2008年04月29日

舞妓 Haaaan!!


GWだそうですよ。といっても、今日はただの休日という感じ
ですが。でもまあ、また3日仕事に行けば4連休、これくらいの
ペースもまたよしという感じでもあります。
今回はあまり長い連休ではないので、逆にゆっくりできるかも。
家で何かゆっくりと、という方はお供にワインでもどうぞ。

12本セットで9800円、赤、白、泡と気分に合わせて選べます。
なんだか昨日から酒の話題が続いていますが、明日から暖かいそ
うですから、昼間っからきりりと冷えたスパークリングワインな
んぞを飲むといい気分でしょうねぇ。それで読書でもしながらの
んびりというのがいいですね。
お供の本はこれかな。

ワイン1本と本1冊、これで幸せな休日です。

今日は『舞妓 Haaaan!!!』です。




■ 今日の映画 − 舞妓 Haaaan!!!


--cinema2201------------

 舞妓 Haaaan!!!

 2007年,日本,120分

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<キャスト&クルー>

監督 水田伸生
脚本 宮藤官九郎
撮影 藤石修
音楽 岩代太郎

キャスト 阿部サダヲ
     堤真一
     柴咲コウ
     小出早織
     京野ことみ
     酒井若菜
     生瀬勝久
     伊東四朗
     植木等

<評価>

☆☆☆☆(満点=5)


<プレビュー>

 インスタントラーメン会社鈴屋食品に勤める鬼塚公彦は舞妓のホー
ムページを開設する舞妓マニア、しかし実はお座敷遊びはしたこと
がなく、舞妓と野球拳をすることが長年の夢だった。そんな公彦は
念願の京都支社への転勤が決まり、同僚の恋人もあっさり捨てて意
気揚々と京都に向かうのだが…
 宮藤官九郎脚本、阿部サダヲ主演、極限のハイテンションが笑い
を誘う新感覚コメディ。


<レビュー>

 舞妓マニアが舞妓と野球拳がしたいというただそれだけで京都に
行くというなんとも情けない話で、序盤はなんともだらだらとした
展開。東京の彼女(柴咲コウ)をあっさり捨て、京都にやってくる
が、一見さんお断りで簡単には遊べない。お茶や遊びに精通してい
る社長に連れて行ってもらうため「結果を出す」ことに精力を傾け
るようになったあたりからだんだん妙な面白さが出てくる。柴咲コ
ウももちろんチョイ役ではなく、そこに絡んできてなんとも変な話
になっていくのだ。
 そして、話しも変になっていくが、映画もとにかく変。笑いのた
めならどんな不条理も、どんな矛盾もお構いなし。阿部サダヲのひ
げが短時間でどんなに伸びようとも(髪の毛は伸びていない)関係
ないし、そもそも時間的な整合性など気にもしない。そして映画が
進むにつれて話のほうもどんどんおかしくなっていって、どんなに
突飛な発想をする人でも到底予想できないような展開になっていく。
その突飛にはまればこの作品は本当におかしい。とにかくおかしい。
 実際はテンポもあまりよくないし、冗長に感じられるところも多
いのだけれど、一瞬の笑いの爆発力がそれをカバーし、とにかくテ
ンションの高い阿部サダヲがごまかす。
 もちろん小ネタも満載で、柴咲コウの携帯に「クドカン」が登録
されていたりもする。チョイ役でさまざまな人が出演しているのも
クドカンの人柄というか才能故なのだろう。粋なおじいさんの役で
友情出演した植木等はこれが遺作になってしまったが、彼の登場シー
ンにはさりげなく「スーダラ節」が三味線で奏でられていた。

 そんなようにとにかく変な映画なのだが、最終的には人情話とい
う形で物語に一本筋も通っている。その部分は堤真一を中心に展開
されるわけだけれど、これがいいか悪いかは意見が分かれるところ
ではないかと思う。こんな徹底的に変な映画なのに最後は人情話で
まとめるというのがどうもぬるいという考え方もできるし、支離滅
裂な話をひとつの筋でまとめることで見やすくなったと考えること
もできる。私の率直な感想では、こんな風に大団円となるというの
はちょっと興ざめという感じはするが、散漫なまま終わってしまう
のもちょっと厳しいとも思う。
 でもやはり、最後のグループ魂with柴咲コウの「お・ま・え ロー
テンションガール」の歌が見事に映画のまとめになっているので、
ハチャメチャなまま終わったほうが本当の意味で新感覚の映画になっ
たのではないかと思う。とにかくテキトーな感じですべてがまとまっ
ているのだから、終わり方もテキトーでよかったのではないか。
 見終わってみると、なんともゆるく、下らない映画ではある。で
も、こんなに下らない映画というのはなかなか作れないものだ。

 監督の水田伸生はクドカンとはTVドラマの『ぼくの魔法使い』
で組んでいる。映画監督としてはこれが『花田少年史』に続く2本
目の監督作品。どちらも見ていないのでなんともいえないのだが、
かなり柔軟性のある監督なのではないかと思う。この作品ではクド
カンと阿部サダヲのグループ魂ラインがクロースアップされるので、
監督は影の存在となっているが、プロットやギャグだけでなくセッ
トやCGに至るまでのこのテキトーはすごい。ただ本当にテキトー
なだけなのか、それとも計算か、それはわからないが、クドカンに
はあうということだろうから、また何か出てくるのではないか。
 あと気になったのは柴咲コウは舞妓がまったく似合わないという
ことと、しかしなんともいえない魅力があるということ。そして、
阿部サダヲは本当に役者だということだ。才能というよりは役者と
しての根性、それを見るたびに感じる。


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□ DVD今日の買い!

<今日の作品:舞妓 Haaaan!!!>

 『舞妓 Haaaan!!!』
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<今日のお勧め>

 阿部サダヲは只者ではないぞ。

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posted by ヒビコレエイガ at 15:00| Comment(0) | TrackBack(0) | 日本2000年以降 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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