3日間で柳家喬太郎を7席聞き、おなかいっぱい。頼まれても
いないのに喬太郎ファンを増やす活動もつつがなく成功し、充
実の連休でした。
そこまで言われると気になるという方、BS-iで7/22日に喬太郎
と志の輔の高座が放送されます。
落語研究会
TVで面白さがどれだけ伝わるかわかりませんが、気になる方は
ぜひどうぞ。
しかし、古典に関してはまだ名人には遠い気がしました。古典な
ら喬太郎の師匠さん喬や権太楼、小三冶らには遠く及ばないわけ
です。
爆笑を誘う喬太郎を追いかけながらも、そんな風に落語の奥深さ
も感じたりして。
そんなときに思うのは、もっと演目について勉強したいというこ
と、とりあえず家にある本を紐解こうかね。
まあ一応、日本映画ですかね。
脚本 FROGMAN
FLASH FROGMAN
音楽 副島さんとピンカラ殺生s
ら何でもおいしくしてなってしまう魔法の粉を手に入れた彼らは食
堂を経営することにする。その食堂にじいちゃんの幼馴染というビ
クターという男が現れる。ビクターはミュージシャンだと名乗るが
実は…
『秘密結社 鷹の爪』でおなじみFROGMANのデビュー作である「菅
井君と家族石」の劇場版、パロディに満ちたナンセンスコメディ。
言うまでもなく“Sly and the Family Stone”のもじりである。も
じりだからと言ってスライをモチーフにしているかというとそうで
はなく、ただ黒人だというだけでじいちゃんにいたっては何故かレ
イ・チャールズだった。このオリジナルはWebで公開され、FROGMAN
を注目のクリエイターへと押し上げ、そこから『秘密結社 鷹の爪』
などが生まれた。そして後発の『秘密結社 鷹の爪』の映画化に遅
れてこの『菅井君と家族石』も映画化されたというわけだが…
結論を言ってしまえば、これは徹底的にナンセンスだ。10分程度
の短いエピソードをつないで全体をひとつの物語にしているのだが、
そのつながりはかなり薄い。一つ一つのエピソードで好き勝手なこ
とをして、映画としてまとめるためになんとなく全体に物語をつけ
たというだけのもの、したがって基本的なスタンスとしては1つ1
つのエピソードを楽しもうと考えたほうがいい。あるいはとにかく
下らないギャグを笑う、それが出来ないと全体的にしまりのない展
開だけに飽きてしまうのではないか。
基本的には映画と音楽をネタにナンセンスなギャグを連発するだ
け、そのネタはメジャーなものがほとんどだが、ギャグのつくりが
特殊なだけに誰でも楽しめるというものではなく、どこか物事を斜
めに見るひねくれた人のほうがしっくり来るんじゃないかと思う。
また、結構古いネタも出てくるので30代以上でないと多分厳しい。
そんな条件をクリアすればオリジナルのWeb版を見ていなくても楽し
める。オリジナルを見てから映画を見るというよりは、映画を見て
はまれば、オリジナルを見るというスタンスのほうが正しいのでは
ないか。
一般受けするという面では『秘密結社 鷹の爪』のほうがオスス
メできる。私は『秘密結社 鷹の爪 THE MOVIE』からFROGMANにはま
り、『鷹の爪』のオリジナル、『菅井君と家族石』のオリジナル、
そしてこの『菅井君と家族石』の映画版と見てきたのだが、それで
もこの映画のディープナ世界にはなかなかはまりにくいものがあっ
た。
のは“副島くんとピンカラ殺生s”、この音楽が非常によく映像を
格好よく見せもする。その正体は“Soil & "Pimp" Sessions”、格
好よくてシャレもわかる彼らのサウンドにしびれる。『菅井君と家
族石』はそもそも音楽好きのFROGMANの妄想からはじまっただけに、
音楽ネタの宝庫でもある。
メジャーになったFROGMANだが、作るものはまだまだマニアック、
そんなマニアックさに惹かれたマニアな著名人もいろいろなかたち
で登場するこの作品、わかる人にはこっそりと勧めたい、でもこん
なのが好きだと知られるのはちょっと恥ずかしい、そんな作品だと
いえばわかってもらえるだろうか。

