2008年07月31日

雪崩


今朝は、映画関係のニュースをふたつ新聞で見ました。

ひとつは黒澤映画の廉価版DVD販売差し止め裁判のニュース。
控訴審ですが、黒澤明を著作者のひとりと認めて死後38年間著作
権が存続するとしたとか。本来映画は誰の著作物と特定できない
ので、公表から70年という存続期間(これも、2003年に他の著作
物の50年から延長された)が決められているのですが、今回の裁
判では、旧著作権法の「著作者の死後38年」という規定が適用さ
れたというわけです。
この違いは、著作者が団体なのか、個人なのかということで、著
作権が黒澤明個人にあるならば、死後38年存続するというわけで
す(団体ならば公表後33年)。

ここで問題なのは、映画の著作者が誰かわからないということで
す。私はそもそも映画が個人の著作物だとは思わない(映画は決
してひとりでは作れない)ので、これは映画会社の利益を守るた
めの詭弁に過ぎないと思いますが、まあ仮に個人の著作物たりう
ると認めたとしても、どの作品が誰の著作物かをどうやって決め
るのかという問題が残ります。
たとえば今回、問題となった作品のひとつ『生きる』の脚本家の
一人橋本忍さんはまだご存命です。彼が著作者に含まれるとした
ら著作権の存続期間はまだまだ延びます。さらには音楽著作権の
問題も絡みます。
あるいは、誰が監督なら監督が著作者といえるのかという問題も
あります。

しかも、著作者は個人といいながら、いま著作権を持っているの
は映画会社なわけで、著作権が存続しているからといって映画を
作った人たちの利益が守られるわけではない。
ただ、映画会社がもうとっくに元を取った映画でもうけ続けるわ
けです。黒澤の廉価版は見たことないですが、廉価版DVDというの
は基本的にあまり質のいいものではないのだから、消費者の立場
としては質の悪い安いものと、質の高い少し高いものがあったほ
うがありがたいし、パブリックドメインになればDVDが発売されな
い海外でも見れたりします。
映画の発展を願うなら、映画会社の利益を守るより、いい作品が
広く見られることを考えたほうがいいんじゃないですかねぇ。

あまり長く書きすぎたのでもうひとつのニュースは割愛。
「ノルウェーの森」映画化、というニュース。

今日は『雪崩』です。成瀬巳喜男監督の中篇。
成瀬巳喜男監督は1969年に亡くなっていますので、1953年以前の
作品は今年で著作権が切れます。
が、件のコスモからすでに廉価版が出ています。
『おかあさん』
『銀座化粧』



■ 今日の映画 − 雪崩


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 雪崩

 1937年,日本,59分

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<キャスト&クルー>

監督 成瀬巳喜男
原作 大仏次郎
脚本 成瀬巳喜男
撮影 立花幹也
音楽 北猛夫

キャスト 佐伯秀男
     霧立のぼる
     江戸川蘭子
     汐見洋
     英百合子

<評価>

☆☆(満点=5)


<プレヴュー>

 金持ちの息子日下五郎は駆け落ちのように蕗子と結婚するが、五
郎の父はそれを祝福する。1年後、五郎は幼馴染の弥生に心惹かれ
るようになり、蕗子と離婚することを考えるが、優しい父がそれに
強固に反対する。それでも意志を通そうとする五郎だったが…
 成瀬が大仏次郎の原作を映画化したドラマ。助監督には黒澤明が
ついた。

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2008年07月29日

マリア・カラス最後の恋

今年は沖縄のマンゴーが不作だそうで残念至極ですが、
宮崎マンゴーはすでに来年の予約販売をやっていました…
巨大宮崎マンゴー【送料無料】

早い! ですが、とく大サイズが1個2980円で、さらに3個
買うと1個おまけということなので、お買い得はお買い得で
す。来年まで待てるという方はぜひどうぞ。
待てない!という方は、これからが旬という沖縄マンゴーで
例年よりちょっと高いですが、我慢してください。
訳あり完熟宜野座マンゴー


昨日今日と果物の話題が続きまして、おそらく私の体が果物を
欲しているということなのでしょう。
とりあえず、ドライマンゴーでも食うかなぁ
2007年新物ドライマンゴー


今日は『マリア・カラス最後の恋』です。



■ 今日の映画 − マリア・カラス最後の恋


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 マリア・カラス最後の恋

 Callas e Onassis
 2005年,イタリア,117分


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<キャスト&クルー>

監督 ジョルジオ・カピターニ
脚本 マウラ・ヌッチェテッリ
   ラウラ・イッポリッティ
   レア・タフリ
撮影 ファビオ・ザマリオン
音楽 デイヴ・ティンスリー

キャスト ルイーザ・ラニエリ
     ジェラール・ダルモン
     アウグスト・ズッキ
     セレナ・アウティエリ

<評価>

☆☆1/2(満点=5)


<プレヴュー>

 オーディションで審査員の目に留まったマリア・カラスは夫とな
る実業家のバティスタ・メネギーニの助けを借りてスターへの階段
を駆け上った。海運王のアリストテレス・オナシスはサウジの石油
輸送の独占権を得る策略のひとつとしてマリア・カラスに近づくが、
彼女に一目惚れ、最初は相手にしていなかったカラスもオナシスの
強引さに押し切られていく…
 天才歌手マリア・カラスと海運王オナシスの恋を描いた伝記ドラ
マ。内容は興味深いが、映画自体は出来の悪いメロドラマという感
じで残念。
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2008年07月28日

ジェシー・ジェームズの暗殺


いやぁ毎日毎日暑いですね。
暑いときには何がいいかなぁ… と考えてみましたが、なんだか
んだ言って“スイカ”かな。
特に酷暑とも言うときは水分と糖分を取れるスイカは夏バテの体
にもいいのです。
えー、最近の人気は「山すいか」だそうですよ。山の斜面で日光
を存分に浴びているので甘いんだそうで。
甘くてシャリシャリ【愛媛県産】露地栽培 山すいか

個人的には“松本ハイランドスイカ”ってのがおいしかったです。
長野産 松本ハイランドスイカ 2Lサイズ2個入り




■ 今日の映画 − ジェシー・ジェームズの暗殺


--cinema2262------------

 ジェシー・ジェームズの暗殺

 The Assasination of Jesse James by the Coward Robert Ford
 2007年,アメリカ,160分


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<キャスト&クルー>

監督 アンドリュー・ドミニク
原作 ロン・ハンセン
脚本 アンドリュー・ドミニク
撮影 ロジャー・ディーキンス
音楽 ニック・ケイヴ
   ウォーレン・エリス

キャスト ブラッド・ピット
     ケイシー・アフレック
     サム・シェパード
     サム・ロックウェル
     メアリー=ルイーズ・パーカー

<評価>

☆☆☆(満点=5)


<プレヴュー>

 1881年、大強盗として名を馳せたジェシー・ジェームズは兄フラ
ンクとともに最後の列車強盗に望んでいた。その仲間に加わったロ
バート・フォードはジェシーに強い憧れを抱く若者だった。強盗を
やめた後でも神経をすり減らすジェシーは住むところを変えながら、
昔の仲間を訪ね歩く…
 アメリカ南部の英雄として知られるジェシー・ジェームズと彼を
撃ち殺した卑怯者として知られるロバート・フォードの運命を描い
た叙事詩。ブラッド・ピット、リドリー・スコットが製作に参加し
ている。

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2008年07月27日

恐怖の報酬

昨日、一昨日と休んでしまいました。
最近、寝苦しいせいもあって、どうも眠くて仕方がありません。
そんなことないですか?
冷却ジェルパッドっていいのだろうか…
今日はアンリ=ジョルジュ・クルーゾーの『恐怖の報酬』です。


■ 今日の映画 − 恐怖の報酬


--cinema2261------------

 恐怖の報酬

 Le Salaire de la Peur
 1953年,フランス,149分


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<キャスト&クルー>

監督 アンリ=ジョルジュ・クルーゾー
原作 ジョルジュ・アルノー
脚本 アンリ=ジョルジュ・クルーゾー
撮影 アルマン・ティラール
音楽 ジョルジュ・オーリック

キャスト イヴ・モンタン
     シャルル・ヴァネル
     ペーター・ヴァン・アイク


<評価>

☆☆☆☆(満点=5)


<プレヴュー>

 南米の小さな町、多くの食い詰め者たちがたむろするレストラン
でマリオもぶらぶらと日々を過ごしていた。そこに飛行機でジョー
という男がやってくる。大物風情のジョーは同郷のマリオを気に入
り、彼とつるむようになる。ある日、町の近くの油田で火災が発生、
石油会社はニトロを運ぶトラックの運転手を高報酬で募集する。
 非常に男くさいサスペンス映画。緊迫感と人物描写が秀逸でアン
リ=ジョルジュ・クルーゾーの代表作といえる。

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2008年07月24日

敵こそ、我が友 〜戦犯クラウス・バルビーの3つの人生〜

夏の話題もいろいろありますが、そのひとつで毎年出てくるのが
ダイエット、本当にいろいろなダイエットがありますが、
「チョコレート」と「あるデザート」でダイエットが出来るとい
う記事を見つけました。
http://www.1mgkk.com/m/401284/cinema2.html
そのデザートって何?っていうのがみそなわけですが、それだけ
でなく意識改革の仕方なんかも書いてあって、つまりはどうした
ら痩せるかという解説なわけです。
痩せるかどうかってのは結局“意志”の問題だと思いますからねぇ
その“意志”を固めてくれるものならダイエットに効くというこ
となんだと私は思います。
興味のある方はどうぞ

今日は今週末公開『敵こそ、我が友 〜戦犯クラウス・バルビーの
3つの人生〜』です。
骨太のドキュメンタリー、「世の中について考えよう!」という
意気込みで是非!
7/26から銀座テアトルシネマで、8/2からは名古屋ゴールド劇場で
上映が始まります。
公式サイト 



■ 今日の映画 − 敵こそ、我が友


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 敵こそ、我が友 〜戦犯クラウス・バルビーの3つの人生〜

 Mon Meilleur Ennemi
 2007年,フランス,90分


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<キャスト&クルー>

監督 ケヴィン・マクドナルド
映像 ニコラ・ショードゥルジュ
音楽 アレックス・ヘフェス

キャスト アンドレ・デュソリエ
     カルロス・ソリア
     クラウス・バルビー


<評価>

☆☆☆1/2(満点=5)


<プレヴュー>

 クラウス・バルビーは22歳でナチス親衛隊に入隊、いわゆるゲシュ
タポとしてドイツ占領下のリヨンでレジスタンスの殲滅の任に当たっ
た。戦後、アメリカ陸軍情報部が反共政策の一環としてナチスの残
党を雇うと、バルビーもその一員として工作活動に従事した…
 ナチスの残党の戦後の運命を『ラストキング・オブ・スコットラ
ンド』のケヴィン・マクドナルドが現代の世界政治を問う社会派ド
キュメンタリー。骨太です。
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