2007年12月10日

マカロニ・ウエスタン 800発の銃弾

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今年もあと3週間です。
風邪が流行っています。風邪を引かないのに大事なのはうがい、
手洗いですが、最近は低体温の人が多いので、体を温めることも
いいんだそうですね。
『「体を温める」と病気は必ず治る』なんて本も出ています。
体を温めれば、アレルギー、メタボ、不眠、更年期障害まで治る
そうです。

体を温めるといえば、今年は湯たんぽがリバイバルブームだそう
で、純銅製の高級品から充電式のもの、岩盤浴効果があるもの
まで、いろいろ発売されているようです。
暖房するより体によさそうですね。クリスマスプレゼントにどうぞ。



-------- 目次 --------

■ 今日の映画
 マカロニ・ウエスタン 800発の銃弾

□ ヒビコレリンク

□ DVD今日の買い!

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■ 今日の映画 − マカロニ・ウエスタン 800発の銃弾


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 マカロニ・ウエスタン 800発の銃弾

 800 Balas
 2002年,スペイン,124分


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<キャスト&クルー>

監督 アレックス・デ・ラ・イグレシア
脚本 ホルヘ・ゲリカエチェバァリア
   アレックス・デ・ラ・イグレシア
撮影 フラビオ・マルチネス・ラビアーノ
音楽 ロケ・バニョス

キャスト サンチョ・グラシア
     アンヘル・デ・アンドレス・ロペス
     カルメン・マウラ
     エウセビオ・ポンセラ
     ルイス・カストロ

<評価>

☆☆1/2(満点=5)


<プレヴュー>

 やり手のビジネスマンの母親と祖母と3人暮らしのカルロスは、
引越しの最中に死んだ父親の写真を見つけ、祖母に祖父が実はまだ
生きていてアルメリアでスタントマンをしていると聞く。どうして
も会って父親の事を聞きたいカルロスは、学校のスキーツアーを抜
け出して祖父に会いに行く…
 『みんなのしあわせ』のアレックス・デ・ラ・イグレシアがマカ
ロニ・ウェスタンへのオマージュとして撮りあげたアクション映画。
少し間抜けな感じがいい。



<レビュー>

 映画は、父親のことをほとんど知らない少年カルロスが、カウボー
イ姿をした父親の写真を見つけ、父親に好いて知りたいと思うとこ
ろから始まる。そして父親が祖父と共にスタントマンをしていて、
その撮影中の事故で死んだと知ってその祖父に会うためにひとりア
ルメリアに向かうのだ。カルロスはそこで映画の撮影が行われてい
ると思っていたが、そこは観光客向けのウェスタン村となっていて、
祖父はそこにいた。その祖父フリアンは孫を拒絶する。そのフリア
ンの心理の背後には、カルロスの父、フリアンの息子の死の真相が
あるようなのだが…
 物語はそこにフリアンを嫌うカルロスの母ラウラが絡んできて、
カルロスがフリアンに懐くのを嫌がるラウラが彼のウェスタン村を
買い上げてそこにテーマパークを作ろうと計画することで複雑になっ
ていく。
 終盤はアクション映画となり、マカロニ・ウェスタン風の演出で
組み立てられるので、マカロニ・ウェスタンのファンにはうれしい
演出だ。そして同時にその舞台や人物がうらびれて、くたびれてい
ることでペーソスを感じさせて味がある。

 しかし、この展開にはかなり無理があり、いきなりフリアンが実
弾で武装し、ウェスタン村を守ろうとするという動機がわかりにく
い。平和な村で、警察も最初はガスやらゴム弾やらで鎮圧しようと
しているのにフリアンは本当の実弾を持ち出すのだ。このあたりの
展開の唐突さに今ひとつ付いていけず、興味をそがれてしまったと
いうことはある。
 ただ、この物語は一人の人間の死がその人物の家族に楔を打ち込
んでしまったという物語だ。夫の死に義父が責任があると感じる妻、
自分に責任はないと知っていながら息子を救えなかったことを直視
できない父、それによって変わってしまった夫から離れてしまった
母、そのような引き裂かれた家族の中で父親を知らずに育った息子、
ばらばらになってしまった家族をその息子が再びくっつけようとす
る。それがこの物語の核心だ。
 しかし、それはそんなに簡単ではない。息子だからといって簡単
に父親の代わりにはなれない。
 家族のそれぞれが抱える悩みや孤独、それが背後にずっとあるが
ゆえにこの物語は終始ぎこちない。映画としてわかりやすいものを
作ろうとするなら、父親の死の真相を明らかにし、フリアンにその
責任がなかったということを明らかにして、そこから家族関係の修
復を始めるべきだ。そうすれば、何がどう対立し、なぜ家族がばら
ばらになっているのか、そしてこれからどのようにして関係が修復
されていくのかがわかりやすくなる。
 しかし、この作品はそのようなやり方は取らず、結局その父親の
死の真相は最後まで明らかになることもない。最後までぎこちなさ
は残り、突然ラウラがフリアンを許すことにした理由も明らかには
されない。このぎこちなさは映画をつまらなくするか、映画の“味”
となるか紙一重の効果を生む。映画に今ひとつ乗ることができなかっ
た私にはつまらなさとなってしまったが、うまく映画の世界に入り
込むことができれば、これは非常にいい“味”となるのではないか
と思う。
 監督のアレックス・デ・ラ・イグレシアはかなりあくが強いが、
はまる人ははまる監督だと思う。次回作はイライジャ・ウッドが出
演するクライム・サスペンスということらしく(スペインでまもな
く公開)、今後も期待が持てる。






□ ヒビコレリンク

 『みんなのしあわせ』


□ DVD今日の買い!

<今日の作品:マカロニ・ウエスタン 800発の銃弾>

価格:¥ 3,392(定価:¥ 3,990)
おすすめ度:



<今日のお勧め>

 アレックス・デ・ラ・イグレシア監督作品

価格:¥ 4,000(定価:¥ 5,040)
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価格:¥ 4,025(定価:¥ 4,935)
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価格:¥ 1,596(定価:¥ 3,990)
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posted by ヒビコレエイガ at 15:04 | TrackBack(0) | バックナンバー(移行中) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする