ
ロニ・ウェスタンへのオマージュとして撮りあげたアクション映画。
少し間抜けな感じがいい。



<レビュー>

 映画は、父親のことをほとんど知らない少年カルロスが、カウボー
イ姿をした父親の写真を見つけ、父親に好いて知りたいと思うとこ
ろから始まる。そして父親が祖父と共にスタントマンをしていて、
その撮影中の事故で死んだと知ってその祖父に会うためにひとりア
ルメリアに向かうのだ。カルロスはそこで映画の撮影が行われてい
ると思っていたが、そこは観光客向けのウェスタン村となっていて、
祖父はそこにいた。その祖父フリアンは孫を拒絶する。そのフリア
ンの心理の背後には、カルロスの父、フリアンの息子の死の真相が
あるようなのだが…
 物語はそこにフリアンを嫌うカルロスの母ラウラが絡んできて、
カルロスがフリアンに懐くのを嫌がるラウラが彼のウェスタン村を
買い上げてそこにテーマパークを作ろうと計画することで複雑になっ
ていく。
 終盤はアクション映画となり、マカロニ・ウェスタン風の演出で
組み立てられるので、マカロニ・ウェスタンのファンにはうれしい
演出だ。そして同時にその舞台や人物がうらびれて、くたびれてい
ることでペーソスを感じさせて味がある。

 しかし、この展開にはかなり無理があり、いきなりフリアンが実
弾で武装し、ウェスタン村を守ろうとするという動機がわかりにく
い。平和な村で、警察も最初はガスやらゴム弾やらで鎮圧しようと
しているのにフリアンは本当の実弾を持ち出すのだ。このあたりの
展開の唐突さに今ひとつ付いていけず、興味をそがれてしまったと
いうことはある。
 ただ、この物語は一人の人間の死がその人物の家族に楔を打ち込
んでしまったという物語だ。夫の死に義父が責任があると感じる妻、
自分に責任はないと知っていながら息子を救えなかったことを直視
できない父、それによって変わってしまった夫から離れてしまった
母、そのような引き裂かれた家族の中で父親を知らずに育った息子、
ばらばらになってしまった家族をその息子が再びくっつけようとす
る。それがこの物語の核心だ。
 しかし、それはそんなに簡単ではない。息子だからといって簡単
に父親の代わりにはなれない。
 家族のそれぞれが抱える悩みや孤独、それが背後にずっとあるが
ゆえにこの物語は終始ぎこちない。映画としてわかりやすいものを
作ろうとするなら、父親の死の真相を明らかにし、フリアンにその
責任がなかったということを明らかにして、そこから家族関係の修
復を始めるべきだ。そうすれば、何がどう対立し、なぜ家族がばら
ばらになっているのか、そしてこれからどのようにして関係が修復
されていくのかがわかりやすくなる。
 しかし、この作品はそのようなやり方は取らず、結局その父親の
死の真相は最後まで明らかになることもない。最後までぎこちなさ
は残り、突然ラウラがフリアンを許すことにした理由も明らかには
されない。このぎこちなさは映画をつまらなくするか、映画の“味”
となるか紙一重の効果を生む。映画に今ひとつ乗ることができなかっ
た私にはつまらなさとなってしまったが、うまく映画の世界に入り
込むことができれば、これは非常にいい“味”となるのではないか
と思う。
 監督のアレックス・デ・ラ・イグレシアはかなりあくが強いが、
はまる人ははまる監督だと思う。次回作はイライジャ・ウッドが出
演するクライム・サスペンスということらしく(スペインでまもな
く公開)、今後も期待が持てる。






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posted by ヒビコレエイガ at 15:04 | TrackBack(0) | バックナンバー(移行中) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする