2007年12月12日

あなたにも書ける恋愛小説

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今日は時間がないので、前置きは短めに。
私は果物でりんごが一番好きなのですが、いよいよりんごの季節
です。一番すきなのは長野県産のサンふじ、おいしいかどうかも
かなり見分ける自信があります。
それは昔祖父母が長野に住んでいて、そこで祖父からおいしいり
んごの見分け方を教わったのです、そこから自分でも研究を重ね、
今ではかなりの確率で密たっぷりのりんごを引き当てることがで
きるようになりました。
ひとつだけポイントを言うと、お尻が黄色っぽくて、覗くと少し
ひび割れのようなものが見えるものがいいです。そのひびは果実
が急速に成長し、蜜が入ったしるしなのです!
みなさんもおいしいりんごをぜひご賞味ください。


-------- 目次 --------

■ 今日の映画
 あなたにも書ける恋愛小説

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■ 今日の映画 − あなたにも書ける恋愛小説


--cinema2112-----------

 あなたにも書ける恋愛小説

 Alex and Emma
 2003年,アメリカ,95分


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<キャスト&クルー>

監督 ロブ・ライナー
脚本 ジェレミー・レヴェン
撮影 ギャヴィン・フィネイ
音楽 マーク・シェイマン

キャスト ケイト・ハドソン
     ルーク・ウィルソン
     ソフィー・マルソー
     ロブ・ライナー
     デヴィッド・ペイマー

<評価>

☆☆☆1/2(満点=5)


<プレヴュー>

 小説家のアレックスはスランプに悩んでいたが、キューバ人から
の借金を返すため新作を1ヶ月で書き上げなくてはならない羽目に
陥っていた。取立て屋にパソコンを燃やされてしまったアレックス
は速記者を雇うことを考え、速記者のエマがやってくるが、エマは
アレックスに不信感を抱く…
 ケイト・ハドソン主演のラブ・コメディ。監督は『恋人たちの予
感』のロブ・ライナーで、ケイト・ハドソンの魅力を存分に引き出
している。



<レビュー>

 法律事務所だと嘘を言われてアレックスのところにやってきたエ
マはこ汚いアパートに不信感を丸出しにする。どうしても速記者が
必要なアレックスと憤慨して帰ろうとするエマ、ここのやり取りが
テンポよく、序盤で作品の魅力に引き込まれてしまう。
 ルーク・ウィルソンはオーウェン・ウィルソンの弟で、いろいろ
な作品に出ているがどれが代表作ということもなく、かなり地味な
役者だ。この作品でもケイト・ハドソンの脇で地味さを発揮してい
るが、ケイト・ハドソンにぴたりと波長を合わせて映画をうまく運
んでいるように見える。
 そのルーク・ウィルソン演じるアレックスはどうしようもない男
の恋愛を描く小説家、ケイト・ハドソン演じるエマは小説の結末を
読んでから、その小説を読むかどうかを決めるような実際家で、ふ
たりは正反対、しかしもちろんラブコメの定石どおり、対照的で最
初は反発しあっていたふたりが一緒の時間をすごすうちに徐々に心
を通いあわせ、最後には惹かれあっていくという展開になっていく。
この展開は、まさに定石という感じでとくにおもしろいということ
もつまらないということもない。
 この物語の肝はアレックスが口述する小説が現実の生活とつなが
りがあり、現実のアレックスとエマの関係が小説の登場人物である
“ポリーナ”に影響されるということである。エマは“ポリーナ”
が実在するのではないかと疑い、それが引っかかってアレックスと
の関係に踏ん切りがつかない。

 アレックスが口述する物語のほうは、1930年代が舞台で、小説家
志望の青年が夏休みの間、金持ちの未亡人ポリーナの家に家庭教師
に行き、そのポリーナに一目ぼれするという話で、そのポリーナを
演じるのがソフィー・マルソー、ケイト・ハドソンはその家の家政
婦役で登場する。その家政婦というのがアレックスの思いつきで最
初はスウェーデン人のイェルヴァ、続いてドイツ人のエルサ、さら
には一瞬スペイン人のエルドーラ、最後はアメリカ人のアンナとな
るのだが、ケイト・ハドソンはそのたびに変な訛りでその家政婦を
演じ、それがなんともキュートなのだ。母親譲りの芸達者ぶりもな
かなかすごい。
 その金持ちの夫人ポリーナに引かれる主人公アダム(もちろんルー
ク・ウィルソンが演じている)はアレックスの分身であり、エマは
アレックスにもポリーナが存在しているに違いないと確信するのだ。
観客のほうは、編集者との会話でアレックスが最近失恋したという
ことを知っているので、これがポリーナなのだろうとあたりをつけ
ることができる。
 そしてもちろんポリーナは存在し、最後には登場する。そこから
先はラブコメとはいえネタばれになるので書かないが、小説の結末
と現実の結末が絡み合い、エマの心は千路に乱れる。

 結局この映画はケイト・ハドソンのための映画である。美貌から
すると完全にソフィー・マルソーのほうに軍配が上がるのだけれど、
ケイトにはキュートな魅力がある。ここではソフィー・マルソーの
美貌はそのケイトのキュートさを引き立てるための材料に過ぎず、
ソフィー・マルソーが美しいがゆえにケイト・ハドソンの魅力が増
すという不思議なことが起こっている。そのあたりはロブ・ライナー
の演出の小粋なところだと思うのだが、そのようにして魅力を存分
に引き出されたケイト・ハドソンは本当に輝いている。
 『プリティ・ヘレン』はケイト・ハドソンの魅力で持っている映
画だと思ったが、この作品はケイト・ハドソンを輝かせている映画
だと思う。
 ケイト・ハドソンのファンは何がなくとも見なければならない作
品だし、ファンでなくともこれを見ればファンになってしまうかも
しれない。ついついケイト・ハドソンがラブコメの女王になる日も
近いのではないかと思ってしまうのだ。



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 『プリティ・ヘレン』


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posted by ヒビコレエイガ at 15:04 | TrackBack(0) | バックナンバー(移行中) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする