2008年06月06日

ザ・マジックアワー

去年発売された『B型自分の説明書』という本が売れ続けている
そうです。
B型自分の説明書
『A型自分の説明書』というのも発売されているんですが、
A型のほうが断然多いにもかかわらず、B型のほうが売れている
そうな。
私自身もB型ですが、B型の人は「やっぱりB型だ」と言われな
れているために逆にB型という血液型が好きなのが理由ではない
でしょうかねぇ。
B型人間は血液型に関心が高いという調査結果もあるようです。
あとは、B型の人はいい加減なので買ったのをなくしてしまった
り、友達に貸したりあげたりしてしまってもう一冊買ってしまう
とか…
私も読んでみたい気はしますが、買うのが面倒くさい… くれた
ら読むよくれたら。読者で買って読んだという方、ください。


B型じゃないから興味ないという方はこちらを
『B型の彼氏』なんて映画もありましたね…

今日は監督・出演陣がTVに出まくっている明日公開
『ザ・マジックアワー』です。
お金をかけているだけあって面白いです。




■ 今日の映画 − ザ・マジックアワー


--cinema2226------------

 ザ・マジックアワー

 2008年,日本,138分

-----------------------


<キャスト&クルー>

監督 三谷幸喜
脚本 三谷幸喜
撮影 山本英夫
音楽 荻野清子

キャスト 佐藤浩市
     妻夫木聡
     深津絵里
     綾瀬はるか
     西田敏行
     小日向文世
     寺島進
     戸田恵子
     伊吹吾郎

<評価>

☆☆☆1/2(満点=5)


<プレビュー>

 映画のセットのような町並みの港町・守加護(スカゴ)、そこで
ホテルの支配人をする備後は町のボス天塩の愛人マリとの情事を見
つかってしまう。絶体絶命の備後はボスが探している幻の殺し屋デ
ラ富樫と知り合いだとうそぶき、5日以内に連れてきたら命は助け
てやるといわれる。備後は俳優を雇って天塩を騙そうとするが…
 三谷幸喜がギャング映画を題材に作り上げたコメディ映画。豪華
キャストと軽妙な笑いがロバート・アルトマンを思わせ、いい感じ。

<レビュー>

 三谷幸喜の前作『THE 有頂天ホテル』は『グランドホテル』をモ
チーフにしたグランドホテル形式の映画だったけれど、三谷幸喜は
元来このような登場人物が多い映画が好きなのではないかと思う。
この作品でもたくさんの有名俳優が短い時間登場し、映画に花を添
える。その多くは劇中に登場する架空の映画で、中井貴一、唐沢寿
明、鈴木京香、谷原章介などが登場、極めつけは『黒い101人の女』
の監督役で登場する市川崑。言うまでもないが市川崑監督の代表作
『黒い十人の女』のパロディである。2008年に亡くなった市川崑監
督の最後の姿となった。
 こういうたくさんの有名俳優が出演する映画というとやはりロバー
ト・アルトマンを思い出す。特に『プレタポルテ』や『ショート・
カッツ』といった作品は、たくさんの有名俳優が物語の筋とは関係
なく出演していた。それが妙に面白かったりすることもあったりし
て、それはこの作品にも通じるところがある。特に不意に現れる香
取慎吾には『THE 有頂天ホテル』を見た人ならついつい笑ってしま
うだろう。
 三谷幸喜はさすがに笑いのつぼを心得ている。言うなれば誰もが
安心して笑うことが出来るコメディ。大爆笑というわけではないけ
れど、気持ちのいい笑いがテンポよくやってきて、リラックスして
楽しく見られる。ついつい笑ってしまうのは予告編でも使われてい
た佐藤浩市がナイフをなめるシーン、予告編ではそれほど面白くな
いけれど、本編では鉄板のギャグという感じで笑いが漏れる。その
部分以外でも劇中映画の破天荒ぶりなど笑えるところはたくさんあ
る。前述した『黒い101人の女』の“女”のあまりの多さ、唐沢寿
明が演じた“ゆべし”なるスターのスターっぷり、このあたりも絶
妙の笑いどころだ。

 ただ、キャスティングにはちょっと難があったかもしれないとい
う気がする。佐藤浩市、西田敏行、小日向文世、寺島進といった実
力派の役者達はさすがにうまく、役柄にも合っている。妻夫木聡は
しっかり演技しているけれど、役柄にあっているかといえば今ひと
つという気がする。あの役はもっと気が弱そうなキャラクターのよ
うな気がして、妻夫木聡ではちょっと凛としすぎている。戸田恵子
はおかしいような気もするが、強烈なインパクトで笑える。
 深津絵里は演技があまりにオーバーで、最初登場したシーンはセッ
トの作り物じみた感じもあって、このシーンは劇中の映画の撮影シー
ンに違いないと私の直感が告げた。しかし、そうではなくこれこそ
が“地”のシーンだった。それ自体はだましとして面白いものなの
だが、その後も深津絵里の大げさな演技は続く。まあ魔性の女とし
て男を覚ます演技を続けているということなのかもしれないが、普
段からあんな舞台女優みたいな話し方や動きをしていたら魔性の女
などにはなれないと思う。
 綾瀬はるかにいたっては、どうしてキャスティングされたのか今
ひとつわからない。役としては必要だが、もっと地味な役者が演じ
たほうがよかったのではない。綾瀬はるかではかわいすぎて役柄に
合わない。
 このように役柄に合わないというのはキャスティングに難がある
というのもあるが、演出にも多少難があるのではないかと思う。名
監督は役者が本来持つイメージとは異なる役であっても演出によっ
てふさわしい演技を引き出すものだ。それで映画が面白くなり、同
時に役者には新しい境地が開ける。三谷幸喜は笑いを作るという点
ではさすがに一流だが、映画監督として役者を扱うのはまだまだ一
流ではないのかもしれない。
 優秀なスタッフと莫大な予算をかけただけのことはあるけれど、
名作というまでには至らない。三谷幸喜が名監督になるのはまだま
だ先のことのようだ。



□ ヒビコレリンク

 『ザ・マジックアワー』公式サイト

posted by ヒビコレエイガ at 15:00| Comment(0) | TrackBack(1) | 日本2000年以降 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
コメントを書く
お名前:

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント:


この記事へのトラックバック

ザ・マジックアワーは、スゴッ!
Excerpt: (CD)サウンドトラック/ザ・マジックアワー オリジナルサウンドトラック商品価格...
Weblog: きょうのニュース
Tracked: 2008-06-06 19:38
×

この広告は1年以上新しい記事の投稿がないブログに表示されております。