2008年04月08日

クレージー作戦 先手必勝

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一昨日かな、牡蠣フライを食べました。
牡蠣の季節ももう終わりですね。駆け込みでという方はこちら
どうぞ。
そのとき、タモリ倶楽部でやっていたマヨネーズとポン酢を混ぜ
たソースというのを作って食べてみたんですが、これはおいしかっ
たです。ただポン酢とマヨネーズを混ぜるだけ。お好みで醤油や
らなんやらを加えてもよし。和風タルタルのようなものです。

そのタモリ倶楽部はポン酢のネタだったのですが、そこで出てき
塩ポン酢というのがおいしそうでした。

ポン酢好きには気になるところ。私が気に入っているポン酢は
こちら

鍋の季節はそろそろ終わりですが、ドレッシング代わりにしたり、
冷奴やかつおのたたきにかけたりと活躍の場は1年中。
あ、かつお食べたいな。




-------- 目次 --------

■ 今日の映画
 クレージー作戦 先手必勝

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■ 今日の映画 − クレージー作戦 先手必勝


--cinema2187-----------

 クレージー作戦 先手必勝

 1963年,日本,96分

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<キャスト&クルー>

監督 久松静兒
脚本 池田一朗
撮影 玉井正夫
音楽 宮川泰
   萩原哲晶

キャスト 植木等
     ハナ肇
     安田伸
     谷啓
     犬塚弘
     櫻井センリ
     石橋エータロー
     池内淳子
     中尾ミエ
     柳家金語楼
     淡路恵子
     加東大介
     沢村貞子

<評価>

☆☆☆(満点=5)


<プレヴュー>

 留置所に入れられて会社を首になってしまった上田ヒトシは恋人
のお勝の店に居候をしながらもめごとの仲裁をする商売を始める。
そこにいろいろな人たちが集まって、彼らはどんなもめごとでも解
決する“よろずまとめや”を開業することに。そこに早速、愛人問
題を解決したいという社長がやってくるのだが…
 植木等一人ではなく、クレージーキャッツ全員を主演とする東宝
のクレージー作戦シリーズの第1作。結局活躍するのは、植木等と
ハナ肇、谷啓だが…


<レビュー>

 えー、クレージーキャッツの映画には特に言うことはありません。
もちろん物語は毎回違うわけだけれど、キャラクター設定は大体同
じで主人公の植木等がお調子者、ハナ肇は真面目で不器用、谷啓は
暗い性格だがなかなか優秀、そのほかのメンバーはその他大勢。こ
の作品もその例に漏れず、お調子者の植木等がよろずもめごと仲裁
会社の社長として調子よくもめごとを解決してゆき、他のメンバー
がそれを支えたり、けんかをしたりする。そしてたまに歌ったり、
踊ったりする。
 この作品の特徴は、ひとつは一つ一つのもめごとを解決するその
アイデアが面白いということだ。愛人問題、商店街の不買運動、土
地の立ち退き、それぞれを依頼人の利益と、世のため人のためにど
う解決するのか、そのアイデアあるいはとんちが面白い。
 もうひとつは豪華な脇役陣である。植木等の恋人に池内淳子、愛
人関係の依頼をしに来る社長に加東大介、その愛人に淡路恵子、情
報を持ってきて会社の一員になる若い女性に中尾ミエ、不買運動を
する主婦に沢村貞子(こんなところで加東大介と姉弟共演)、せん
べい屋の主人に柳家金語楼、最後には坂本九も登場する。こういう
豪華メンバーの使い方は東宝がいかにこの“クレージーもの”に力
を入れていたのかということを実証するわけだが、その顔が見れる
だけでも今はうれしい。みなちょい役でそれほど力を発揮している
わけではないけれど、クレージーキャッツが役者としては半ば素人
であるだけに、こういう脇役に支えられると映画がしまると思う。

 とまあ、そんな感じで、クレージーものとしては中の上、クレー
ジーキャッツの作品が見たいなぁと思ってみる分には落胆すること
は無いと思うが、これぞクレージーという作品でもなく、まあくた
びれたときに見れば気が晴れるかもというところ。




□ DVD今日の買い!

<今日の作品:クレージー作戦 先手必勝>

価格:¥ 4,442(定価:¥ 4,725)
おすすめ度:



<今日のお勧め>

価格:¥ 15,540(定価:¥ 21,000)
おすすめ度:


価格:¥ 12,668(定価:¥ 15,960)
おすすめ度:



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2008年04月07日

やわらかい生活

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今朝の新聞に伊達公子復帰と書いてあってびっくりしました。
引退したときは若すぎてもったいないと思いましたが、テニスの
プロツアーというのは想像を絶する大変さ、まさに燃え尽きたの
でしょう。それから10年以上が過ぎ、自分のペースで参加する心
構えが出来た、その上での復帰なのではないかと思います。
日本では前例のない30代後半での復帰、ぜひ頑張って欲しいもの
です。あのライジングショットがまた見れるのかなぁ

暖かくなってきて、テニスにはいい季節です。
テニスボールお得なまとめ買いはこちら。
テニスものを見ていたら、曲がった骨格をまっすぐに直す中敷
いうのを見つけました。

激しい運動をする人なら、靴の中敷というは気になるところだと
思います。私も運動時は、ゲル状のショックアブソーバーをしい
ていますが、これも気になります。



-------- 目次 --------

■ 今日の映画
 やわらかい生活

□ ヒビコレリンク

□ DVD今日の買い!

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■ 今日の映画 − やわらかい生活


--cinema2186-----------

 やわらかい生活

 2005年,日本,126分

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<キャスト&クルー>

監督 廣木隆一
原作 絲山秋子
脚本 新井晴彦
撮影 鈴木一博
音楽 nido

キャスト 寺島しのぶ
     豊川悦司
     松岡俊介
     田口トモロヲ
     妻夫木聡
     大森南朋
     柄本明

<評価>

☆☆☆1/2(満点=5)


<プレヴュー>

 インターネットの掲示板で“合意の上での痴漢”に参加すること
にした橘優子はそのとき訪れた蒲田に一目惚れ、「“イキ”のない
下町」蒲田の銭湯の2階に引っ越す。そんなある日、大学の同級生
本間に出会い、両親の7回忌で福岡に帰っていとこの祥一と再会す
る…
 絲山秋子の「イッツ・オンリー・トーク」を『ヴァイブレータ』
の廣木隆一監督、寺島しのぶ主演コンビで映画化。蒲田を舞台に、
35歳の女性の日常を描く。


<レビュー>

 映画は最初、蒲田というまさに「“イキ”のない下町」をそぞろ
歩く寺島しのぶによってゆるりと始まる。どこか懐かしい街並み、
高層ビルから見下ろせる小さな観覧車、タイヤで出来た“タイヤ怪
獣”のある公園、そんな“昭和”な風景がのどかでいい。
 しかし、鬱病のやくざ(妻夫木聡)からホームページを見たと連
絡があり、彼女もまた精神病(躁鬱病)であるとわかると、話はの
どかなどというものではなくなる。両親を阪神大震災で亡くし、恋
人を地下鉄サリンで亡くし、親友を9.11で亡くしたと語る彼女は両
親の死後、入院生活を余儀なくされ、いまも薬の服用が欠かせない。
 そんな彼女のバックグラウンドが明らかになると、のどかな日常
を描いた物語などとは言っていられなくなる。

 しかし、この映画がいいのは、彼女が精神病であるとしても、そ
れを主題とするのではなく、その病気をあくまでも彼女の人間性の
ひとつの要素に留めている点だ。もちろん彼女の行動には精神病が
大きく影響してくる。ちょっとしたことでふさぎこんでしまったり、
妙にはしゃいだり。しかし、彼女は薬の助けも借りてとそれを何と
かコントロールしようとしているし、実際に知らなければ精神病で
苦しんでいるとはわからないようなのだ。
 精神病をテーマとしてそれを描くのではなく、35歳の女性の生活
に落ちる影として精神病を描くというのは、精神病というものが決
して珍しくないこの社会を描くうえでは非常にいい方法だと思う。
心療内科に通ったり、薬を服用していたりする人は少なくないはず
だ。しかし、それを明かすことなく生活している人も多い。そうす
る理由としてはもちろん精神病に対する偏見を恐れてそれを隠すと
いう要素もあるのだろうが、「そんなにたいしたことではない」と
いう心理が働いているともいえるのではないか。精神病というのは
肉体の病気と同様に誰でもかかる可能性があるし、治療が可能な病
気である。もちろんその治療は難しいが、糖尿病の治療だって難し
い。この作品は精神病を日常のレベルに落とすことで、そんなメッ
セージをひっそりと発しているような気がする。
 ただ、ドラマとしてみると、これはかなりきつい。ここに描かれ
ているのは日常であっても、その苦悩であり、生きにくさである。
『やわらかい生活』なんて題名がつけられているけれど、その生活
は決してやわらかいなんてものではない、それは砂漠のように荒涼
としたものだ。しかし、主人公はその砂漠の中にオアシスを見つけ、
一時の安らぎを得ることも出来る。そのオアシスからもすぐに追い
出されてしまうのだけれど、彼女はまたオアシスを見つける。そん
な生活がどこに向かうのかはまったくわからないけれど、彼女は何
とか生きている。彼女はいとこの祥一に「死にたくなるのが怖い」
と言った。
 「死にたくなるのが怖い」、自殺は現代社会の問題のひとつであ
る。そしてそれは精神病と強く結びつくことだ。現代社会と死と、
そんな重いテーマを考えざるを得ないこの作品は重い作品ではある
けれど、じっくりと考えたい人にはいいだろうと思う。
 寺島しのぶは本当に凄い。決して美人ではないけれど、エロティッ
クでもあり、魅力的でもある。難しい役どころを表情や体の動きで
表現する演技のうまさは言うまでもない。病気で苦しんでいるとき
の眉間の皺、うきうきと化粧をするときの表情、それらを見ている
と、それが演技ではないような木になってきてしまう。
 出演する作品が重いものばかりという気もするが、そんな重さの
中でこそ発揮される魅力なのかもしれない。(でも、『ゲゲゲの鬼
太郎』の続編に出演するらしい)





□ DVD今日の買い!

<今日の作品:やわらかい生活>

価格:¥ 3,750(定価:¥ 4,935)
おすすめ度:



<今日のお勧め>

 寺島しのぶだ

価格:¥ 4,200(定価:¥ 6,090)
おすすめ度:


価格:¥ 1,943(定価:¥ 2,380)
おすすめ度:


価格:¥ 4,180(定価:¥ 5,040)
おすすめ度:


価格:¥ 7,615(定価:¥ 10,290)
おすすめ度:



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2008年04月05日

サイドカーに犬

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円高もだいぶ落ち着いてきましたが、まだ101円102円という
ところのようで外貨預金やFXを始めるにはいい時期なので
はないかと思います。
外国為替保証金取引サービス AFT-FXダイレクトトレード
ではダブルキャッシュバックキャンペーンとして最大1万5
千円が帰ってくるキャンペーンをやっているようです。
余剰資金がある方はちょっと稼いで夏休みに海外旅行なんて
いきたいですね。


-------- 目次 --------

■ 今日の映画
 サイドカーに犬

□ ヒビコレリンク

□ DVD今日の買い!

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■ 今日の映画 − サイドカーに犬


--cinema2185-----------

 サイドカーに犬

 2007年,日本,94分

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<キャスト&クルー>

監督 根岸吉太郎
原作 長嶋有
脚本 田中晶子
   真辺克彦
撮影 猪本雅三
音楽 大熊ワタル

キャスト 竹内結子
     古田新太
     松本花奈
     谷山毅
     ミムラ
     鈴木砂羽
     椎名桔平
     温水洋一

<評価>

☆☆☆☆(満点=5)


<プレヴュー>

 不動産屋に勤める近藤薫は結婚するという弟とあって20年前、母
親が家出をしたときのことを思い出す。突然母がいなくなって数日
後、ヨーコという女性が夕飯をつくりに家に来る。大雑把で豪快な
ヨーコに戸惑いながらも薫はヨーコに惹かれていく。
 80年代初頭の日常をリアルに描いたドラマ。子供も大人も楽しめ
る作品。



<レビュー>

 舞台は80年代初頭、おそらく82年くらいだと思う。景色もものも
今から見るとレトロで、パックマンのゲーム機やガンプラといった
子供のカルチャーが時代を表す。
 映画はその80年代初頭という時代の日常を非常にリアルに描いて
いく。60年代ほど昔ではないが、今とは明らかに違う20数年前、町
は薄汚れ、テレビやクーラーも今から見るとでっかくて不恰好、決
して貧しいというわけではないけれど、洗練された都会というわけ
でもない。そんな中途半端な時代と場所をリアルに描いた作品とい
うのはなかなかない。
 もちろん、そんな時代と場所だからたいしたことは起きず、ドラ
マにもなりにくく、だから映画なりテレビになりにくいことは確か
で、だから作品もあまりないということなのだろう。しかし、この
作品は面白い。母親が家出をして代わりに父親の愛人と思われる若
い女性がやってくる。しかしそこに生まれるのは軋轢ではなくむし
ろ友情、そんな友情を通して10歳の少女が成長する。
 舞台のリアリティを置くと、この物語を面白くしているのは竹内
結子の演じたヨーコのキャラクターだろう。がさつで大雑把だけれ
ど、子供の視線から見ればそれは他の大人とは違う魅力であり、子
供と同じ視線からものを見ることが出来る稀有な存在である。父親
の愛人が家に入ってくるというと、その父親の気を引くために子供
を甘やかすという展開が多いけれど、このヨーコは薫を一人の対等
な人間と見て付き合う。子供ってのは意外と見るところを見ている
から、子供に取り入ろうとする大人よりもこういった大人のほうに
なつくものだ。
 しかし、同時にヨーコと薫の関係はあくまでも薫の父を通しての
ものである。ふたりの間にいくら友情のようなものが生まれたとし
ても、父親とヨーコの関係によって薫とヨーコの関係は決定的に変
化してしまう。そのはかなさのようなものもうまく描かれている。

 そして、妙におかしいシーンが時々ある。なんてことはない日常
にふと訪れる妙におかしい瞬間、誰もが日常の中で経験するそんな
瞬間が何度か描かれる。登場人物たちはそれをおかしいとは思って
いないのだけれど、見ていると妙におかしい。
 それは個々の登場人物が丹念に描かれていることにもよるのだろ
う。気が弱いのかやさしいのか良くわからない古田新太演じる父親
も、ちょい役の椎名桔平やトミーズ雅も、キャラクターがしっかり
つけられていて、その行動の一つ一つが納得できる。その上で生ま
れるギャップが笑いを生む。
 ただ、現在のシーンが必要だったかどうかは疑問ではある。まあ
物語の導入としてはあってもいいのだろうけれど、最後にまた現在
に戻る必要はあったのか。とってつけたようなラストは興をそぐよ
うな気がしてならない。

 TV局とのタイアップばかりでテレビドラマだか映画だかわから
ないような映画が多い中で、こういう映画らしい作品というのを見
るとうれしくなる。ミニシアターでの上映であまり観客動員もあが
らなかったようだが、竹内結子は日刊スポーツ映画大賞や日本映画
批評家大賞などを受賞、批評家受けは悪くない映画だったようだ。
 何か、面白い日本映画はないかね、というときにはぜひ見て欲し
い作品。




□ DVD今日の買い!

<今日の作品:サイドカーに犬>

価格:¥ 3,932(定価:¥ 4,935)
おすすめ度:



<今日のお勧め>

 竹内結子です。

価格:¥ 3,652(定価:¥ 4,935)
おすすめ度:


価格:¥ 2,800(定価:¥ 3,990)
おすすめ度:


価格:¥ 2,660(定価:¥ 2,940)
おすすめ度:


価格:¥ 3,480(定価:¥ 4,935)
おすすめ度:



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2008年04月04日

プレステージ

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どうでもいい話ですが、今使っているパスケースが気づいてみれ
ばもう10年くらい使っているんですね。さすがにぼろぼろで買お
うかなぁと思うんですが、なかなかこれってのが無いのですよ。
そんなこんなでネットを見ていたらこんなものを見つけました。

パスケースではなく、財布なんですが、サイズはパスケース。
いまどき定期券を出し入れしたりすることも無いですから、カー
ドか何枚かと小額のお金が入れば、とりあえず日常は事足りたり
します。かばんをごそごそやって財布を捜す必要も無い。
なるほどね。
まあ、普通のパスケースなら1000円くらいですがね…
いろいろ調べていると、リジェットレザーというのがありました。

不要になった皮を刻んで凝固させたという皮、エコなのです。
10年の間に世の中は進んだね〜



-------- 目次 --------

■ 今日の映画
 プレステージ

□ ヒビコレリンク

□ DVD今日の買い!

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■ 今日の映画 − プレステージ


--cinema2184-----------

 プレステージ

 The Prestige
 2006年,アメリカ,130分


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<キャスト&クルー>

監督 クリストファー・ノーラン
原作 クリストファー・プリースト
脚本 クリストファー・ノーラン
   ジョナサン・ノーラン
撮影 ウォーリー・フォスター
音楽 デヴィッド・ジュリアン

キャスト ヒュー・ジャックマン
     クリスチャン・ベイル
     マイケル・ケイン
     スカーレット・ヨハンソン
     パイパー・ペラーボ
     レベッカ・ホール
     デヴィッド・ボウイ

<評価>

☆☆☆1/2(満点=5)


<プレヴュー>

 19世紀末のロンドン、マジシャンのアンジャーが溺れて死ぬ。そ
の場に居合わせた同じマジシャンのボーデンが殺人犯として逮捕さ
れる。ふたりはまだ駆け出しのマジシャンだった頃から知り合いだっ
たが、ある時マジシャンのアシスタントだったアンジャーの妻が脱
出マジックに失敗して死亡、アンジャーはそれをボーデンの責任だ
と考えてふたりは反目していく…
 クリストファー・プリーストの幻想文学『奇術師』を『メメント』
のクリストファー・ノーランが映画化。観客を騙しつづけるトリッ
ク映画。


<レビュー>

 前半というか中盤あたりまでは時間軸を織り交ぜながら、ふたり
のマジシャンが互いを騙そうとしあうという展開、舞台が現在では
なく19世紀ということである意味なんでもありのやりあいで、ここ
はなかなか面白い。マジックはあくまで奇術であり、そのタネを巡っ
てマジシャンが騙しあう。それをサスペンスとして描くやり方はな
かなかいい展開だ。
 肝心の問題になっているタネはボーデンの瞬間移動のトリック、
そのタネをどうしても見破れ無いアンジャーがあの手この手でボー
デンに仕掛ける。そして最後はアンジャーもボーデンが見破れない
瞬間移動トリックを手に入れるのだが…
 この終盤の展開は「なんじゃそりゃ」というものだ。ボーデンの
ほうのタネは度重なるほのめかしによって比較的早く(観客には)
わかるように仕掛けられているけれど、アンジャーのほうは最後ま
でなかなかわからない。そしてそれがわかると、「何じゃそりゃ」
と思うのだが、「いや待てよ」とその裏を読んでみると、本当の最
後の一瞬でそれも覆される。
 ここは客観的なというが現実の映像とアンジャーやボーデンの日
誌や語りを映像化したものが織り交ざり、虚実がわかりにくくなる。
それだから観客は騙され、混乱する。見終わった瞬間はなんだか騙
されたような気分で「そんなんありかよ」と思うのだが、さらに考
えていくと「それもありかな」と思ったりする。
 なんだか、わけのわからないことばかり書いているけれど、肝心
のタネを書いてしまうとこの映画の面白さはまったくなくなってし
まうので仕方が無い。ただいえることは、見終わって「なんだよ」
と思って終わってしまうのではなくて、もう少しいろいろと検証し
てみると、反則といえば反則だけれどまあこういうのもありかな、
と思えるかもしれないから、ちょっと考えてみようということだ。
「完璧にありえない」ものにはならないようにしっかりと作られて
いるので。
 まあ、そこまで観客の参加を必要とする作品もどうかと思うが、
映画もマジックと同じく観客の参加があってはじめて成り立つもの。
ただボーっと見ているだけではマジックも映画も面白くは無いとい
うことだ。騙されないぞと踏ん張りながら結局騙されてしまうとい
うところにマジックのカタルシスがある。この映画はそういう意味
では全体がひとつのマジックだということだろう。

 そして、さらに裏を読めばこの物語自体が宗教的な寓話の暗喩に
もなっているのかもしれないとも思える。19世紀という時代設定も
あわせて神秘主義的な怪しさが全体に漂い、なかなかいい作品になっ
ているのではないかと思う。まあ、それは考えすぎだと思うが…





□ ヒビコレリンク

 『メメント』
  


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<今日の作品:プレステージ>

価格:¥ 2,700(定価:¥ 3,990)
おすすめ度:



<今日のお勧め>

 ミステリーの話題作(未見)いくつか

価格:¥ 2,850(定価:¥ 3,990)
おすすめ度:


価格:¥ 2,550(定価:¥ 3,990)
おすすめ度:


価格:¥ 2,945(定価:¥ 3,980)
おすすめ度:


価格:¥ 3,770(定価:¥ 4,935)
おすすめ度:



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2008年04月03日

犬神家の一族1976

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ガソリン値下げがやはり話題ですが、衆議院で再可決されてしまえ
ばまた値上がりということで、今のうちに買いだめという方もいる
かもしれません。
しかし、いろいろなところで報道されているように、ガソリンは揮
発性のため灯油用のポリ容器などで保管するのは非常に危険です。
金属容器を使いましょう
ただ、20L入りで3000円以上してしまうので、値下げの効果も何も
あったものではありませんが…

ちなみに自動車取得税も3%下がっていますので、高級車をお買い
求めの方は今がチャンス。
1000万の車なら、30万円安くなるってことです。



-------- 目次 --------

■ 今日の映画
 犬神家の一族(1976)

□ ヒビコレリンク

□ DVD今日の買い!

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楽天でレンタルする

■ 今日の映画 − 犬神家の一族(1976)


--cinema2183-----------

 犬神家の一族(1976)

 1976年,日本,146分

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<キャスト&クルー>

監督 市川崑
原作 横溝正史
脚本 長田紀生
   浅田英一
   岩下輝幸
   日高真也
   市川崑
撮影 長谷川清
音楽 大野雄二

キャスト 石坂浩二
     高峰三枝子
     三条美紀
     草笛光子
     あおい輝彦
     地位武男
     島田陽子
     坂口良子
     小沢栄太郎
     加藤武
     大滝秀治
     岸田今日子

<評価>

☆☆☆1/2(満点=5)


<プレヴュー>

 信州・那須の犬神財閥の当主佐兵衛が死に、遺言は9人の遺族が
集まるまでは公表されないとされた。死から数か月がたち、金田一
耕助が犬神家の顧問弁護士事務所の男に呼ばれるが、那須について
すぐその男が死んでしまう。その直後、復員してきた最後の遺族佐
清が復員し、遺言が読まれることになったが、その佐清は顔にむご
い傷を負い、不気味なマスクをして現れたのだ…
 市川崑監督の人気シリーズとなる石坂浩二主演の金田一耕助もの
の第1作。2006年には自身でリメイクした。


<レビュー>

 恐ろしい顔の老人犬神佐兵衛翁が死に、子供達は口々に遺産相続
のことを口にする。弁護士の古舘は相続人の9人全員がそろうまで
遺言状は開封しないと告げる。それから7ヶ月、古館の部下若林が
東京から私立探偵の金田一耕助を呼ぶが、ついたその日に若林は変
死し、犬神家の関係者である野々宮珠世が殺されそうになる。
 横溝正史の金田一耕助シリーズといえば推理小説の名作で、この
作品以前にすでに映画化もされている。しかし、金田一耕助の映画
といえばやはりこの『犬神家の一族』に始まる市川崑監督、石坂浩
二主演の4作品の印象が非常に強い。それは、この市川崑監督によ
る金田一耕助シリーズが横溝正史のおどろおどろしい世界を見事に
映像化しているからだ。
 市川崑は60年代に日本を代表する監督のひとりとなり、モダニズ
ムの旗手として日本映画が斜陽を迎えた70年代以降もATGに参加
するなどして旺盛に映画を作ってきた。その彼だからこそこの金田
一耕助を作れたのだ。ものすごいスピードで切り替わるカット割り、
大胆なメイク、暗い中に浮かび上がるようなライティング、それら
のモダニズム手法が横溝正史の物語世界と見事に合わさり、独特の
世界観を作り出しているのだ。
 それは本編の映像だけにとどまらず、誰も見たことが無いような
タイトルクレジットや使われる音楽も大胆にして魅力的なものだ。
今見ても古臭く感じられないということは、30年前にはかなり斬新
なものだったということだ。

 そして、役者達もいい。長女の松子を演じた高峰三枝子を筆頭に
犬神家の面々を演じた役者達は往々に無表情で、それが不気味さを
演出し、謎を謎として投げかける。そしてその無表情が崩れるとき、
事件は大きく展開する。野々宮珠世を演じた島田陽子も同様に無表
情である。彼女が犯人かもしれないという疑念をかすかに抱かせる
ほどの不気味さも備え、謎をさらに深める。
 リメイクの2006年版と比べると、やはりオリジナル版のほうがい
いような気がする。特に2006年版で珠世を演じた松嶋菜々子は怪し
げな部分がまったくなく、事件に関わっているという感じがしなかっ
た。犬神家の姉妹を演じた富司純子、松坂慶子、萬田久子もちょっ
と演技過剰という感じで不気味さがあまり伝わらなかったように思
える。ただ、ホテルの女中を演じた深田恭子だけは坂口良子よりも
存在感があったように思う。

 物語のほうも2006年版より、この1976年版のほうがなんだかしっ
くり来る。やはりそれは野々宮珠世が犯人かもしれないという可能
性を残している点が大きいと思うのだが、その珠世が決して出すぎ
ず、登場人物の多くが同じくらいの重みで描かれている点がいいの
ではないか。金田一耕助もでしゃばりすぎず、すべてが淡々として
いる。
 推理ものの映画にはこのような淡々とした部分が必要なのだ。観
客はただそこで展開される事件を見るのではなく、その淡々とした
物語が生む「間」に自分で推理をすることが出来る。いろいろな証
拠を頭の中で検証し、誰が犯人かあたりをつける。新しい事件がお
きるたびにその推理は覆され、また新たな推理を展開する。それが
推理物の楽しみ方ではないか。
 2006年版ではエンターテインメントせいが強くなったために、そ
のように観客が自分で推理する間がなくなってしまっていたように
感じた。そのようにして観客を圧倒し巻き込んで考えさせないとい
うのは娯楽映画の世界的な流れではあるのだが、この映画はそのよ
うな頭を使わなくていい映画ではないはずだ。
 だから、両方見ようという人はまずこの1976年版を見て推理する
楽しみを味わい、それから2006年版を目くるめくエンターテインメ
ントとしてみればいい。市川崑がもしそこまで考えて1976年版をす
でに見た人たちに向けてリメイク版を作ったのだとしたら、市川崑
というのは本当に天才的な監督だったということになるし、私は本
当にそうなんじゃないかとなんとなく思う。




□ ヒビコレリンク

 『犬神家の一族』(2006年版)
  


□ DVD今日の買い!

<今日の作品:犬神家の一族>

価格:¥ 3,961(定価:¥ 4,935)
おすすめ度:



<今日のお勧め>

価格:¥ 2,976(定価:¥ 3,990)
おすすめ度:


価格:¥ 7,500(定価:¥ 8,190)
おすすめ度:




価格:¥ 4,332(定価:¥ 5,040)
おすすめ度:


価格:¥ 4,385(定価:¥ 5,040)
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posted by ヒビコレエイガ at 15:05| Comment(0) | TrackBack(0) | 日本1970年代 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする