2008年03月31日

ローズ・イン・タイドランド

ホームページ「日々是映画」はこちら
http://www.cinema-today.net/



明日は、ガソリン値下げで大騒ぎになりそうですが、その反面、
様々なものが値上がりします。
この温暖化が問題となっている時代に、ガソリンの値段を下げ
るってのは、車に普段乗らない私にはまったく納得いかない事
態です。暫定は確かに暫定なわけですが、数十年も続いてきた
ものである以上、暫定とは名ばかりなのだから、暫定だからや
めて当然と声高に叫ぶ民主党は詭弁を弄しているようにしか思
えません。値下げ値下げと叫ぶより、暫定であることをやめて
主張している“環境税”化することに力を注いだほうがいいと
思うのですが…

さて、値上げするもののひとつにビール類があります。明日か
ら値上げされるのはサッポロとサントリー、どの店も明日値上
げというわけではないと思いますが、今日注文して置けば安心。
プレミアムモルツ、3ケースで14400円、1本当たりジャスト
200円!


ビール類ということなので、発泡酒も新ジャンルも値上げ。
金麦も。こちらは3ケースで7917円。




-------- 目次 --------

■ 今日の映画
 ローズ・イン・タイドランド

□ ヒビコレリンク

□ DVD今日の買い!

------------------------ 



■ 今日の映画 − ローズ・イン・タイドランド


--cinema2181------------

 ローズ・イン・タイドランド

 Tideland
 2005年,イギリス=カナダ,117分


-----------------------


<キャスト&クルー>

監督 テリー・ギリアム
原作 ミッチ・カリン
脚本 テリー・ギリアム
   トニー・グリゾーニ
撮影 ニコラ・ペコリーニ
音楽 マイケル・ダナ
   ジェフ・ダナ

キャスト ジョデル・フェルランド
     ジェフ・ブリッジス
     ジェニファー・ティリー
     ジャネット・マクティア
     ブレンダン・フレッチャー

<評価>

☆☆1/2(満点=5)


<プレヴュー>

 ジャンキーの両親と暮らすジェライザ=ローズはいつも空想の世
界で遊んでいた。ある日、母がメタドンの過剰摂取で死に、ローズ
は父親とともに祖母が住んでいた家に引っ越すがすぐに父も麻薬の
ため死んでしまう。その数日後、ローズは近所に住むデルと出会う
が…
 テリー・ギリアム得意のグロテスクなファンタジー・ホラー。テ
リー・ギリアムがやりたい放題の悪趣味映画。


<レビュー>

 テリー・ギリアムのこの作品の前の作品は『ブラザー・グリム』、
テリー・ギリアムもやりたいことがやれず、興行的にも失敗して鬱
憤がたまってしまったのだろうか。この作品はとにかくやりたい放
題、製作会社としては動員のために“ファンタジー”と銘打ったの
だろうが、ファンタジーだと思って見ると期待外れというかしっぺ
返しを食らう感じ。
 しかし、テリー・ギリアムの作品が好きで見るならば、彼の世界
を堪能できる作品ということもできる。いきなりジャンキーの夫婦
が登場し、幼い娘が父親が打つヘロインの準備をしているという文
科省が見たら卒倒しそうな内容、しかも母親はドラッグで死に、娘
のローズは母親の死を悲しむよりは彼女が大事に持っていたチョコ
レートのことや、その遺体を燃やそうとする父親を止めることに一
生懸命だ。
 完全にラリっている父親はローズを連れて自分の生家へと行くが、
その家は荒れ放題で、しかもすぐにドラッグで死んでしまう。
 そこで話が落ち着くかと思いきや、近所に住んでいるデルとディ
ケンズはその上を行く切れ具合、片目の女性デルは何でもかんでも
剥製にしてしまい、ディケンズは知的障害があるらしく頭に手術跡
が目立つ。そのふたりにローズがまったくたじろぐことがないのは
彼女の育ちがそうさせるということで、そんな設定にしてしまった
テリー・ギリアムは本当に悪趣味ですごい。

 それだけならば、ただのテリー・ギリアム好きのための映画となっ
てしまうところだったが、この主人公のローズを演じた子役のジョ
デル・フェルラルドがいい。友だちは首だけの人形4体(4首?)、
しかも体も持っているようなので、好き好んで首だけを友だちにし
ているわけだ。こんなわけのわからない映画で狂気の現実と空想の
世界に生きる少女を演じて、そこにまったく違和感を抱かせない。
しかも、映画の後半では知的障害のディケンズとのロマンスまであ
る。
 このジョデル・フェルラルドはこの作品が初めての主役級の出演
作だが、それ以降『サイレントヒル』や『ゴースト・ハウス』といっ
たホラー映画に出演している。それ以前も『キャリー』のTV映画や
『インプラント』というホラー映画に出演、ホラー映画専門の子役
なんて聞いたことがないが、妙な落ち着きを見せるこの少女はまさ
にホラー向きなのだろう。
 その少女を主役にしてこんな作品を撮ったテリー・ギリアムはや
はりすごいということだろう。
 ポスターや予告を見るとこのジョデル・フェルラルドがかわいく、
いかにもなファンタジー・ホラーに見えるのだが、テリー・ギリア
ムもこのジョデル・フェラルドもそれを裏切って見事な悪趣味世界
を見せてくれる。この作品を楽しめれば立派なテリー・ギリアムファ
ンだろう。




□ DVD今日の買い!

<今日の作品:ローズ・イン・タイドランド>

価格:¥ 3,134(定価:¥ 3,990)
おすすめ度:



<今日のお勧め>

 テリー・ギリアムです。

価格:¥ 1,880(定価:¥ 2,500)
おすすめ度:


価格:¥ 4,336(定価:¥ 5,040)
おすすめ度:


価格:¥ 790(定価:¥ 1,980)
おすすめ度:


価格:¥ 24,032(定価:¥ 31,290)
おすすめ度:



-----
posted by ヒビコレエイガ at 15:05| Comment(0) | TrackBack(0) | アメリカ2000年以降 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年03月28日

フリー・ゾーン〜明日が見える場所〜

ホームページ「日々是映画」はこちら
http://www.cinema-today.net/




すっかり暖かくなってまいりまして、東京では今日明日明後日が
花見のピーク、沖縄ではなんと夏日です。
そろそろTシャツでも買おうかな、と思っていたら無地Tシャツ
が激安のショップでポイント10倍
です。

今シーズン用のTシャツをまとめ買いしようかな。
しかも、いまなら570円のTシャツ1枚買えば送料無料

レディース、キッズなどはもちろん、長袖、トレーナー、ポロシャ
ツなんかもたくさんあるので、お子さんをお持ちの方もまとめ買い
どうぞ。
プリント加工もしてくれるみたいです。
最安は1枚298円!

楽天でレンタルする

-------- 目次 --------

■ 今日の映画
 フリー・ゾーン〜明日が見える場所〜

□ ヒビコレリンク

□ DVD今日の買い!

------------------------ 



■ 今日の映画 − フリー・ゾーン〜明日が見える場所〜


--cinema2180-----------

 フリー・ゾーン〜明日が見える場所〜

 Free Zone
 2005年,イスラエル=フランス=ベルギー=スペイン,92分


-----------------------


<キャスト&クルー>

監督 アモス・ギタイ
脚本 アモス・ギタイ
   マリー=ジョゼ・サンセルム
撮影 ロラン・ブルネ
音楽 ハヴァ・アルベルスタイン
   ヤロスラフ・ヤクボヴィク

キャスト ナタリー・ポートマン
     ハンナ・ラズロ
     ヒアム・アッバス
     カルメン・マウラ

<評価>

☆☆☆☆(満点=5)


<プレヴュー>

 車で泣きじゃくるレベッカ、婚約者と別れたばかりの彼女は運転
席に座るハンナにどこでもいいから連れてってくれという。ハンナ
は夫の用事でヨルダンのフリー・ゾーンに行かなければならず、レ
ベッカを連れて行くことに。国境は何とか越えたふたりだったが…
 イスラエルの名匠アモス・ギタイがナタリー・ポートマンを主演
に迎えて撮った社会派ドラマ。ドキュメンタリーの名手らしくドキュ
メンタリータッチで真摯な作品である。


<レビュー>

 永らくイスラエルでドキュメンタリーを撮ってきたアモス・ギタ
イはこのところ劇映画にシフトしているが、この作品も劇映画で、
ハリウッドスターであるナタリー・ポートマンを主演に迎えている。
しかしもちろん彼は商業主義に転じたわけでは決して無い。彼は誰
が出よう都、ドキュメンタリーであろうと劇映画であろうと、イス
ラエルとその周辺諸国の現実を捉え続け、それをスクリーンという
キャンバスに刻み付ける。
 今回はイスラエルと隣国のヨルダンを巡る一種のロードムービー、
アメリカからイスラエルにやってきたアメリカ人のレベッカがスペ
イン人の婚約者と別れ、未来の姑と乗るはずだった車にその車を運
転するハンナと乗り込み、ヨルダンへと向かう。

 映画はいきなり「子羊、子羊…」と歌う歌で始まり、その曲が一
曲かかる間泣いているナタリー・ポートマンの横がををひたすらク
ロースアップで映し続ける。そのクロースアップは歌がやみ車が動
き出しても続き、10分以上にもなる。車が走り出すと、車の中から
の風景にレベッカの記憶がオーバーラップし、二重映しの映像のま
まレベッカが婚約者と別れるに至った会話を映し出す。
 ハンナはヨルダンのフリー・ゾーンに、“アメリカ人”から金を
受け取るために行くのだが、そのアメリカ人につながるレイラとの
間では「お金を返して」「ここにはない」という水掛け論が展開さ
れて3人は“アメリカ人”がいるという村に向かうことになる。し
かしそこでは暴動が起きており、レイラは“アメリカ人”の息子が
お金を持っていってしまったと告げるのだ。

 レベッカのクロースアップから始まった映像はその後も車の中か
ら取ったレベッカとハンナの横顔や窓から見える風景や国境の警備
員たちを映すばかりで、カメラは車の中にずっととどまる。それは
彼女達がヨルダンのフリー・ゾーンで目的の人物レイラと出会った
シーンでいったん止むが、それでもカメラは室内と夜の暗い屋外を
映すだけで閉塞感はなくならない。
 しかし、夜にある騒動を経験した翌朝、レベッカはレイラの夫で
あるサミールと彼の村を散歩する。それは非常な解放感のある映像
だ。そしてそれは同時にレベッカが解放されたことをも意味してい
る。婚約者との別れという自分の問題ばかりに目を向けていたレベッ
カはいやおうなしにイスラエルとそれを取り巻く国々の現実を目に
することで、ある瞬間に突然解き放たれる。
 しかし、レイラとハンナは果てしないいい争いを続ける。映画の
冒頭の歌が子羊を食い殺した猫が犬に殺され、その犬が棍棒で殴ら
れ… と永遠にループをえがくように、レイラとハンナの言い争い
も果てしなく、どこかカフカ的な不条理さまで感じさせる。
 ラストシーンで、イスラエルとの国境にやってきたところでハン
ナとレイラは再び言い争いを始め、レベッカは車を飛び出してイス
ラエルに入り、さらに走り続ける。しかしハンナとレイラは言い争
いを続け、エンドクレジットでは夜になっている…

 アモス・ギタイの作品は混沌としていて曖昧で時には退屈である。
この作品もその例に漏れず、雲をつかむような感覚に襲われる。し
かし、見終わってみるとそのもやもやとした中に私たちが把握して
いなければならない問題が厳然と横たわっているのだということは
理解できる。イスラエルとパレスティナ、そしてその周辺諸国、さ
らにヨーロッパ、アメリカ、それらの歴史と金と人々のアイデンティ
ティと生活が複雑に絡み合う問題は決して解きほぐすことは出来な
い。アモス・ギタイはイスラエル人だが、イスラエルを擁護するの
ではなく、その問題を複雑なまま見せることでわれわれの目をその
問題にひきつけておく。
 ナタリー・ポートマンが出演したのも、より多くの観客をこの映
画に動員し、この問題に目をひきつけさせるためだろう。日本では
その目論見は外れて劇場未公開となってしまったが、DVDは発売
された。アモス・ギタイは50本近い作品を監督しているが、日本で
DVD化されているのはわずか4本(そのうち1本はオムニバス)
である。他の作品が上映されるのはオフシアターで行われるレトロ
スペクティヴや中東地域の作品を特集した上映会だけだ。
 この貴重DVDをみてぜひこの中東地域の現実を感じて欲しいと
思う。




□ DVD今日の買い!

<今日の作品:フリー・ゾーン〜明日が見える場所〜>

価格:¥ 3,591(定価:¥ 3,990)
おすすめ度:



<今日のお勧め>

 アモス・ギタイ作品

価格:¥ 2,000(定価:¥ 2,625)
おすすめ度:


価格:¥ 3,751(定価:¥ 3,990)
おすすめ度:


価格:¥ 2,835(定価:¥ 5,040)
おすすめ度:


-----
posted by ヒビコレエイガ at 15:03| Comment(0) | TrackBack(0) | ヨーロッパ2000年以降 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年03月27日

愛されるために、ここにいる

ホームページ「日々是映画」はこちら
http://www.cinema-today.net/


楽天でレンタルする

先日買ったと書いた、
貝印マルチブレンダー使いました

パワーがあるので、いろいろと速く出来ます。
おまけの専用容器もなかなかいい感じです。
頼んですぐ来たので、週末のお花見のお弁当にも間に合うと
思いますよ。

もちろん新生活にも。
4月から新生活という皆さんもそろそろ引越しも終わって落ち
着いた頃かと思います。
せっかくだから料理するぞという方、ブレンダーもいいですが、
鍋はやはりル・クルーゼですかね。

並行輸入のものは錆び止め加工がされていないので、日本正規
品がオススメです。
が、ここでもメイド・イン・ジャパンでいいものがあります。
それは野田琺瑯のブランドBRiCO

台湾のブリコ社との共同開発なので、厳密にはメイド・イン・
ジャパンではないのかもしれませんが、野田琺瑯もブリコ社も
伝統あるホーローメーカーで値段はル・クルーゼの半分以下!

バーミックスより貝印、ル・クルーゼよりブリコ。


-------- 目次 --------

■ 今日の映画
 愛されるために、ここにいる

□ ヒビコレリンク

□ DVD今日の買い!

------------------------ 



■ 今日の映画 − 愛されるために、ここにいる


--cinema2179-----------

 愛されるために、ここにいる

 Je Ne Suis Pas La Pour Etre Aime
 2005年,フランス,93分


-----------------------


<キャスト&クルー>

監督 ステファヌ・ブリゼ
脚本 ステファヌ・ブリゼ
   ジュリエット・サレ
撮影 クロード・ガルニエ
音楽 エドゥアルド・マカロフ
   クリストフ・H・ミュラー

キャスト パトリック・シェネ
     アンヌ・コンシニ
     ジョルジュ・ウィルソン
     リオネル・アベランスキ

<評価>

☆☆☆1/2(満点=5)


<プレヴュー>

 50代の司法執行官ジャン=クロードは長年続けてきた仕事と老人
ホームに暮らす父親を週末に訪れるだけの日々を過ごしていた。そ
んな中、医者に軽い運動をすることを勧められた彼は前から気になっ
ていた職場の向かいのタンゴ教室に通い始める。そしてそこで幼い
頃彼の家族の世話になっていたというフランソワーズと出会う…
 フランス映画らしい大人のラブ・ストーリー。監督はこれが長編
第2作となるステファヌ・ブリゼ。



<レビュー>

 「人間はなぜ愛する人を傷つけてしまうのか」なんて柄にも無い
ことを考えてしまう。人は愛する人の前で何故か意地を張って自分
も相手も傷つけてしまうようなことがある。この物語の中心にある
のは疲れた中年男ジャン=クロードと結婚を目前にした30代と思わ
れる女性フランソワーズのラブ・ストーリーだが、このジャン=ク
ロードを中心とした父−息子3代の関係が「人というもの」を考え
させる材料になる。
 昔から気難しかった父親が、毎週やってくるジャン=クロードに
も文句ばかり言うが、彼が帰るときには窓からそっとのぞく姿、息
子が事務所で働くことになったのを素直に喜ばずそっけなく接する
ジャン=クロード、その姿は自ら愛されることを遠ざけているもの
の姿に見える。
 愛とは与えるものだが、彼らは文字通り愛されようと愛を求めて
いる。そのためにそれはどこか愛の奪い合いのようになってしまい、
誰も愛されない愛が不在の関係になってしまう。3人ともが互いの
ことを思っているにもかかわらず、それを表に出すことが出来ず、
自らそれを遠ざけてしまうのだ。
 しかし、ジャン=クロードはフランソワーズに出会い、彼女に愛
を注ぐことで「愛すること」を思い出す。対するフランソワーズは
婚約者を愛しているが、執筆にかかりきりな婚約者とジャン=クロー
ドの間で揺れてしまう。そして、そのフランソワーズの家族も登場
し、彼女もまた「愛」に迷う。

 これはいかにもフランス映画であり、いかにもなフランス映画と
して平均的な出来だ(つまり十分見るに耐えるということ)。監督
もまだ長編2作目ということだし、出ている役者も決して有名では
ない。それでも演出は奇をてらわず着実で、演技もしっかりとして
いる。タンゴというのもまた雰囲気があっていい。
 多分、まったく話題になることなく、レンタルビデオ屋の隅のほ
うに置かれ、時々ケーブルテレビなんかで放送されるような映画に
なるのだろうけれど、これこそがフランス映画なのだという気がす
る。フランス映画も最近はハリウッド化が進み、アクション映画が
増えたり、いわゆるスターがもてはやされるようになったりもして
いるけれど、こういう作品が若手の監督から出てくるようならまだ
まだ大丈夫だと思う。
 フランス映画はいつも「愛」を描き、「人」を描いてきた、そし
てそれは常に人の理性と感情を描くことでもある。愛と人を描いた
作品は見るものを考えさせるし、そこに登場する人たちの感情は私
たちを揺さぶる。
 50歳のジャン=クロードがフランソワーズに恋をして、彼女のこ
とを思って贈り物を買い、エレベータ前でそっと彼女の手を取る。
そのドキドキが画面からぐっと伝わってくる。まあくさいといえば
くさいのだが、このくささこそがいつまでも変わらない恋のドキド
キ感を伝えるのだ。
 「いくつになっても恋をするってのはいいもんだ」とまた柄にも
無いことを書きたくなる。そんないい映画だった。




□ DVD今日の買い!

<今日の作品:愛されるために、ここにいる>

価格:¥ 3,036(定価:¥ 3,990)
おすすめ度:



<今日のお勧め>

 “タンゴ”な映画

価格:¥ 3,591(定価:¥ 3,990)
おすすめ度:


価格:¥ 3,990(定価:¥ 3,990)
おすすめ度:


価格:¥ 3,591(定価:¥ 3,990)
おすすめ度:


価格:¥ 3,730(定価:¥ 5,040)
おすすめ度:



-----
posted by ヒビコレエイガ at 15:04| Comment(0) | TrackBack(0) | ヨーロッパ2000年以降 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年03月25日

DOOM ドゥーム

ホームページ「日々是映画」はこちら
http://www.cinema-today.net/



東京ではサクラの開花宣言がかなり早くでましたが、いよいよ
咲いてきたという感じです。
花見は外でやるものなので、ビールがぬるくなってしまったり
で困りものですが、先日コールマンのセールを覗いたときに、
さすがバーベキュー大国という優れものを見ました。

水と氷と缶ビールを入れておけば冷たいまま飲めます。
ビールサーバーを使えばさらに本格的に。

いいですね、花見で生ビール…

そういえばその昔、花見でおでん鍋を囲んでいる人たちを見か
けました… カセットコンロのものもあるので、お好きな方は
一興にどうぞ。



-------- 目次 --------

■ 今日の映画
 DOOM ドゥーム

□ ヒビコレリンク

□ DVD今日の買い!

------------------------ 




■ 今日の映画 − DOOM ドゥーム


--cinema2178-----------

 DOOM ドゥーム

 Doom
 2005年,アメリカ=チェコ,104分


-----------------------


<キャスト&クルー>

監督 アンジェイ・バートコウィアク
原案 デヴィッド・キャラハム
脚本 デヴィッド・キャラハム
   ウェズリー・ストリック
撮影 トニー・ピアース=ロバーツ
音楽 クリント・マンセル

キャスト ザ・ロック
     カール・アーバン
     ロザムンド・パイク
     ラズ・アドティ

<評価>

☆☆☆(満点=5)


<プレヴュー>

 2026年に、地球から火星へと通じる通路“アーク”が発見されて
から20年、火星のオルドゥヴァイ研究所で研究員が次々と襲われる
という事件が起こった。サージをリーダーとする特殊部隊RRTS
は休暇を返上し、事態の収拾に向かう。その隊員のひとりリーパー
はオルドゥヴァイに行くことに引っ掛かりがあるようだが…
 アンジェイ・ヴァートコィアクが人気シューティングゲームを映
画化。B級映画らしいパニック・アクションでなかなか楽しめる。



<レビュー>

 地球外で謎の生物に襲われるという設定はいやがおうにも『エイ
リアン』を思い出させるが、しかもこの謎の生物が襲った人間を
「エイリアン化」させるとなると、いかにもまったく『エイリアン』
な設定ということになる。
 そして、そんなエイリアン型のSFパニック映画としては中くら
いの出来、すでにアクションスターの仲間入りをしているザ・ロッ
クのごつい体は説得力があり、このエイリアンの正体と誰が生き残
るのか、誰がどのように殺されるのか、いつどのように人間がエイ
リアン化していることに気づくのかという興味を持ってストーリー
を追っていける。
 そして、終盤には「なるほどこう来たか」というひねりもあって
B級映画(といわざるを得ないが)としては十分満足いく仕上がり
になっている。
 ただ、ザ・ロック以外の隊員がどうも特殊部隊の精鋭には見えな
いのが残念。新人の“キッド”はともかく、黒人の隊員は「黒人な
らいいだろ」的な適当なキャスティングでどうもドン臭く見えてし
まう。そしてザ・ロックに次ぐ位置づけのカール・アーバンも優男
な感じで今ひとつだ。これもスターをひとりしか使えないB級映画
の哀しさか。

 しかし、このB級映画であるという点がこの映画が『エイリアン』
と一線を画している点でもある。A級映画(とはあまりいわないが
大作ということ)では作品全体に何かヒューマニスティックなメッ
セージが込められていたり、どこかで観客を納得させなければなら
ないし、極端に暴力的であったりしてはいけないという制約がなん
となくあるように思える。
 しかし、B級映画にはそれが無いから、この映画は人を殺し放題
だし、誰がいつ死んでも裏切ってもいい。それが展開に面白みを与
え、中途半端なヒューマニズムでは得られないカタルシスを与える。
もちろん暴力的なものに拒否反応を示す人は見てもいやな思いがす
るだけだと思うが、ここに描かれた暴力はジョン・カーペンターに
近いものがあって、そこにはちょっとした現代社会と人間の実情が
込められているのだと思う。
 ここでばったばったと殺されるのはエイリアンになってしまった
人たちだ。しかし、その人がエイリアンになったかどうかまだわか
らないという段階でその人を殺すことはためらう。しかし、ためらっ
た相手がエイリアンだったとしたら自分が殺されてしまうのだ。こ
こに存在するのはどこで他者に線を引くかという問題で、恐怖はそ
の線を果てしなく自分のほうに引き寄せる。そうすると少しでもエ
イリアン化の恐れがあれば殺してしまえということになるわけだ。
それはアラブ人と見たら逮捕してしまえというアメリカに似ている
し、同じことは歴史上で何度も繰り返されてきたことだ。
 もちろん、この作品はそんなメッセージを伝えるために作られた
わけではないが、優れたエイリアンものというのは常にそのような
他者=エイリアンとの曖昧な境界が問題になり、それが作品を面白
くするのだ。
 その意味でこの作品はエイリアンものとしては上等の作品、上等
のB級エイリアン映画ということになる。アクションとしてはいま
いちだが、まあいいだろう。




□ DVD今日の買い!

<今日の作品:DOOM ドゥーム>

価格:¥ 1,400(定価:¥ 3,800)
おすすめ度:



<今日のお勧め>

 アンジェイ・バートコウィアクは監督としてはいまいちだが…

価格:¥ 921(定価:¥ 980)
おすすめ度:


価格:¥ 1,340(定価:¥ 1,500)
おすすめ度:


 こんな作品で撮影を担当

価格:¥ 1,260(定価:¥ 1,575)
おすすめ度:


価格:¥ 900(定価:¥ 1,000)
おすすめ度:



-----
posted by ヒビコレエイガ at 15:05| Comment(0) | TrackBack(0) | アメリカ2000年以降 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年03月24日

ボラット 栄光ナル国家カザフスタンのためのアメリカ文化学習

ホームページ「日々是映画」はこちら
http://www.cinema-today.net/



私はどうも目がしょぼしょぼするのでメガネってのもいいかなぁ
などと考えています。
目はいいので、めがねよりはサングラスかな。



-------- 目次 --------

■ 今日の映画
 ボラット 栄光ナル国家カザフスタンのためのアメリカ文化学習

□ ヒビコレリンク

□ DVD今日の買い!

------------------------ 




■ 今日の映画 − ボラット


--cinema2177-----------

 ボラット 栄光ナル国家カザフスタンのためのアメリカ文化学習

 Borat: Cultural Learnings of America for Make Benefit
 Glorious Nation of Kazakhstan
 2006年,アメリカ,84分


-----------------------


<キャスト&クルー>

監督 ラリー・チャールズ
脚本 サシャ・バロン・コーエン
   ピーター・ベイナム
   アンソニー・ハインズ
   トッド・フィリップス
撮影 アンソニー・ハードウィック
   ルーク・ガイスビューラー
音楽 エラン・バロン・コーエン

キャスト サシャ・バロン・コーエン
     ケン・ダヴィティアン
     ルネル
     パメラ・アンダーソン

<評価>

☆☆☆(満点=5)


<プレヴュー>

 カザフスタンで国営TVのレポーターを務めるボラットは国から
の依頼でアメリカに取材旅行に出かけることに。プロデューサーの
アザマートとともにニューヨークへとついたボラットだったが、ア
メリカについてまったく無知な彼はそこここで大失態を演じ…
 イギリスの人気コメディアン、サシャ・バロン・コーエンが自身
のTV番組のキャラクターであるボラットをアメリカに連れて行っ
て撮った過激コメディ。下ネタ満載でとにかくバカバカしい。



<レビュー>

 あまりにもくだらなく過激な内容でアメリカで予想外の大ヒット
となって、関係各所からの訴訟なんかも起こって話題となったこの
作品、見てみると本当にくだらないし、これを映画にしちゃってい
いのか?という突撃レポート的な部分も確かにある。
 くだらないという点ではとにかく下ネタ連発、ボラットが現在暮
らしているという設定のカザフスタン(ロケはルーマニアらしい)
のシーンから下ネタ連発、予告編でも流れた(と思う)ビキニパン
ツを方に引っ掛けたオ下劣な格好もここで出てくる。さらには“ユ
ダヤ人追い祭”なんていう架空の祭りまで登場させて、いわゆるタ
ブーを笑いにする姿勢も見える(だが、実は彼自身がユダヤ人だか
らある種の自虐的ギャグであって実際にはタブーに挑戦したという
わけではない)。
 これらからこの映画がドキュメンタリーの体を取っているが実際
はフィクションで完全なコメディなのだということがわかる。笑え
るか笑えないかは別にしてこのようにどのような映画かということ
を表明しておくというのはこの作品のなかなか優れた部分だ。本編
となるアメリカ部分では本当にドキュメンタリーの部分も多くある
のだが、このプロローグによってすべてがフィクションとして捉え
られるように準備されているのだ。

 その本編の部分も果てしなく下らない。架空の国としてのカザフ
スタンを徹底的に男尊女卑で差別的な場所と設定することで人々を
戸惑わせ、笑いを生み出そうとする。それは時には不快なものです
らあるが、それはあくまでもギャグであって真剣なものではなく、
害は無い(はずだ)。
 それは彼が揶揄する人たちにも当てはまる、彼はフェミニスト、
ロデオ大会の関係者、ペンテコスタ派キリスト教徒の人々を揶揄す
る。ある意味では彼らは騙されてギャグのネタにされているわけだ
からおこって当然だと思うが、それを訴訟にまでしてしまうという
のはいかにもアメリカ人の発想という感じでどうも了見が狭いと思っ
てしまうが、それもあわせてアメリカに対する皮肉なのだろう。
 ロデオ大会でアメリカの国家にあわせてカザフスタン国家(とこ
の作品でされているふざけた歌)を歌って大顰蹙を買い、リンチを
受けそうになったりもしたらしい。その突撃度合いでマイケル・ムー
アと比較されるようなこともあるけれど、このボラットの場合、す
べてをギャグとしてやっている。マイケル・ムーアの場合は一応自
分の行動がどのような社会的帰結に至るかを考えてやっているわけ
だが、ボラットは自分の行動でどれだけの人を笑わせられるかとい
うことを考えてやっている。それが結果的にアメリカ批判となって
いるというのは、彼が揶揄するアメリカというものが滑稽だからに
他ならない。
 彼が笑いを追求した結果アメリカを批判することになる。それは
それで面白いのではないか。笑いの材料にされた人たちも目くじら
を立てるのではなく、一緒にそれを笑い飛ばせれば、世の中はもっ
と平和になるのに。そんななんともやるせない気持ちがする。
 彼は社会の下層にいる人たちと容易に仲良くなる。そしてそれに
反して上流と言われる人々のおかしさを暴こうとする。そのような
立ち方が彼のあり方なのであり、それが受けるのだろう。彼自身は
結構インテリなのではないかと私は思うが、まあそれもイギリスら
しいコメディというところだろうか。
 好みは激しく分かれると思うが、作品としては良く出来ていると
思うので、見て損は無いはずだ。




□ DVD今日の買い!

<今日の作品:ボラット>




<今日のお勧め>

 サシャ・バロン・コーエン

価格:¥ 1,332(定価:¥ 1,481)
おすすめ度:


価格:¥ 3,600(定価:¥ 980)
おすすめ度:



-----
posted by ヒビコレエイガ at 15:02| Comment(0) | TrackBack(0) | アメリカ2000年以降 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする