2007年12月17日

迷子の警察音楽隊

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今年もあと2週間。今週が終わればクリスマスの連休があり、
もう1週で年末年始の休みですので、頑張りましょう。
今年のお正月は休日の関係で9連休なんて方も結構いるようで
海外脱出組もいるのでは?
私はまったくそんな予定はなく、正月といえば寝正月、箱根駅
伝を見たり、せいぜい初詣をして、映画か寄席に行こうかなっ
て位のもんです。
あとはご馳走を…

皆さんもお正月のご馳走をお考えかと思いますが、この季節や
はりカニ!ってのはいかがですか?

1.6kgで4980円(送料込)、売れているようです。

3kgで8900円というのもあります。これくらいあったほうがね。

せっかくだから高級品をという方はこちら
本場越前がに1杯約30000円!!

メスのせいこがに1杯600円です。

なんだかカニ食べたくなってきたなぁ…



-------- 目次 --------

■ 今日の映画
 迷子の警察音楽隊

□ ヒビコレリンク

□ DVD今日の買い!

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■ 今日の映画 − 迷子の警察音楽隊


--cinema2116-----------

 迷子の警察音楽隊

 Bikur Hatizmoret
 2007年,イスラエル=フランス,87分


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<キャスト&クルー>

監督 エラン・コリリン
脚本 エラン・コリリン
撮影 シャイ・ゴールドマン
音楽 ハビブ・シェハデ・ハンナ

キャスト サッソン・ガーベイ
     ロニ・エルカベッツ
     サーレフ・バクリ
     カリファ・ナトゥール

<評価>

☆☆☆(満点=5)


<プレヴュー>

 イスラエルの空港に降り立ったエジプトのアレクサンドリア警察
音楽隊、演奏に呼ばれたはずが迎えはやって来ない。隊長は自力で
目的地に行こうと隊員の一人カーレドに行き方を聞かせるが、たど
り着いたのは目的地の“パタハ・ティクバ”と1字違いの“ベイト・
ティクバ”だった…
 イスラエルの小さな町に迷い込んだエジプトの警官隊の一夜をお
かしさいっぱいに描くエラン・コリリンの監督デビュー作。2007年
のカンヌ映画祭で国際批評家連盟賞、“一目惚れ”賞、ジュネス賞
を受賞した。



<レビュー>

 水色の制服に身を包み、大きな楽器を抱えたおじさんたちが異国
の地で途方にくれる。ただそれだけでおかしさがこみ上げてくる。
おじさんというのは大体頑固で、自分の非を認めようとしない。失
敗を失敗と認めず、取り繕おうとして傷口が広がる。この団長もそ
んなおじさんなのだけれど、そこか愛嬌があって憎めない部分もあ
る。そしてそんなおじさんをなぜか好きになってしまったらしいカ
フェの女主人、そこに生まれるドラマはおかしくてどこか切なく物
悲しい。
 イスラエルとエジプトとは隣国だけれど、戦争もしていたし、そ
の後も決して仲はよくなかった。しかし、最後にディナが言うよう
にイスラエルではエジプト映画が毎週放映され、人気を博していた
という。仲は悪くとも文化的には決して遠くなく、途中で流れるイ
スラエルの歌謡曲と音楽隊が演奏するエジプトの楽曲もどこかに通っ
ているようにも聞こえる。そして、イスラエルというとヨーロッパ
系という印象が強いが、この主演のサッソン・ガーベイのようにア
ラブ系ユダヤ人も決して少なくはない。さらに言えば助手のシモン
を演じたカリファ・ナトゥールと若い団員カーレドを演じたサーレ
フ・バクリはイスラエル在住のパレスティナ人である。
 こう書くとどうしても政治のにおいがしてきてしまうわけだが、
この作品にはまったく政治的な主張は登場しない。それはカフェに
は一タダ人が、壁にかかった戦車の写真のそっと帽子をかけるシー
ンに象徴されている。エジプトとイスラエルの間には思い出せば嫌
なこともたくさんあるが、今はそれを忘れて隣人として付き合おう
という意図が両方から感じ取れるのだ。
 そして、この作品は中盤以降エジプト人とイスラエル人との交流
が主題になっていく。もちろん中心は団長のトゥフィークとカフェ
の女主人のディナだが、それに加えてカーレフとカフェに住み込む
パピとの交流、シモンとイツィクの家族の交流、さらには恋人から
の電話を待つ男と大使館からの電話を待つ団員との公衆電話をはさ
んだ奇妙な交流、それらからはやはり個人と個人が交わるときには
国境は関係ないのだということが明らかになる。もちろん言葉も違
えば文化も違う、だから違いはある。しかし人間たるもの誰一人と
して同じ人間はいないのだから、言葉や文化の違いも、そんな差異
のひとつに還元できてしまうのだ。
 この作品は強いメッセージは打ち出さず、むしろオフビートで淡々
としたまま進む。それはどこかアキ・カウリスマキのフィンランド
を思い出させ、メッセージではなくイメージよって語ろうとしてい
るように思える。荒涼とした砂漠にポツリと立つ団地に象徴される
ベイト・ティクバと実際には登場しないけれどネオンに彩られた大
都会のアレクサンドリア、その対比はそれはあくまでも差異であっ
て断絶ではないということをイメージとして私たちに伝えるのだ。
 イスラエルとエジプトという提題からは小難しいようなイメージ
が浮かぶが、作品はそれを覆し、平和で和やかなイメージをわれわ
れに残す。古きよき時代といってしまえばそれまでだが、人間と人
間とが直接出会うときには今もこのような交流があることを信じた
いものだ。





□ ヒビコレリンク

 『迷子の警察音楽隊』公式サイト



□ DVD今日の買い!

<今日のお勧め>

 イスラエル映画

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posted by ヒビコレエイガ at 15:04 | TrackBack(0) | バックナンバー(移行中) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする