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アメリカ大統領選挙の予備選挙がありましたね。
アメリカのサブプライムローン問題は世界恐慌につながりかね
ない影響が出始めているので、私たちにも無関係ではありませ
んが、注目は「一番お金を集めた人が勝つ」といわれるように
なってしまった評判をオバマが覆せるかどうかでしょうね。
共和党は地味ですが、民主党でオバマが勝ってもヒラリーが勝っ
ても相当数の反対票が共和党に投じられるでしょうから、本選
挙は必ずしも民主党が優位とはいえないような気もします。
まあ、日本で1週ごとの勝った負けたに恐々としていても仕方
が無いのですが、無視はできないですね。
しかし、おかげでブッシュ関連のニュースがほとんど入ってこ
ないのが気になります。こういうときこそ新聞の隅の小さなニュー
スが重要です。
今日はガザ地区で1日8時間停電というニュースが載っていま
した。イスラエルによる制裁の影響ということですが、情勢は
混迷の度を深めているように思えます。各大統領候補はイスラ
エルに対してどんな姿勢で望むんでしょうかね。
-------- 目次 --------
■ 今日の映画
サハラに舞う羽根
□ ヒビコレリンク
□ DVD今日の買い!
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■ 今日の映画 − サハラに舞う羽根
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サハラに舞う羽根
The Four Feathers
2002年,アメリカ=イギリス,132分
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<キャスト&クルー>
監督 シェカール・カプール
原作 A・E・W・メイソン
脚本 マイケル・シファー
ホセイン・アミニ
撮影 ロバート・リチャードソン
音楽 ジェームズ・ホーナー
キャスト ヒース・レジャー
ウェス・ベントリー
ケイト・ハドソン
ジャイモン・フンスー
マイケル・シーン
<評価>
☆☆1/2(満点=5)
<プレヴュー>
1888年、英国陸軍の士官となったハリーの師団はスーダン行きを
命じられる。婚約したばかりのハリーは親友のジャックにも黙って
除隊する。除隊したハリーは婚約者エスネに会いに行くが、そこに
友人から臆病者を意味する白い羽根が送られてくる。エスネにも臆
病者と思われたハリーは悩んだ末、一人スーダンに赴く決意をする…
英国の古典的名作「四枚の羽根」を『エリザベス』のシェカール・
カプール監督で映画化。
<レビュー>
物語の始まりは主人公のハリーとエスネの婚約、ここでハリーの
親友ジャックがエスネに熱い視線を送り、彼のかなわぬ恋がこの物
語のひとつの軸であることが明らかになる。そして、ハリーが前線
へ行く直前に除隊を申し出て、彼のもとに臆病者を意味する白い羽
根が送られてくる。しかし、いったい彼は何がしたかったのか。前
線に派遣される直前に除隊したら臆病者といわれることはわかりきっ
ていたことだ。にもかかわらず白い羽根が送られてきて思い悩み、
結局一人スーダンに行くってのはよく意味がわからない。
前線に送られる兵士に向かって神父がキリスト教徒としての職務
やら異教徒についてやら語るシーンが非常に不快だが、そこからし
てハリーは自分が死ぬことが怖かったことよりもその戦いそのもの
に意味を見出せなかったということなのだろうけれど、結局スーダ
ンに行って英国軍を助けるんじゃ元の木阿弥では無いか。ある意味
では勇気を出して除隊を申し出た彼と、スーダンに渡った彼の蛮勇
との間にどうもつながりが見えてこないのだ。
しかし、それでもスーダンに渡った彼が「なんとかしようとして
いる」部分の展開はなかなか面白い。砂漠で瀕死だったハリーを発
見したアブー・ファトマが彼を“神に使わされた者”と見て、彼を
支え、ふたりで大きな敵に立ち向かっていく。彼らふたりを結びつ
けるのが“神”であるということは、宗教は異なっていても、その
神はひとつであるというメッセージを感じさせる。それぞれが勝手
に“神”を持ち出した戦いの中で、その神に結び付けられてその無
益な戦いを終わらせるために戦う二人のヒーロー、この物語で描き
たかったのはその物語なのだろう。その試みは今ひとつ成功してい
るとは言いがたいが、同じ戦いがまさに繰り返されている今、その
ことを語るのには意味がある。もうちょっとうまく語ることができ
れば面白い作品になったと思うのだが。
このあたりはパキスタン出身のシェカール・カプールらしい翻案
だろうか。イスラム教徒はそもそもユダヤ教やキリスト教徒同じ神
を信じていることを表明している宗教だ。そもそもは寛容でアブー・
ファトマがいうように敵であっても埋葬しないで置いていくような
ことは無い宗教であるはずのイスラム教が、原理主義という名の下、
不寛容さによってキリスト教を前面に出すアメリカと殺し合いを繰
り返すという現状を彼は19世紀末のアフリカに重ね合わせたのかも
しれない。
しかし、最終的に物語を愛と友情に修練させてしまったので、そ
のメッセージはすっかり薄れてしまう。結局彼らは何のために戦っ
ていたのか、戦いそのものが無益であるという印象を戦場では与え
るのに、最後に再び恋愛と友情とのもつれがフォーカスされること
で、そのテーマは背景へと後退してしまう。そのあたりがアメリカ=
イギリス合作(アメリカが先ということは、アメリカ資本で製作さ
れているということ)となったこの作品の限界か。監督としての力
が感じられるシャカール・カプールにはぜひもっと骨太の作品を撮っ
て欲しい。
それにしても、アブー・ファトマを演じたジャイモン・フンスー
はいい役者だと思った。すでに『ブラッド・ダイヤモンド』などで
2度アカデミー助演男優賞にノミネートされているからその実力は
折り紙つきということなのだろうけれど、主役でアクション映画な
んかとってもいけるんじゃないかな。これからちょっと注目してみ
たみたい。アメリカ生まれではなく、アフリカのベナン出身という
のも注目に値する。
□ ヒビコレリンク
『ブラッド・ダイヤモンド』
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<今日のお勧め>
ジャイモン・フンスーはこんな作品にでています。









