2008年01月09日

サハラに舞う羽根

ホームページ「日々是映画」はこちら
http://www.cinema-today.net/



アメリカ大統領選挙の予備選挙がありましたね。
アメリカのサブプライムローン問題は世界恐慌につながりかね
ない影響が出始めているので、私たちにも無関係ではありませ
んが、注目は「一番お金を集めた人が勝つ」といわれるように
なってしまった評判をオバマが覆せるかどうかでしょうね。
共和党は地味ですが、民主党でオバマが勝ってもヒラリーが勝っ
ても相当数の反対票が共和党に投じられるでしょうから、本選
挙は必ずしも民主党が優位とはいえないような気もします。
まあ、日本で1週ごとの勝った負けたに恐々としていても仕方
が無いのですが、無視はできないですね。
しかし、おかげでブッシュ関連のニュースがほとんど入ってこ
ないのが気になります。こういうときこそ新聞の隅の小さなニュー
スが重要です。
今日はガザ地区で1日8時間停電というニュースが載っていま
した。イスラエルによる制裁の影響ということですが、情勢は
混迷の度を深めているように思えます。各大統領候補はイスラ
エルに対してどんな姿勢で望むんでしょうかね。



-------- 目次 --------

■ 今日の映画
 サハラに舞う羽根

□ ヒビコレリンク

□ DVD今日の買い!

------------------------ 




■ 今日の映画 − サハラに舞う羽根


--cinema2128-----------

 サハラに舞う羽根

 The Four Feathers
 2002年,アメリカ=イギリス,132分


-----------------------


<キャスト&クルー>

監督 シェカール・カプール
原作 A・E・W・メイソン
脚本 マイケル・シファー
   ホセイン・アミニ
撮影 ロバート・リチャードソン
音楽 ジェームズ・ホーナー

キャスト ヒース・レジャー
     ウェス・ベントリー
     ケイト・ハドソン
     ジャイモン・フンスー
     マイケル・シーン

<評価>

☆☆1/2(満点=5)


<プレヴュー>

 1888年、英国陸軍の士官となったハリーの師団はスーダン行きを
命じられる。婚約したばかりのハリーは親友のジャックにも黙って
除隊する。除隊したハリーは婚約者エスネに会いに行くが、そこに
友人から臆病者を意味する白い羽根が送られてくる。エスネにも臆
病者と思われたハリーは悩んだ末、一人スーダンに赴く決意をする…
 英国の古典的名作「四枚の羽根」を『エリザベス』のシェカール・
カプール監督で映画化。



<レビュー>

 物語の始まりは主人公のハリーとエスネの婚約、ここでハリーの
親友ジャックがエスネに熱い視線を送り、彼のかなわぬ恋がこの物
語のひとつの軸であることが明らかになる。そして、ハリーが前線
へ行く直前に除隊を申し出て、彼のもとに臆病者を意味する白い羽
根が送られてくる。しかし、いったい彼は何がしたかったのか。前
線に派遣される直前に除隊したら臆病者といわれることはわかりきっ
ていたことだ。にもかかわらず白い羽根が送られてきて思い悩み、
結局一人スーダンに行くってのはよく意味がわからない。
 前線に送られる兵士に向かって神父がキリスト教徒としての職務
やら異教徒についてやら語るシーンが非常に不快だが、そこからし
てハリーは自分が死ぬことが怖かったことよりもその戦いそのもの
に意味を見出せなかったということなのだろうけれど、結局スーダ
ンに行って英国軍を助けるんじゃ元の木阿弥では無いか。ある意味
では勇気を出して除隊を申し出た彼と、スーダンに渡った彼の蛮勇
との間にどうもつながりが見えてこないのだ。
 しかし、それでもスーダンに渡った彼が「なんとかしようとして
いる」部分の展開はなかなか面白い。砂漠で瀕死だったハリーを発
見したアブー・ファトマが彼を“神に使わされた者”と見て、彼を
支え、ふたりで大きな敵に立ち向かっていく。彼らふたりを結びつ
けるのが“神”であるということは、宗教は異なっていても、その
神はひとつであるというメッセージを感じさせる。それぞれが勝手
に“神”を持ち出した戦いの中で、その神に結び付けられてその無
益な戦いを終わらせるために戦う二人のヒーロー、この物語で描き
たかったのはその物語なのだろう。その試みは今ひとつ成功してい
るとは言いがたいが、同じ戦いがまさに繰り返されている今、その
ことを語るのには意味がある。もうちょっとうまく語ることができ
れば面白い作品になったと思うのだが。
 このあたりはパキスタン出身のシェカール・カプールらしい翻案
だろうか。イスラム教徒はそもそもユダヤ教やキリスト教徒同じ神
を信じていることを表明している宗教だ。そもそもは寛容でアブー・
ファトマがいうように敵であっても埋葬しないで置いていくような
ことは無い宗教であるはずのイスラム教が、原理主義という名の下、
不寛容さによってキリスト教を前面に出すアメリカと殺し合いを繰
り返すという現状を彼は19世紀末のアフリカに重ね合わせたのかも
しれない。

 しかし、最終的に物語を愛と友情に修練させてしまったので、そ
のメッセージはすっかり薄れてしまう。結局彼らは何のために戦っ
ていたのか、戦いそのものが無益であるという印象を戦場では与え
るのに、最後に再び恋愛と友情とのもつれがフォーカスされること
で、そのテーマは背景へと後退してしまう。そのあたりがアメリカ=
イギリス合作(アメリカが先ということは、アメリカ資本で製作さ
れているということ)となったこの作品の限界か。監督としての力
が感じられるシャカール・カプールにはぜひもっと骨太の作品を撮っ
て欲しい。
 それにしても、アブー・ファトマを演じたジャイモン・フンスー
はいい役者だと思った。すでに『ブラッド・ダイヤモンド』などで
2度アカデミー助演男優賞にノミネートされているからその実力は
折り紙つきということなのだろうけれど、主役でアクション映画な
んかとってもいけるんじゃないかな。これからちょっと注目してみ
たみたい。アメリカ生まれではなく、アフリカのベナン出身という
のも注目に値する。




□ ヒビコレリンク

 『ブラッド・ダイヤモンド』


□ DVD今日の買い!

<今日の作品:サハラに舞う羽根>

価格:¥ 1,259(定価:¥ 1,575)
おすすめ度:


 『サハラに舞う羽根』を楽天で借りる
  


<今日のお勧め>

 ジャイモン・フンスーはこんな作品にでています。

価格:¥ 2,000(定価:¥ 2,980)
おすすめ度:


価格:¥ 1,350(定価:¥ 1,500)
おすすめ度:


価格:¥ 1,500(定価:¥ 2,090)
おすすめ度:






-----
posted by ヒビコレエイガ at 15:04 | TrackBack(0) | バックナンバー(移行中) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年01月08日

パッチギ! LOVE&PEACE

ホームページ「日々是映画」はこちら
http://www.cinema-today.net/



先日、自転車がパンクしました。タイヤもすでにつるつるだし、
ブレーキも伸びてしまったので、新しいのを買おうかと思って
います。
2年ほど前に10000円くらいで買って、かなり乗っているので、
まあ寿命かなと。安いものはやはり痛むのも早いです。まあ、
タイヤを替えればまだ乗れると思うので、サブ自転車として活
用したいと思います。
ちなみに今は、ほぼ同じものが11000円で売っています。日常用
でなければお勧めです。

今度はクロスバイクにしようと思います。
軽いアルミフレームがいいし、やっぱりルイガノかなぁ…




-------- 目次 --------

■ 今日の映画
 パッチギ! LOVE&PEACE

□ ヒビコレリンク

□ DVD今日の買い!

------------------------ 




■ 今日の映画 − パッチギ! LOVE&PEACE


--cinema2128-----------

 パッチギ! LOVE&PEACE

 2007年,日本,127分

-----------------------


<キャスト&クルー>

監督 井筒和幸
脚本 羽原大介
   井筒和幸
撮影 山本英夫
音楽 加藤和彦

キャスト 井坂俊哉
     中村ゆり
     西島秀俊
     藤井隆
     風間杜夫
     キムラ緑子
     手塚理美
     ラサール石井
     寺島進

<評価>

☆☆1/2(満点=5)


<プレヴュー>

 1974年、東京へと越してきたアンソンは乱闘しているところを国
鉄職員の佐藤に助けられる。その佐藤はアンソンの妹キョンジャに
一目惚れ、そのキョンジャは店の客にスカウトされる。アンソンの
息子チャンスの病気は筋ジストロフィーと診断されてしまう…
 京都を舞台に在日の人々を描いた『パッチギ!』の続編。キャス
トは一新されたが、物語は続いている。



<レビュー>

 前作もそうだったが、この作品もなんと言っても主人公達の日々
が非常に面白く描かれている。もちろん在日ということが作品の中
心なわけだが、それはあまり考えないようにしてみれば当時の東京
のエネルギーを感じることができる。藤井隆はいなかっぺという在
日と対比される存在として表れる。当時の東京はそういった外から
やってきた人でできた都市だった。まあ今でもそうだが、東京とい
うのは田舎者が集まってできた都会なのだ。だからそこではさまざ
まな文化が混じり、そこにエネルギーが生まれる。藤井隆演じる佐
藤がアンソンたちと仲良くなるのはキョンジャにほれたという要素
が大きいわけだが、東京において同じよそ者であるという居心地の
よさもあったのだ。
 キョンジャが芸能界の翻弄されるエピソードは、外からやってき
たものを利用しようとする東京の人たち(もちろんその多くは外か
らやってきたのだが)と新たに東京にやってきた田舎者達の相克の
象徴だ。その衝突から感じられるエネルギーは前作にも感じられた
エネルギーだ。

 全体的に演技がどうも今ひとつという印象はある。ラサール石井
とか国生さゆりといった脇役はうまいのだけれど、主人公のふたり
がどうも今ひとつでそれが作品全体をだらけさせてしまっていると
いう気がする。沢尻エリカがもう一度キャスティングされていたら、
まったく違う作品になっていたのではないかと思う。
 また、当時の風景もどうもきれい過ぎるのに違和感がある。前作
は徹底的に作りこむことで当時のごみごみした感じを見事に作り上
げているという印象だったが、この作品は今も残っている当時を忍
ばせる景色を中心にロケで作っているので、どうしても時代感が薄
れてしまっているのかもしれない。もう少しディテールにまでリア
リティがあふれていれば、物語に入っていくことができたような気
がするのだが。
 そのような細かい要素によってこの作品は今ひとつ没頭できにく
い作品になってしまっている。そのために過去の映像と重ねること
によって語りあげていく在日の人々の気持ちもちぐはぐなものに映っ
てしまう。もちろん言いたいことはわかるのだが、それが自然に入っ
てこず、説教臭いものになってしまっているように思える。
 太平洋戦争当時の再現シーンも果たしてそれが必要だったのか、
それが語られる必要はあるが、あそこに凝った映像を使う必要が果
たしてあったのか。そのあたりのバランスも今ひとつちぐはぐだ。
 在日の人に対する差別は今もなくなってはおらず、その歴史は振
り返るべきことも多い。しかしここではそれが今ひとつ今と結びつ
いていないし、目からうろこが落ちるような事実というのもあまり
無い。個人的にはもう少し四三事件について詳しく描いて欲しかっ
た。まあ、この作品で太平洋戦争について描いたから、もし続編が
作られるとしたら、そこで四三事件について語られるのかもしれな
い。それはそれで見てみたいが、キャスト選びは慎重に…




□ ヒビコレリンク

 『パッチギ!』  


□ DVD今日の買い!

<今日の作品:パッチギ! LOVE&PEACE>

価格:¥ 2,952(定価:¥ 3,990)
おすすめ度:


 『パッチギ! LOVE&PEACE』を楽天で借りる


<今日のお勧め>

 『パッチギ!』関連。本は面白かったですよ。

価格:¥ 6,837(定価:¥ 9,240)
おすすめ度:


価格:¥ 1,593(定価:¥ 2,079)
おすすめ度:

 
李 鳳宇
価格:¥ 1,680(定価:¥ 1,680)
おすすめ度:


井筒 和幸
価格:¥ 1,155(定価:¥ 1,155)
おすすめ度:







-----
posted by ヒビコレエイガ at 15:03 | TrackBack(0) | バックナンバー(移行中) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年01月07日

トランシルヴァニア

ホームページ「日々是映画」はこちら
http://www.cinema-today.net/



新年会の二日酔いなどもあり、2日休んでしまいましたが、
今日からは朝食が餅なこと以外はすっかり日常通りという感じ
なので、メルマガのほうも通常通り発行していけると思います。

正月のTVも色々ありましたが、一番気になったのは「のだめ」
のスペシャルでした。といってもまだ見てないんですが、とり
あえず録画はしてあります。漫画は17巻くらいまで読んだの
で、内容はわかりますがね。
最新刊は19巻↓
二ノ宮 知子
価格:¥ 410(定価:¥ 410)
おすすめ度:

ドラマで最初から見たいという方はこちら↓
価格:¥ 17,715(定価:¥ 23,940)
おすすめ度:

さて、こののだめですが、英語版のコミック↓も出ていて、
Tomoko Ninomiya
価格:¥ 1,084(定価:¥ 1,310)
おすすめ度:

アメリカでも人気なようです。英語を勉強したい人はこちらを
どうぞ。



-------- 目次 --------

■ 今日の映画
 トランシルヴァニア

□ ヒビコレリンク

□ DVD今日の買い!

------------------------ 




■ 今日の映画 − トランシルヴァニア


--cinema2127------------

 トランシルヴァニア

 Transylvania
 2006年,フランス,102分


-----------------------


<キャスト&クルー>

監督 トニー・ガトリフ
脚本 トニー・ガトリフ
撮影 セリーヌ・ボゾン
音楽 トニー・ガトリフ
   デルフィーヌ・マントゥレ

キャスト アーシア・アルジェント
     アミラ・カサール
     ビロル・ユーネル
     アレクサンドラ・ボージャール
     マルコ・カストルディ

<評価>

☆☆1/2(満点=5)


<プレヴュー>

 国外退去により消息不明になってしまった恋人を探してトランシ
ルヴァニアへとやってきたフランス人のジンガリナとその友人マリー、
まもなくジンガリナはその恋人ミランを見つけるが、ミランはジン
ガリナを捨てる。ショックを受けたジンガリナはミランの子供をお
なかに宿したまま帰途に着くのだが…
 『ガッジョ・ディーロ』などロマの音楽にこだわり続けるトニー・
ガトリフが撮った人間ドラマ。



<レビュー>

 トニー・ガトリフは一貫して音楽にこだわった作品作りをしてい
る。彼が世に出た『ガスパール/君と過ごした季節』こそオーソドッ
クスなヒューマンドラマだったが、それ以降はこだわりを前面に出
して独特な作品作りをしてきた。ロマをはじめとしてフラメンコな
ども扱ったが、やはり彼の原点はロマにあり、この作品もロマの里
トランシルヴァニアを旅することで展開される。
 そして、恋人を探してここを訪れたジンガリナは「なぜか惹かれ
る」とつぶやき、彼女を守ってくれる友人マリーから離れ、一人さ
まようことにする。そして、ミランを探しているときに出会ったチャ
ンガロと旅をするうちにすっかりロマに見間違われるまでに変貌し
ていく。
 この物語はジンガリナの中にそもそもあった“ジプシー魂”の目
覚めである。そもそもロマのミュージシャンであるミランを恋人に
選んだ時点で彼女にジプシーの魂があったことは確かだ。しかもそ
れは音楽によって目覚めさせられたのだ。恋人を追ってやってきた
というジンガリナの言葉に嘘はない。しかし、その深層心理にはロ
マとその音楽を求める気持ちがあったのだろう。だから彼女は恋人
に捨てられて絶望してもその土地を離れない。ロマの人々と音楽は
彼女を磁石のようにひきつけて離そうとしないのだ。
 トニー・ガトリフがこのようにしてロマの世界にひきつけられる
人々を描き続けるのは、彼がそこに人間の本質を感じているからだ
ろう。ロマ語で“人間”という意味の言葉“ロマ”を自分たちの呼
称とし使っているロマは音楽(と踊り)にアイデンティティを求め
る。その音楽はさまざまな民族の音楽に通じる根源的なもので、多
くの人の金銭に触れる。ジプシー・ギターの名手ジャンゴ・ライン
ハルトがさまざまな音楽に影響を与えているように、ロマの音楽は
知らず知らずのうちに私たちに影響を与えているのも知れない。
 トニー・ガトリフの作品ははっきり言ってどれもそんなに「面白
い!」という作品ではない。この作品もかなりきつい話し出し、物
語の魅力もあまりなく、語られていることはつまみどころがない。
主人公のジンガリナやチャンガロは魅力的だが、ただそれだけで彼
らに共感することはできないし、彼らの世界は私たちの世界とはか
なりかけ離れている。
 にもかかわらず、私はなんとなく彼の作品に魅かれ、新作を撮れ
ば2本に1本くらいは観てしまう。それはその音楽を中心とした世
界にどこかで惹かれているからなのだろう。この作品も冒頭の音楽
と映像をリンクさせたオープニングのシークエンスは魅力的だし、
ジンガリナやマリーが踊るさまには陶酔と爽快感がある。
 音楽は映画には欠かせないものだが、普段はそれほど意識に上ら
ないものである。トニー・ガトリフは音楽を映画の中心にすえるこ
とで映画にとっての音楽の重要さを思い出させてくれもする。



□ ヒビコレリンク

 『ガッジョ・ディーロ』


□ DVD今日の買い!

<今日の作品:トランシルヴァニア>

価格:¥ 3,652(定価:¥ 4,935)
おすすめ度:



<今日のお勧め>

 トニー・ガトリフです。

価格:¥ 3,591(定価:¥ 3,990)
おすすめ度:


価格:¥ 2,953(定価:¥ 3,990)
おすすめ度:


価格:¥ 7,350(定価:¥ 7,350)
おすすめ度:


価格:¥ 9,324(定価:¥ 12,600)
おすすめ度:




-----
posted by ヒビコレエイガ at 15:05 | TrackBack(0) | バックナンバー(移行中) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年01月04日

ル・ディボース/パリに恋して

ホームページ「日々是映画」はこちら
http://www.cinema-today.net/



昨日は街に出たのですが、福袋を持った人がたくさんいました。
やはりみんな福袋って好きなんですねぇ。
福袋は大体あまり欲しくないものが入っていることが多いです
が、逆に自分では買わないようなものが入っているというのが
いいというときもあります。自分では買わないような色の服が
入ってて、着てみたら意外と気に入ったとか、そんなこともあ
るのではないでしょうか。
福袋を探そう!という方はこちらへ


さて、後はやはり正月、和服の人を多く見ました。最近は男性
も結構着ています。男の着物というとお相撲さんか落語家かと
いう感じでしたが、最近はそうでもないですね。女性と違って
男性は着丈で着るので、既製品がぴったりの人じゃないとなか
なか敷居が高いですが、身長さえあえば、体型はカバーできる
のが着物のよさなので、165cmから185cm位の方は福袋でどうぞ

着物はちょっと気になりますね。私も浴衣は持っていますが、
着物もね…

あと、昨日はやはり箱根駅伝でしたね。今年は混戦でなかなか
面白かったです。最終区で東海大がリタイアしてしまったのは
残念でしたが、関東学連選抜が上位に入ったことからしても、
今は人材がかなりばらけているんでしょうね。だから、選手も
無理をせざるを得なくなってリタイアも出てしまう。リタイア
しそうになっても、歩いてでもたすきをつなごうという姿も駅
伝の見所のひとつなので、選手生命が絶たれたりしない限りは
それもありではないかと私は思いますが。
来年も面白い駅伝が見れればいいです。


今日は映画がつまらなかったので、前置きが長くなっておりま
す…


-------- 目次 --------

■ 今日の映画
 ル・ディボース/パリに恋して

□ ヒビコレリンク

□ DVD今日の買い!

------------------------ 




■ 今日の映画 − ル・ディボース/パリに恋して


--cinema2126-----------

 ル・ディボース/パリに恋して

 Le Divorce
 2003年,アメリカ=フランス,118分


-----------------------


<キャスト&クルー>

監督 ジェームズ・アイヴォリー
原作 ダイアン・ジョンソン
脚本 ルース・プラワー・ジャブヴァーラ
   ジェームズ・アイヴォリー
撮影 ピエール・ロム
音楽 リチャード・ロビンズ

キャスト ケイト・ハドソン
     ナオミ・ワッツ
     ジャン=マルク・バール
     レスリー・キャロン
     グレン・クローズ
     ロマン・デュリス

<評価>

1/2(満点=5)


<プレヴュー>

 フランス人と結婚した姉ロクサーヌに会うためにパリへとやって
きたイザベル、しかしついたその日に姉の夫シャルル・アンリは家
を出てしまう。イザベルはパリに滞在することにし、姉に仕事も紹
介してもらい、恋人もできるが…
 ケイト・ハドソンとナオミ・ワッツが競演し、ジェームズ・アイ
ヴォリーが監督と役者はそろったが、出来は…



<レビュー>

 ロマンティック・コメディだろうと予想してみたのだが、監督が
『モーリス』などのジェームズ・アイヴォリーとあって、そんな気
楽なものではなかった。物語のほうは姉の住むフランスを訪れたア
メリカ娘がパリ生活を満喫し、姉の夫の親戚とアバンチュールを楽
しんだりという話と、姉の離婚に絡んで一家の財産である大変な価
値があるかもしれない絵画をめぐってすったもんだがあったりとい
う感じのもの。この物語のほうの難点は、いろいろなことが散漫に
おきてまとまりがないということだ。
 物語としてはナオミ・ワッツ演じるロクサーヌの離婚とそれにま
つわる二つの家族の関係が中心なのだと思うが、語りの中心はケイ
ト・ハドソン演じるイザベルであり、彼女のどうでもいいアヴァン
チュールが作品のかなりの割合を占めてしまっている。
 つまるところこの作品は、アメリカ人がフランス人をバカにしよ
うとして、結局バカにしきれず中途半端になってしまったという作
品なのではないか。イザベルはパリにあこがれる上流階級のバカな
娘でついてすぐに恋人が出来、年上の有名人とも情事を楽しみ、彼
女が思うところのパリっぽさを満喫したわけだけれど、そこで語ら
れる思わせぶりな言葉には何の内容もない。この作品はそこにフラ
ンス人が格好つけているだけで何もないということを言おうとして
いるのだろうけれど、そういうことを言っているこの作品自体も代
わりの内容を提示せず、単なるご都合主義に終わってしまっている
ので、「だからなんなんだ」というまったく腹立たしい感想しか残
らない。
 思わせぶりに展開される絵画のシークエンスについても、フラン
ス人は偉そうにしているけれど実際絵画の価値なんてわからないな
んてことになっているけれど、結局この絵が本物かどうかは明らか
ではなく、絵の価値というのが市場原理によって決まるということ
を言っているに過ぎない。これまただから何なんだとしかいいよう
のない展開だ。






□ DVD今日の買い!

<今日の作品:ル・ディボース/パリに恋して>

価格:¥ 896(定価:¥ 995)
おすすめ度:



<今日のお勧め>

 “パリ”が題名の映画にはいい作品が多いんですが…

価格:¥ 1,299(定価:¥ 1,500)
おすすめ度:


価格:¥ 3,188(定価:¥ 3,990)
おすすめ度:


価格:¥ 8,950(定価:¥ 4,935)
おすすめ度:



-----
posted by ヒビコレエイガ at 15:04 | TrackBack(0) | バックナンバー(移行中) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年01月03日

カポーティ

ホームページ「日々是映画」はこちら
http://www.cinema-today.net/



皆さん福袋は買われましたでしょうか。
私は、無印で1050円のステーショナリー福袋というのを買い
ました。中が見えるのであまり福袋感はないのですが、いろ
いろ入っていてお得感はありました。
今日は3日、TVなどはまだまだお祭り騒ぎですが、明日か
らシゴトという方も結構いらっしゃって、徐々に平常に戻っ
ていくのでしょう。
今年も平和に過ごせるといいですね。



-------- 目次 --------

■ 今日の映画
 カポーティ

□ ヒビコレリンク

□ DVD今日の買い!

------------------------ 




■ 今日の映画 − カポーティ


--cinema2125------------

 カポーティ

 Capote
 2005年,アメリカ,114分


-----------------------


<キャスト&クルー>

監督 ベネット・ミラー
原作 ジェラルド・クラーク
脚本 ダン・ファターマン
撮影 アダム・キンメル
音楽 マイケル・ダナ

キャスト フィリップ・シーモア・ホフマン
     キャサリン・キーナー
     クリフトン・コリンズ・Jr
     クリス・クーパー

<評価>

☆☆1/2(満点=5)


<プレヴュー>

 1959年11月15日、カンザス州の小さな町で一家4人が惨殺される
という事件が起きる。作家のカポーティはこの事件に興味を持ち、
助手のネルとともに取材に出かける。取材中に犯人が捕まり、その
一人ペリー・スミスに出会ったカポーティは、ペリーにひらめきを
感じ、事件にのめりこんでいく…
 トルーマン・カポーティが傑作『冷血』を書き上げるまでを描い
た伝記小説の映画化。フィリップ・シーモア・ホフマンがアカデミー
主演男優賞を受賞した。



<レビュー>

 カポーティの独特の風貌と独特の話し方、明確に語られているわ
けではないが明らかなけれのゲイとしてのキャラクター、これらを
演じきったフィリップ・シーモア・ホフマンは確かにいい演技をし
ていた。彼の演技は完全にひとつのキャラクターを作り上げ、私た
ちは彼の演じるカポーティにいらだったり、彼の表情からその心理
を読み取ったりできるようになる。
 事件に興味を持ち、ネタとして取材を始めた彼がどんどん事件に
のめりこんでいくが、その犯人の一人ペリー・スミスに出会い、取
材の手段として彼を利用するうちに彼の中に迷いが生じる。彼は基
本的にはペリーを利用しているのだけれど、ペリーを見た瞬間に感
じたひらめきは作家としてのひらめきなのか、それとも一目惚れと
も言うべきひらめきなのか、相手との距離が縮まるにつれどんどん
わからなくなっていってしまうのだ。無表情な中にも彼のそのよう
な心理が透けて見え、なかなか面白い。

 しかし、作品のほうはそのような見事な心理描写をうまく生かし
きっていないような気もする。淡々と描こうという意図はわかるの
だが、あまりに淡々としすぎていて、カポーティがその事件を調べ
ようとしたきっかけをはじめとして彼の行動の理由がほとんど明ら
かにならない。もちろんそれも推察させようという意図なのだろう
し、その多くは“天才的なひらめき”のおかげということになるの
だろうけれど、それではあまりに物語としての面白みがない。物語
が展開していく上で、観客の興味を引くようなプロットがひとつあ
れば、もっとわかりやすく面白い映画になったのだと思うのだが。
 そして、その説明不足もあって、作品全体としてカポーティをど
のように描こうとしていたのかということも見えにくい。さまざま
な部分で彼の天才をほのめかし、最終的に完成した作品『冷血』が
傑作であったことからも、彼を持ち上げているし、彼がその後ひと
つとして作品を完成させることができなかったということを説明と
して加えることによっても彼の人間性を評価しているように見える。
しかし、彼は平気で嘘をついてペリーを利用するような人間で、あ
る意味では自分の作品のためには人の命も顧みないというような人
物である。
 結論としては、彼は自分自身すらだますことができるくらいに嘘
がうまいのだけれど、自分自身をだましていることに気づいていて、
その自責の念に耐えられなくなってしまったということなのだと思
うが、そうだとしてもそれはあくまでも自分自身の中での問題であっ
て、彼が周囲に対して何か思いやりを持っているとは思えない。彼
がこの『冷血』以後、作品を完成させることができなくなったから
といって、それで彼の人間性を証明することにはならない。

 いったいこの作品は何を描きたかったのか、前半はカポーティと
いう作家がひとつの作品を作り上げる過程を描くということでなか
なか興味深かったのだけれど、後半に入りカポーティの人間性がテー
マとして出てくると、いまひとつ焦点が定まらなくなってしまう。
 カポーティは有名な作家だけれど、彼がどう考えたところでたい
した問題ではないと思わせてしまっては、映画としては失敗といわ
ざるを得ないだろう。やはり作家はその人間性よりも作品で語られ
るべきなのだ。こういう伝記は時に面白いこともあるが、退屈なも
のに終わってしまうことも多い。




□ DVD今日の買い!

<今日の作品:カポーティ>

価格:¥ 1,780(定価:¥ 1,980)
おすすめ度:





<今日のお勧め>

 フィリップ・シーモア・ホフマンは… 地味だね

価格:¥ 1,349(定価:¥ 1,500)
おすすめ度:


価格:¥ 1,603(定価:¥ 1,800)
おすすめ度:


価格:¥ 1,347(定価:¥ 1,500)
おすすめ度:






-----
posted by ヒビコレエイガ at 15:03 | TrackBack(0) | バックナンバー(移行中) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする