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今日は成人の日ですか。
街には晴れ着の人たちがあふれ、ニュースでは荒れる成人式の
ニュースが。毎年荒れると、こうれも恒例かと…
20歳で大人の自覚なんて実際、無理だよなぁなどと最近は思い
ます。
-------- 目次 --------
■ 今日の映画
ゲット・オン・ザ・バス
□ ヒビコレリンク
□ DVD今日の買い!
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■ 今日の映画 − ゲット・オン・ザ・バス
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ゲット・オン・ザ・バス
Get On The Bus
1996年,アメリカ,121分
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<キャスト&クルー>
監督 スパイク・リー
脚本 レジー・ロック・バイスウッド
撮影 エリオット・デイヴィス
音楽 テレンス・ブランチャード
キャスト チャールズ・S・ダットン
イザイア・ワシントン
ビル・ハーパー
アンドレ・ブラウアー
オシー・デイヴィス
<評価>
☆☆☆1/2(満点=5)
<プレヴュー>
1995年、ワシントンで黒人男性による100万人大行進が実施される
こととなった。LAからその行進に参加するためのバスに乗車した
中には、初老の“オヤジ”や息子を手錠でつないで歩く父親、ゲイ
のカップル、映画監督志望の青年などがいた。3日間にわたるワシ
ントンへの旅の中で、彼らはいろいろなことを議論する。
スパイク・リーが95年のワシントン大行進をモチーフに現代の黒
人社会の問題を描いた佳作。
<レビュー>
3日間をバスの中で過ごす十人あまりの人々、黒人運動の一大イ
ベントとして企画された100万人大行進に参加するという共通の目的
を持っていながら、彼らは感嘆には打ち解けない。UCLAのパーカー
を来た映画監督志望の青年X(スパイク・リー自身がモデルだろう)
がカメラを向けることはその人々を不快にさせることも多いが、彼
の行動は人々を少し近づける。しかし、ハリウッド・スターを気取
る売れない俳優はゲイのふたりにあからさまな差別意識を露にし、
隣に座った男の母親が白人だからといって彼と距離を置く。彼のこ
の行動が黒人社会内の差別/逆差別の構造をあからさまに示す。黒
人社会とひとくくりにされるけれど、それは決して一枚岩ではなく、
100万人大行進というのはそのばらばらな黒人社会を何とかまとめよ
うというしい行動なのだということがわかる。
60年代に行われたという100万人大行進は公民権運動の一環として
黒人が団結し、自分達の権利を白人社会に対して訴えるイベントだっ
たと思うのだが、95年の大行進は黒人社会内部に向けて団結を訴え
るイベントだったのだろう。このバスに乗った人々はその行進にた
どり着く前のバスの中でその団結に少しずつ近づく。特に、旅の途
中のメンフィスで拾った黒人の自動車ディーラー(黒人のことを
“ニガー”と呼ぶ共和党員)への反感からその団結は強まる。
この作品はそんな地味な物語だ、非常に小さな物語を積み重ねる
ことで、麻薬も銃もセックスも登場させることなく黒人社会を描い
ていく。犯罪をにおわせるのは父親が息子をつないでいる手錠だけ
だが、この父親と息子の関係も黒人社会にひとつの側面を非常にう
まく表現した小さな物語になる。そして、敬虔なイスラム教徒の格
好をした男、白人との混血の男、アフリカの太鼓を持ち込んだ初老
の“オヤジ”、彼らの背景や関係が明らかになっていく中で、そこ
には小さな物語が次々と生まれ、一つ一つが小さな輝きを放つ。
スパイク・リーにしては非常に地味な作品だけれど、会話だけで
十分に楽しませてくれる作品だ。スパイク・リーは黒人監督のリー
ダーとしてやはり犯罪やドラッグといった黒人社会の暗部を描いて
きたが、こういう作品を撮っても面白い。私はこの人は結構繊細な
人で、どこかウディ・アレンと重なるところがあるようにも思える。
彼が黒人のために何かを訴える映画を撮らなくてもよい世の中が来
たなら、ウディ・アレンのような作品を撮るのではないだろうか。
この作品にはユダヤ人のバス運転手も登場し、黒人と差別される
ことについて会話を交わすが、同時に白人として黒人の視線に恐怖
を感じるともいう。ユダヤ人であるウディ・アレンと黒人であるス
パイク・リー、典型的なニューヨーカーであるウディ・アレンと生
粋のLAっ子のスパイク・リー、このふたりを比較してみるという
のもなかなか面白いかもしれない。
□ DVD今日の買い!
<今日の作品:ゲット・オン・ザ・バス>
<今日のお勧め>
スパイク・リー









