2007年12月14日

ザ・シンプソンズ MOVIE

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-------- 目次 --------

■ 今日の映画
 ザ・シンプソンズ MOVIE

□ ヒビコレリンク

□ DVD今日の買い!

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■ 今日の映画 − ザ・シンプソンズ MOVIE


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 ザ・シンプソンズ MOVIE

 The Simpsons Movie
 2007年,アメリカ,87分


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<キャスト&クルー>

監督 デヴィッド・シルヴァーマン
原作 マット・グローニング
脚本 ジェームズ・L・ブルックス
   マット・グローニング
   アル・ジーン
   マイク・スカリー 他
音楽 ハンス・ジマー

キャスト ダン・カステラネタ
     ジュリー・カヴナー
     ナンシー・カートライト
     イヤードリー・スミス
     ハンク・アザリア
     グリーン・デイ
     トム・ハンクス

<評価>

☆☆☆☆(満点=5)


<プレヴュー>

 スプリングフィールドに住むシンプソン一家のダメ親父ホーマー
はブタを飼い始める。娘のリサは危機的状況にある地元の湖の美化
活動を行い、ついにごみ捨てが禁止されるが、ホーマーがそれを破っ
てごみを捨てたことでスプリングフィールドに悲劇が訪れる…
 18年続く人気TVシリーズの待望の映画化。とはいっても映像も
ストーリーも豪華になるわけではなく、ただ時間が90分に伸びただ
け。しかし、バカっぷりと辛らつな社会風刺は健在でTVシリーズ
の5倍くらいは楽しめる。日本語吹き替えは予告を見る限り最低だ。



<レビュー>

 シンプソンズは下品だ。下ネタは連発だし、ホーマーはどうしよ
うもない。この映画版でも、バートが全裸でスケボーに乗って街を
疾走する。しかし、そのシーンのつくりが本当に笑える。人の頭と
か植木とか、いろいろなもので大事なところを隠して、それを見せ
ないように映像を作り続ける。そして、このアニメはまったくリア
ルでないために下品であってもグロテスクではなく笑えてしまう。
そのあたりは「クレヨンしんちゃん」に似たところがあるのではな
いだろうか。「ヤッターマン」は実写化できても、「シンプソンズ」
や「クレヨンしんちゃん」は実写化できない。しかしまあ下品なこ
とは確かだから、親なら子供にはあまり見せたくないかもしれない。
でも子供ってのは下品なギャグが好きなもので、このシンプソンズ
も子供に受けること間違いなしだ。
 そして、バカバカしさもTVと変わらない。私がなんと言っても
つぼにはまったのは“スパイダー・ピッグ”だ。ホーマーがバーガー
ショップ化何かから逃げてきたブタを飼うことにし、それをやたら
とかわいがるのだが(そのあたりの設定の意味もまったくわからな
いが、ホーマーだから仕方がない。ホーマーの行動にはそもそも意
味がない)、ホーマーはそのブタを抱えて、天井に足跡をつけなが
ら“スパイダー・マン”の替え歌“スパイダー・ピッグ”を歌うの
だ。その替え歌が実によくできていて、エンドロールにはちゃんと
したバージョンまで披露される(音楽はハンス・ジマーだから本当
に本格的なバージョンである)。これは本当にバカバカしくておか
しい。
 この“スパイダー・ピッグ”に代表されるパロディ精神もシンプ
ソンズの魅力のひとつだ。そのパロディ精神は映画というジャンル
内にとどまらず、現実世界の全体に及ぶ。なんといってもおかしい
のは大統領がシュワルツネガーだということ(本人が出演していな
いのが残念だが)だ。シュワルツネガーの政治家としての資質と、
アメリカ大統領一般を痛烈に皮肉ったその設定にはニヤニヤが抑え
られない。そしてその社会風刺は「シンプソンズ」の社会派アニメ
としての側面も明らかにする。「シンプソンズ」は徹底的にくだら
ないにもかかわらず、社会派アニメでもある。この作品の物語の発
端は環境破壊であり、ホーマーは原子力発電所に勤めている。
 もうひとつ「シンプソンズ」がいつも語るのは“家族愛”につい
てだ。“家族愛”というのはどうにもくすぐったいものだが、とに
かく下品でバカバカしく、社会風刺にあふれたこのアニメをどうに
かまとめているのが“家族愛”なのだ。普段は反発しあっているが、
危機に瀕したときにはひとつにまとまる。それが家族であり、それ
がシンプソン家なのだ。バカでドジなホーマーも家族のためには奇
跡を起こせる。それは感動的でさえあるかもしれない。
 この映画はオープニングのカンパニー・クレジットからエンドロー
ルの終わりまでまったく目を離せない作品だ。端から端まで余すこ
となく遊びが盛り込まれ、シンプソンズファンを喜ばせる。エンド
ロールで驚かされたのは、ひとりの声優がものすごい数の役を演じ
ているということだ。internet movie databaseによれば、ホーマー
を演じたダン・カステラネタはホーマー以外に、イッチー、バーニー、
おじいさん、クラスティ、市長など21役を演じている。それがシン
プソンズの世界観の一部を作っているのだろう。劇場版の日本語吹
き替えではそうは行かない。和田アキ子のマギーはひどすぎる… 
ぜひ字幕版で見るか、DVDにオリジナル声優の吹き替え版が入る
ことを期待してそれまで待って欲しい。





□ ヒビコレリンク

 『ザ・シンプソンズ MOVIE』公式サイト

 アメリカの公式サイトはクリップなどもあって楽しいです。


□ DVD今日の買い!

<今日の作品:ザ・シンプソンズ MOVIE>

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<今日のお勧め>

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posted by ヒビコレエイガ at 15:05 | TrackBack(0) | バックナンバー(移行中) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする