2008年06月14日

二十才の微熱


また地震ですね。
やはり地震は怖い。備えあれば憂いなし。
地震に驚いて飛び出して轢かれてしまったという方がいたとか。
轢かれてしまった人にも轢いてしまった人にも悲劇です。
地震の際の心構えをもう一度、肝に銘じておきましょう。
あわてず、あせらず、まずは出口の確保と火の始末です。
防災セットはお手元に。
防災セット 9点セット
水の備蓄は怠りなく。
龍泉洞の水 2L×6本

今日は橋口亮輔特集『二十才の微熱』です。




■ 今日の映画 − 二十才の微熱


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 二十才の微熱

 1993年,日本,114分

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<キャスト&クルー>

監督 橋口亮輔
脚本 橋口亮輔
撮影 戸澤潤一
音楽 篠崎耕平
   磯野晃
   村山竜二
助監督 篠原哲雄

キャスト 袴田吉彦
     片岡礼子
     遠藤雅
     山田純世
     橋口亮輔

<評価>

☆☆☆(満点=5)


<プレビュー>

 大学生の島森はゲイバーで男相手の売春をしていた。彼はゲイと
いうわけではなかったが、無感動にその好意を受け入れていた。そ
んな彼にバイト仲間の高校生信一郎とサークルの先輩である頼子が
思いを寄せていたが、島森はそれも冷静に捉えていた…
 橋口亮輔監督がPFFスカラシップによって撮った劇場デビュー
作。袴田吉彦や片岡礼子にとってもデビュー作でぎこちなくもある
が、みずみずしくもある。

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2008年06月11日

渚のシンドバッド


euro2008に、W杯予選に、水泳とスポーツの話題が多いですね。
まあ、スポーツの話題が多いほうが平和な気がしていいです。
日本代表にもがんばってほしいものですね。

さて、
『ぐるりのこと。』がよかったので、橋口亮輔特集
今日は『渚のシンドバッド』です。



■ 今日の映画 − 渚のシンドバッド


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 渚のシンドバッド

 1995年,日本,129分

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<キャスト&クルー>

監督 橋口亮輔
脚本 橋口亮輔
撮影 上野彰吾
音楽 高橋和也

キャスト 岡田義徳
     草野康太
     浜崎あゆみ
     高田久実
     山口耕史

<評価>

☆☆☆1/2(満点=5)


<プレビュー>

 高校2年の伊藤は同じブラスバンド部で仲のよい吉田にひそかに
思いを寄せている。そのことを転校生の相原に気づかれてしまい、
父親にもゲイであることがばれて精神科に連れて行かれるが、そこ
で相原とばったり出会う…
 橋口亮輔監督の長編第2作。少年から青年へと変貌しようとする
若者を描いたドラマ。歌手デビュー前の浜崎あゆみが出演している
ことでも有名。

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2008年02月16日

四十七人の刺客

ホームページ「日々是映画」はこちら
http://www.cinema-today.net/



昨日の新聞に「薄い」ソーラー発電の記事が載っていました。
くるくると巻けるくらいの薄さで、アルピニストの野口健さんが
山に登るときにもって行ったりしているようですが、コストが高
く、市販されるにはもう少し時間がかかるということです。これ
は平面では無い屋根などにも張ることができるということで、早
く市販されればいいですね。
と、そのあとネットでソーラー発電で携帯を充電できるストラップ
というのを見つけました。

初回発売分は1日で売切れてしまったということで現在は入荷待
ち(予約受付中)ということです。
このストラップ自体にバッテリーがあり、蓄電できるので、昼間
ストラップに蓄電しておけば携帯の電池がなくなったときにすぐ
に充電できるということです。
買おっかなぁ…
災害時にも役に立つと思います。


プレゼント企画実施中です。
日々是映画的アカデミー賞。詳細はテキスト版をご覧ください。
http://archive.mag2.com/0000032940/index.html
どしどしご応募を。




-------- 目次 --------

■ 今日の映画
 四十七人の刺客

□ ヒビコレリンク

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■ 今日の映画 − 四十七人の刺客


--cinema2154------------

 四十七人の刺客

 1994年,日本,129分

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<キャスト&クルー>

監督 市川崑
原作 池宮彰一郎
脚本 池上金男
   竹山洋
   市川崑
撮影 五十畑幸勇
音楽 谷川賢作

キャスト 高倉健
     中井貴一
     森繁久弥
     石坂浩二
     岩城滉一
     浅丘ルリ子
     宮沢りえ
     西村晃
     石倉三郎

<評価>

☆☆☆1/2(満点=5)


<プレヴュー>

 鎌倉の隠れ家から川崎へと拠点を移す大石内蔵助と赤穂の10人の
浪士たち、ことの起こりはその1年半前、赤穂の君主浅野内匠頭が
殿中で刃傷沙汰に及び、赤穂藩が廃藩と決まったところからだった。
筆頭老中の大石は粛々と城の明け渡しの準備を進めながらひそかに
別の復讐劇の準備も進めていたのだ。
 市川崑バージョンの「忠臣蔵」、時間の流れをうまく制御し、内
蔵助中心に語ることで、ひねりの聞いた忠臣蔵になっている。ただ
キャスティングはいまいちか。


<レビュー>

 「忠臣蔵」が今までで最も多く映像化されてきた作品であること
は間違いない。それはすなわち「忠臣蔵」が映像化しやすいという
ことでもあり、「忠臣蔵」ならほっといてもたくさんの人が見るだ
ろうということでもある。しかし同時にそれだけ使い古された題材
だけに、作り手としての自分らしさを出したり、新しさを出したり
するのは難しい。
 市川崑は自分らしさや新しさを出すために2つの工夫をしている
と思う。ひとつは時間の流れ、つまり物語の構成を綿密に計算して
いるという点だ。この作品は“松の廊下”から始まってそこから順
に語っていくのでも、“討ち入り”から始まって過去に戻っていく
のでもない。討ち入りの少し前から始まり、すぐに“松の廊下”の
直後に戻ってそこから展開される。そして、その後も時間と場所が
巧みにジャンプし、観客の興味を尽きさせない。特に内蔵助ないし
他の誰もが移動する場合に、移動する時間はまったく排除している。
 これはこの作品がまったく余計なエピソードを含まないというこ
とでもある。サブストーリーのようなものはまったくなく、討ち入
りに至るまでの物語とその討ち入りと四十七士やそのほかの人々の
係わり合いだけを描いているのだ。誰もが知っているその物語に観
客をひきつけるためにはもちろん小さなエピソードをたくさん含め、
その展開を使っているのだが、そのすべてが見事にプロットに絡ん
でいくのだ。このあたりは新しくは無いが作品としての質の高さを
示している。
 そして、もうひとつの新しさはキャスティングだろう。主役の大
石は時代劇のイメージのあまり無い高倉健、そしてその他のキャス
ティングも役者が本業では無いような人たちが多く起用されている。
ただこれはちょっと失敗だったかなと思う。高倉健は確かに内蔵助
らしい存在感はあるが、時代劇の演技はあまりうまいとはいえない。
他の宇崎竜童とか石倉三郎なんてのも今ひとつだし、宮沢りえもど
うかなという感じだ。逆に“敵方”にあたる中井貴一、石坂浩二、
西村晃はよかった。役者という点では吉良側に軍配という感じだろ
うか。ただ個人的には大石主税を演じた尾上丑之助(今の尾上菊之
助)は本当に江戸時代のいいとこの侍の子供のようで(気持ち悪く
て)よかった。さすがは母が富司純子、姉が寺島しのぶというサラ
ブレットという感じだ。2006年版の『犬神家の一族』にも出ている
らしい(しかも富司純子と親子共演)から、市川崑監督も気に入っ
たんだろうと思う。

 しかし、この作品が本当によかったのはその新しさではなかった。
私がこの作品で一番「いい!」と思ったのはその音だった。基本的
に静寂に支配されたなかで、衣擦れの音や障子を開け閉めする音が
非常にクリアに聞こえる。絹の着物が擦れあう音や木と木がこすれ
る音といった現代ではあまり聞くことのなくなった音、その音を強
調し、効果的に使うことでこの作品は「忠臣蔵」という世界を見事
に演出している。映像という点では明らかにセットでいつも見てい
るような顔が並んでいるためにその「忠臣蔵」にリアリティはあま
り感じられないのだが、この“音”に非日常のリアリティが存する
のだ。
 そして、その音と連動した形で使われるクロースアップのインサー
トショットがそのリアリティを増幅する。映画の序盤の速籠のイン
サートに始まり、畳に槍が突き刺さるショットや、討ち入りする時
の足元といったクロースアップにドキッとするようなリアリティが
あるのだ。
 このような目に付きにくい部分こそ映画が作品として完成される
部分だ。この目に付きにくい部分をおろそかにしないところが市川
崑はやはり撮影所育ちの映画監督だということだと思う。それぞれ
の部署に確実な技術を持ったスタッフを配し、土台をしっかり作る。
それが日本映画の質を高めてきたのだ。
 その基礎は映画を撮り始めて45年、80歳に迫っても揺るがない。
こんな映画監督はもう出てこないのかもしれない。





□ ヒビコレリンク

 市川崑監督特集ページを準備中です。お待ちください。



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 もちろん市川崑です。着物に注目。

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posted by ヒビコレエイガ at 15:03| Comment(0) | TrackBack(0) | 日本1990年代 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする